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【3月号】オレたち『泥水すすり隊!』

2020年1月、EXIT・兼近プロデュースによって結成されたユニット“泥水すすり隊”のブラゴーリ、ネイチャーバーガー、まんぷくユナイテッドを直撃! ユニットに懸ける熱い思いを語ってもらった。

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――結成の経緯を教えてください。

三浦:僕ら(ネイチャーバーガー)とブラゴーリさんはライブを一緒にやっていて、その頃から若手で劇場を盛り上げたいねってよく話してたんです。けど、どうしていいかわからなくて兼近さんに相談したら、いろいろとアドバイスをくださって。

塚田:最初は5対5の対決形式でやろうとしてたんです。けど、兼近さんから仲良しユニットにしたほうがいいし、組数も多すぎると言われて。

三浦:で、似ている3組を集めたんです。

松下:誘われた僕らはこんなにデカいプロジェクトだと思ってなかったので、正直びっくりしてますけどね。

――1月に開催された『EXIT兼近プロデュース:無題~背水の陣~』でユニット結成発表後、早速、大きな反響があったそうですね。

三浦:リアルに以前との違いを感じられるのは、SNSですね。今までだとTwitterのいいね!って5~10ついたらいいほうだったんですけど、ユニット結成後は常に200以上になりまして。

松下:携帯電話を開けば通知が来てるから……。

塚田:ちょっと緊張するよね(笑)

狩野:リプライも増えませんでした?

笹本:増えた! それまでは来たことすらなかったし、奇跡が起きて1つもらえばよかったくらいだったけど、今は30くらいもらえるようになりました。

狩野:僕らがこういう格好をしているのは、兼近さんが好きなモバゲーのアバターをイメージしているから。応援してくれるファンを“浄水ちゃん”って名付けてるんですけど、浄水ちゃんからいただいた服は着てもいいことになっていて、アバターを育てるような感覚で僕らを応援してもらおうっていうことなんですよね。

塚田:一番の目標は、芸人の仕事だけでご飯が食べられるようになることなんで、最初のライブで全員、バイトを辞めました。生活面で不安はありますけど、ネタにはすごく集中できていて。

三浦:神保町よしもと漫才劇場の毎日1位を決めるバトルライブで、3組とも1位を取ることができたんです。

松下:ただ、この前、兼近さんが1人のインスタライブで活動はやっても1~2年。誰も売れなかったら解散だって言ってたのを聞いたんですけど……。

三浦:僕らがちゃんと売れたら、入れ替えシステムで新しいコンビが入ってくるらしいね。

鈴木:えっ、どうしたらいいの? オレたち。

塚田:とにかく頑張らなきゃ、ってことだよね。売れて卒業して、どんどん若手を活性させるためにやってるんだから!!

――それぞれのいいところ、悪いところを教えてください!

三浦:ファンを魅了する力がいちばん長けてるのは、松下。今までチャラついた後輩やなくらいに思ってたんですけど(笑)、一緒に活動するようになって頼りになることがわかりました。

笹本:僕らとブラゴーリさん、マジで人気なかったですからね。

塚田:松下がいなかったら、このユニットはかなり危険でした。僕ら2組にないものを持ってます。

松下:狩野も、ほかの5人にない角度の発想を持っていませんか? 誰も想像しなかったことを言えるというか。

三浦:真面目で、いちばんピュア。

塚田:いちばん熱くなれる人だよね。で、大ちゃん(鈴木)は……だらしない! 物忘れが激しかったり、提出物が遅かったり、スケジュールの確認ミスをしてしまったり、来るはずのところに来なかったり……。

三浦:大ちゃんと狩野はようぶつかってるよな?

鈴木:僕、怖いんですよねぇ、狩野くんが

松下:狩野はたしかに怒りすぎなところはありますけど、大ちゃんがヤバくてみんながイラッとしてる思いを言語化できるところはいいと思うんですよね。

狩野:僕、熱くなりすぎちゃうんですよね。ただ、大ちゃんはいろんな粗相をしてるのに嫌われないところがすごい!

松下:ブラゴーリさんって2人とも、愛嬌がありますよね?

笹本:あるある。塚田さんは適当そうに見えるけど、本当は真面目でしっかりしてるもんね。

鈴木:三浦はこの中でいちばんのしっかり者。ユニットの軸になってくれる真のリーダーですね。

松下:レスポンスもめちゃくちゃ早いですしね

塚田:笹本は芯があるところがいい。お客さんに注目されるようになると、良い意味でも悪い意味でも影響を受けるというか。

松下:ちょっと媚びたりしてしまうものなんですけどね?

塚田:そう! だけど、こいつはブレない。そこがいい。

狩野:いちばんの爆発力を持ってるのも笹本さんですよね。先輩がたくさんいるところに放り込まれても、大きな笑いをとることができる。そういうところを、僕らが引き出せるようになれたらいいですね。

――ユニットとしての今後の目標は? 

三浦:兼近さんが僕らのために仕事を取ってきてくださったおかげで、3月からはユニットでの活動も増えそうです。コンビとしてもそれぞれ頑張りますけど、6人で売れていこうっていう気持ちが強くあるので、拠点となる神保町マンゲキをこの6人で満員にできれば。

笹本:で、拠点以外の劇場も回れるようになれたらいいですね。

塚田:∞ホールでのライブも満員にしたい。全劇場、そして僕らが東京吉本を盛り上げます!


図1


泥水すすり隊メンバー

ブラゴーリ>
塚田裕輝と鈴木大介により、2014年にコンビ結成。NSC東京20期生。学生時代の先輩と後輩という関係性。舞台を動き回る威勢のいいコント漫才で現在、神保町よしもと漫才劇場を中心に活動中。

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[左]塚田 裕輝
◆担当カラー:黄色
◆趣味:野球、マイナースポーツ
◆特技:塚田しりとり、太陽のように場を明るくする

[右]鈴木 大介
◆担当カラー:緑
◆趣味:バスケット、ゲーム、読書、カフェ巡り
◆特技:バランスボールを回転させてペットボトルの蓋を取る 
<兼近’S VOICE>
塚田:肩
鈴木:なんでもできるハイパー男


ネイチャーバーガー
三浦リョースケと笹本はやてにより、2015年にコンビ結成。NSC東京21期生。三浦を指しながら独特なテンポでキレまくる笹本のツッコミが特徴的な漫才を披露。現在、神保町よしもと漫才劇場を中心に活動中。

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[左]三浦 リョースケ
◆担当カラー:紫
◆趣味:ロックバンド鑑賞
◆特技:バレーボール、ベース(練習中)

[右]笹本 はやて
◆担当カラー:オレンジ
◆趣味:サウナ
◆特技:相手の核心を突く秘技「ディープ」ネタを見ていただければ意味がわかります
<兼近’S VOICE>
三浦:バンド、バレーボール、熟女と多趣味で、物事を俯瞰で捉えられる真面目男子
笹本:魂


まんぷくユナイテッド
松下遼太郎と狩野大により、2016年にコンビ結成。NSC東京22期生。松下による女の子のキュンとする話にテンションの上がった狩野が急に「ファイヤー!」と絶叫する漫才が人気。現在、神保町よしもと漫才劇場を中心に活動中。

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[左]松下 遼太郎
◆担当カラー:青
◆趣味:ギター(最近)
◆特技:人力車の車夫のものまね

[右]狩野 大
◆担当カラー:赤
◆趣味:ラーメン二郎めぐり
◆特技:年齢を教えてもらえれば、その年齢のツタヤあるあるが言える
<兼近’S VOICE>
松下:しっかり物ごとに取り組んでいます
狩野:愛情をしっかり受けて育っている人に厳しく、自分に優しい面あり



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ライター/高本亜紀 撮影/藤澤孝代

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