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大崎甘奈のG.R.A.D.について大勢の人が勘違いしていること[シャニマス]

甘奈のGRADをやり終えた後にインターネット眺めて感想文を漁っていたら、多くの人が当たり前のように呟いてる前提について違和感を持っていたことを思い出したので書いておきます。3ヶ月ぐらい前の話ですかね。

大勢の人が勘違いしていること

結論から簡潔に申します。


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初恋相手は男の子かどうかはわかりません。

国語の読解テストなら、男だと思っていた人たちは0点です。だってコミュの文章中にどこにも書かれていないのですから。それはただの妄想です。

 

もう一度「尻尾の先は♡」をよく読み直してみてください。

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どこにも書いてないですよね。

そうです。事実は1つで、甘奈の幼少期に振った振られたの話があり、甘奈がその子を好きになったということだけです。それ以上でもそれ以下でもありません。

このような解釈をしている人たちは、「女は男と付き合うもの」みたいなバイアスがかかっています。一方で、少数かもしれませんがその「当たり前の前提」に囚われなかった人たちもいたことでしょう。

少なくとも自分は、男の子ってイメージはそのとき浮かびませんでした。あのときはたまたまマジョリティの思考をたどらなかっただけです。「この女は何を急にいきなり初恋の話を始めているんだ?なぜそんな話を唐突にするのだ?」という????(クエスチョン)が強すぎたからです。相手がどんな外見なのかとか、そこまで想像に至らなかっただけです(想像力の欠如)。でもふと後になって、「あれこれって女の子かも・・・?」と思うようになったりして。

もう一度コミュを読んでみると、やはり相手側の性別については言及されてなかったんですよね。そのとき、次の2つのことを思いました。

大勢の人がバイアスに囚われている

その「気づき」を持ってインターネットに散らばっている感想文を眺めていました。あくまでインターネット(主にTwitter)の感想文を漁っていた当時の記憶では、相手側の性については「男の子」を前提につぶやいている人ばかりでした。自分がみた範囲では少なくとも、「相手が女の子である可能性」について言及してる人は見かけなかったです。

百合好きな人たちをたまたま捕捉できなかっただけかもしれないですが、百合が好きな人たちやジェンダーに敏感である人たちだと、この「当たり前の常識」を突破できたのではないでしょうか。自分も百合が好きなので、無意識下でその感覚がたまたま働いたのかもしれないですね。 

ジェンダーに配慮している可能性

昨今、ジェンダー論について言及されることが増えた気がします。時代の流れを汲み、ジェンダー的価値観に配慮・考慮してコミュが書かれているのかなとも思いました。シャニマスのデザインは繊細だと思っているのでゲームのシステムは大雑把、そういった配慮がされていても全然不思議じゃないと思います。単純にあやふやにぼかしている、あるいは書く必要がなかったから書かなかっただけの可能性も高いですけどね。

もちろん、事実は「性別について言及されていない」だけであって、男の子である可能性も十分あります。相手の子がもし振られた直後に

「でもきょうだいじゃけっこんはできないんだぜ〜」といじわるを言うような子であったなら、口調などから考えると「なんとなく男の子っぽいなぁ」とは思うのかもしれないですがそもそもそんな子を甘奈が好きになるとは思いませんが。

ただ、今回の相手の子の発言を読んでみると、

・姉を好きであることに何の違和感も持っていなさそう

・口調からおおらかな性格だと想像できそう

などとぼんやりと人格像が浮かんでくる気がします。「尻尾の先は♡」を読み直した時、「これって男の子でも女の子でもどっちとも取れる口調だなぁ」って思ったりしたのを覚えています。

また、そのままの甘奈を好きになったのはもちろんのこと、色眼鏡とか世間一般の常識というバイアスにもかかっていなさそうです。もちろん、年齢が年齢なので純真無垢であるということゆえなのでしょうけどね。

甘奈の純心な心

なぜここまで相手側が女の子(または男女以外)である可能性について言及しているかというと、百合がみたいからとかそういう話ではありません。

甘奈も、そういった純粋さを持っている人間だと思っているからです。多分、甘奈も相手が男の子だろうが女の子だろうが関係なく、「そのまま」を視て好きになる人間なのではないかなって思いました。これは多分、甘奈を担当しているプレイヤーの方ならわかってくれるのではないかと思います。甘奈は、天真爛漫で誰にでも優しいですよね。色眼鏡で人を見る子ではないはずです。「そのままの甘奈を認めてくれたから」って言ってる当の本人が、そのままの相手をみないはずがないです。

まとめ

人間は無意識のうちにバイアスにかかっているのだなと改めて感じました。甘奈の初恋相手の子や甘奈のように、純粋な目で物事・人・世界を見れるようになりたいなと思いました。「男の子以外の可能性もある」という気づきからの論理展開のなかにはこじつけもあったかもしれないです。

結局のところ相手の子の性別はわからないですし、ジェンダーに配慮したのかもわからないですが、いろんな角度から見ることができたかなと思います。甘奈の性格についてはまたの機会にじっくり書ければなと思います。

本記事で使用されている画像はすべて©︎BANDAI NAMCO Entertainment Inc.


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