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シャニマスの限定ガシャを11回連続で回し続けてしまった話

ようやく俺の生命を脅かす嵐がおさまった。俺(のフェザージュエル)にとって脅威であり続けた、限定ガシャの嵐がようやくおさまった。ようやく、自分の命の安全を確認できた。終わらない絶望にも、必ず終わりはある。朝日は必ず登る、明日はやってくると嵐のようなガシャ地獄から学んだ。

雷が鳴り響き、豪雨が矢のように降り注ぎ、風が俺の大切なもの(フェザージュエル)をさらっていく悪夢はようやく終わった。1回のガシャを11回連続で10連回したわけではない。11回の限定ガシャそれぞれ全て、ピックアップされたPSSRが出るまで回したのである。今までいくつもソシャゲをしてきたが、こんなこと初めてだ。

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2019年の後半から「シャニマスのガシャ周期がエグい」と言われていた気がする。「またアンティーカの限定かよ!」と言われていた頃だ。私は基本的に霧子しか引かなかったので、アンティーカ担当をかわいそうと思いつつも対岸の火事だった。しばらくして今度は自分が地獄を味わうとは思いも知らず。

・2018年:0枚
・2019年:5枚
・2020年:9枚
・2020年(8月末時点):11枚

セレチケや闇鍋ではない通常ガシャで引いた限定Pカードはこんな感じだ。18年はそもそも2枚しか限定が実装されてないので割愛。19年は限定が今ほど種類が多くなく、20年も欲しいカードは全て取れたので問題なかった。21年、8ヶ月経った時点ですでに11枚。例年に比べてペースが異常だ。以下それぞれ11節にわけて、地獄の日々を回想していく。くれぐれもみなさんはこんな風になってはいけない。

第1節:vs芹沢あさひ

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「空と青とアイツ」は持っておりスルーで良かったが、メイドもアニメーションも可愛いので引いた。これは建前で、本命はスペンサー甘奈である。

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vs芹沢あさひ、140連。ここで止まらず甘奈を引きにいったので、最終的には250連。スペンサーはセレチケで取れば良かったと後悔した。開幕節からいきなり大量の石を使ってしまい手痛いダメージ。だが、本当の地獄はここからである。

第2節:vs幽谷霧子

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「ねむらない水たちのための断章」ってタイトル、最近のガシャでも一番好きです。20年の正月霧子から1年以上経過しての実装。温泉霧子があったとはいえガシャ周期がおかしいので、霧子担当はキレていい。霧子は正月霧子から数えて2連続限定Pだが、知ったことではない。担当は絶対に引くのだ。

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vs幽谷霧子、150連で勝ち。前回の霧子は60連なので倍近く使っているが、天井の半分のコストなので良しとする。道中でサポートの冬優子も引けたのも大きい。前節のあさひと合わせて290連、この時点ですでに天井1回相当の石を使っている。アホである。

第3節:vs大崎甘奈

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5周目までは新しい周期はイルミネからはじまる法則だったので、6周目もイルミネから来ると思っていた。また、水着シーズンや年末年始を除いて、月の中旬は恒常が実装されることが多い。19年・20年のこの時期は恒常だったので、今回も恒常が来ると思っていた。

ガシャ画面を三度見ぐらいした。期間限定と書いてある。甘奈は担当なので、引かない理由がない。霧子と続いて限定なのはきついし、「お散歩サンライト」も去年のこの頃だったはずなのに、また同じ時期に限定Pが実装された。

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vs大崎甘奈、20連で快勝。相変わらず甘奈のコミュはクオリティが凄まじい。来年のセレチケで迷っている人は是非検討してください。

第4節:vs櫻木真乃

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SSR2倍だとつい引いちゃうのはよくある話。20年のあさひもそのノリで引いた。今回の真乃の衣装や髪型はとてもかわいいと思ったし、果穂のイラストも良さげだったので引くことに決定。

vs櫻木真乃、10連で歴代最速の勝利(画像は撮り忘れた)。ガシャタイトル通り、ひとひら(10連)で決め切れたのは良かった。2倍ガシャは担当だと絶対に出るまで引くし、SSR2倍のバフがかかってるので、22年のSSR2倍ガシャは担当になって欲しい。

第5節:vs浅倉透

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シティポップをとめる前に、この悪夢みたいな限定ガシャ連打をとめてくれよ!甘奈と真乃を合わせて30連だったものの、以前状況は好転せず。ここにきてようやく、4連続で限定引いていて例年に比べペースがやばいなと危機感を持ち始める

「途方もない午後」は持ってるので、2枚目の限定Pはスルーしてもよかった。あと、今回の私服のイラストがあまり魅力的に映らなかった。立ち絵の構図は面白いが、イラストが可愛い系よりかっこいい系だからだ。では引く予定はなかったのに引いてしまったのはなぜか。

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フェス衣装の生脚にやられてしまったのだ。「途方もない午後」の生脚も素晴らしかった(気持ち悪い)。浅倉透、罪な女である。サポートの愛依が強そうだったのと(絵も良かったし)、「シティポップをとめてくれ」のフォントも好みだった。

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vs浅倉透、210連で辛勝。担当でもないのにこれだけのジュエルを使ったのはなかなか手痛いというのが正直な気持ちだ。だが、生脚を見たかったので後悔はない。生脚、最高(気持ち悪い)。フェス衣装のヘアピンもかわいい。担当でもない浅倉透で210連削られたことについては、いまだに「このガシャはスルーすべきだった」と周りの人間から馬鹿にされる始末である。

第6節:vs有栖川夏葉

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きっちり5回の浅倉透までにコールドゲームで終えたかったよ、6回まで粘ってんじゃねぇよ限定ガシャ。だが、5節時点ではノーヒットノーラン(天井してない)は継続できている。夏葉、お前また限定なのか・・・。

直前に浅倉透のガシャで手痛いダメージを負ったことを真剣に後悔しだす。夏葉は、去年から続いて2連続でのP限定だ。最悪、来年のセレチケ候補にしてもいいかなと思ったが、アニメーションを見て「我慢できないわ、無理。夏葉可愛い、美人」となった。担当は引くんだ。

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vs有栖川夏葉、100連で無事勝利。去年のP夏葉は200連以上かかった辛勝だったので今回は比較的速攻で勝てた。重要な試合をきっちりとノーヒットノーランを達成できたのは大きい。流石に次のガシャは休めるだろうと思っていたが、地獄はまだまだ終わらない。

第7節:vs桑山千雪

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飛び込みたくはなかったよ、このガシャに。この戦いが一番生きた気がしなかった。このガシャは引くかどうか一番迷った。イベント周期で考えて、今年のブライダルはアルストロメリアだと思っていた。甘奈は3月に限定が出ているので除外、甜花かなと思っていたが千雪だった。

ブライダルに選定される感覚として、シャニPに好意を持っている素振りを頻繁に見せるキャラはまず選ばれない。甘奈は選ばれなかったし、凛世も選ばれなかったことからもそれは明らかだろう。では、どういうキャラが選ばれるか。それはシャニPへの好意がある「かもしれない」、グレーゾーンのキャラが選ばれる傾向にあると思う。夏葉やめぐるはまさにその典型だ。黎明期と比べると、そういう素振りが(甘奈などに比べて)落ち着いた千雪の選定は妥当だといえる。

桑山千雪は担当ではないが、シャニマスでも屈指の推しキャラである。「薄桃色にこんがらがって」はいまだに私の人生のバイブルの1冊だし、カルチャーに造詣が深く知的で、茶目っ気もある千雪がものすごく好きだからだ。それぐらい千雪には思い入れがある。

しかし、今回の衣装があまり好みでなかったのと、担当でもないのに限定をフルコンプし続けると「今までも全部持ってるから、これからもコンプしないと」と変なプライドを持ってしまうのがよくないと思って、ここで断ち切ろうと思った。

また、シーズの2周目が夏には来る、早ければ月末にくると思ったのも迷った要因の1つだ。ただでさえ過密日程だが、シーズの初回の限定は引きたかった。なので最終日まで迷いに迷って、すでに引いている友人にコミュのネタバレのない範囲でどんな感じか感想を聞いたりした。その結果・・・。

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vs桑山千雪、130連でまずまずの勝ち。道中SSRが全く出る気配がなく、直前の6連戦で天井しなかったので、途中から天井覚悟で半泣きになりながら回した。ここで天井していたらあとが相当苦しくなっていた。コミュを読んでフェス衣装をじっくりみた結果、引いたことに全く後悔してない。フェス衣装も可愛いし、やはり桑山千雪は最高だ。

第8節:vs七草にちか

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満を持してやってきた、良い意味で俺にとって今年一番の問題児、七草にちか。シーズの限定が夏にくることはわかっていたし、それは20年のノクチルをみれば明らかだ。W.I.N.G.を見終わってからずっと気になっていたキャラだし、引く検討をする価値は十分にあった。

あさひしかり透しかり、1枚目の限定Pカードは両方引いているので(2人とも可愛いからしょうがない)、弊プロダクションでは「追加ユニットの代表の一番最初の限定Pは引く」謎の(悪しき)風習が残っている

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出典:「ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風」 荒木飛呂彦著 集英社

(まだ)担当ではないのでスルーしても良かったが、俺の心の中にいるディアボロが「七草にちかから逃げるな、逃げればお前の誇りが失われるぞ」と騒ぎ立ててきたので、結局引くことにした。アニメーションでめっちゃいい表情をしているのも夏葉のとき同様、我慢できなくなった要因だ。

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結果、vs七草にちか、50連での快勝。コミュもアニメーションも魅力的で、相変わらずにちかの笑顔がめちゃくちゃ可愛いので引いて良かったと心から思う大満足の1枚だ。

第9節:vs風野灯織

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一夏(ひとなつ)と書いてあるが、機関銃みたいに限定飛ばしてくる夏は今年(2021年)だけにしてくれ。6周目灯織が限定なのはとうの昔にわかっていた。灯織だけ5周目までの時点で限定が1種だけで、最初の限定Pから2年以上経過していたからだ。だから灯織のために石をコツコツ貯めて準備してきた。

担当の限定Pは何がなんでも引く、まさに死闘である。vs風野灯織、110連でビッグゲームを無事勝ち切る。石の消費量は2年前の灯織の倍かかっている。9連続も引かされ続ける悪夢からようやく解放されたと思っていたが・・・。

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第10節:vs黛冬優子

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友達が「ふゆは来ぬ」と言って天井したスクショ貼ってたけど、そりゃそうだよ。夏だもん今、ふゆがくるわけないじゃん。まだ冬は来るのは早いはずなのに、なんで今年も夏に限定なんだ冬優子。流石にこれは予想していなかった。そろそろ冬の季節の限定Pを見てみたいものだ。

冬優子は20年の夏に限定で出されているし、あさひと冬優子が限定で愛依が恒常のパターンは2周目でやったので、4周目のストレイ限定Pはあさひだけと思っていた。まさか2周目と同じパターンになるとは。灯織の直後に冬優子を引かされるのはなかなかの地獄だ。だが引かなきゃ、だって冬優子は担当ですから。

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vs黛冬優子、80連にてビッグゲームの連戦を無事勝利。一年前の冬優子は30連だったので、今回は倍かかった。倍々ゲームになる法則でもあるのか、このゲーム。いい加減この悪夢が終わると思うじゃん?終わらないんだな、これが。

第11節:vs樋口円香

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お前まで限定なのかよ、円香!6周目、担当の6分の5が限定っておかしいだろ!5周目霧子も含めたら全員限定だよ、おかしいだろマジで。暑すぎてどうにかなってしまったのかこの運営。この前もログボで地獄みたいな選択迫ってきやがってよォ!

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選べるわけねぇだろ!4人全員担当ってどういうことだよ!3rdライブ東京day1のソロ曲ガシャで4分の3担当だったこと思い出したじゃねぇか!ちなみに、プレゼントセレクトは厳正なくじ引きで霧子に決まりました。気のせいか、左2人の冷たいように見える目と、右が不敵に笑ってるように見えたのがとても怖かったです・・・。

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ところで樋口円香といえば、昨年担当で唯一俺に天井させた女である。灯織や霧子・冬優子は素早く出てくれたのに、円香は出る気配すらなくそのまま天井。温泉霧子は3枚ダブった。限定円香に対するモチベーションは、手のかからなかった灯織や冬優子の比ではない。

円香は、担当の中で昨年唯一、俺に土をつけた女だ。敗北の味を”わからせて”くれた女であり、俺の無敗神話に傷をつけた女であり、高み(天井)へと導いてくれた女である。幸いにも、去年からギンコ・ビローバ以来1回も天井していない。このままいけば1年間天井しなかった無敗記録が継続される。今度こそ借りを返すべく絶対に天井以内に引き切る必要があった。これほど燃えるリベンジは、かつてなかったぜ。

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vs樋口円香、60連で勝ち切る。ギンコ・ビローバの呪縛を乗り越え、「このアカウントでは樋口円香は天井する」ジンクスも破壊できた。コミュも良かったし、大変満足である。担当の限定Pは何がなんでも勝つ、俺の辞書に敗北の二文字はない。

限定ガシャの嵐が過ぎ去って

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担当の5/6が限定って、普通じゃないだろ?6周目相当で計算してるが、霧子も含めたら全員限定といって差し支えない。そんなこと、普通ないと思うんだが・・・。2021年は異常な年だった。ガシャで引いたアイドルだけでサッカーチームを作れるぐらい連続で回したわけだが、長かった暗闇にようやく光が差し込んできた。

やっとガシャ地獄から解放されたが、油断はできない。この11連続のガシャで回したガシャ回数の合計は1170連で、消費したジュエルの合計は351000である。単純計算で天井約4回分。霧子→甘奈の2連続でもかなりしんどいのに、終盤の灯織→冬優子→円香の3連続は本当にキツかった。今年は疲れた、いい加減休んでもいいはずだ。

幸い今回は11連戦の道中にガシャに課金はしなかったものの(他の商品には課金したが)、この1170連を現金で払っていたらと思うとゾッとする。読者の人には、11回も連続で限定ガシャを回すなんてことはできるだけ避け、計画的で楽しいガシャライフを送っていただければと思う。

本記事で使用されているゲーム内画像、動画はすべて©︎BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
※一部出典を明記して漫画から引用

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