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タロットカード愛を語る〜Dr.ハインリッヒ彩・前編〜

双子の姉、彩と妹の幸による漫才コンビ、Dr.ハインリッヒ。
宇宙の法則からなる高波動の漫才は、見る者を異空間へといざない、癖になる後味と摩訶不思議な余韻を残す。
タロット占いをしていることは公言していなかった彩。
YouTube配信が決まったのは“高波動”の賜物だったと話す。

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—彩がタロットカードに出会ったのは2003年。占い雑誌の付録についていた鏡リュウジ監修のタロットカードと解説書を初めて手に取った。

タロットってこんな感じなんやって思って。カードの意味も詳しく書いてあって、全然知らなくてもできるというか、面白いなと思ってやってみたのがきっかけです。

それからしょっちゅうやっているわけではないですが、節目節目で思い出しては、「そうや、そうや、タロットや」と思って、占っていました。
そのカードと解説書は今でも持っていて、解釈は全部、頭の中に入っています。カードももうボロボロになったので、『マンゲキチャンネル』の占いはこのカードではいかんと思って、新しく買いました。

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—タロットに出会って18年、彩は独学でカードの意味を覚えていった。『マンゲキチャンネル』での占い動画が好評だと伝えると、「芸風に合っているからだと思う」と笑った。

多分、我々が元々持っている世界観と、タロット占いが合っているのだと思います。それでみんなが喜んでくださるのではないでしょうか。
カードって占う状況や人によって出方がが全然、違うんですよ。1人で真剣にやっている時と、映像を撮りながら芸人を占っている時でも、カードの出方が違ってきて。

「これ出したらちょっと面白いこと言えるでしょう?」ってカードの方が分かって出てくる感じがします。『マンゲキチャンネル』で(丸亀じゃんご)安場が抱える水道の問題を占った時、真っ先に「業者を呼びなさい」というカードが出てきましたが、あれもカードの方からちょうどよく飛び出してきてくれました。あのカードは「職人さんと話している」という絵面のものでした。

—ところで、タロットカード以外にも占いの勉強はしているのだろうか?

占いというよりか、やっぱり宇宙の法則ですよね。引き寄せの法則とか。占いは統計学でもあって。本当にすごい占い師は、自分の能力と統計学の両方を使っているんです。統計学だけの人もいますけど、それでは楽しくないというか、やっぱり自分のスペシャルな能力、サイキックな能力を持っている人の占いの方が、見ていて楽しいです。

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—Dr.ハインリッヒのファンにはおなじみの「宇宙の法則」。いわゆる「高波動」が『マンゲキチャンネル』での占い動画を引き寄せたと彩は続ける。

タロットの勉強を始めてからも、とにかく波動を上げています。高波動です。「タロットしてください」という動画撮影の依頼も、この『月刊芸人』のインタビューもそうですが、波動の賜物ですからね。タロットをしていることは、実は全然人に言っていなかったんですよ。そういえば公表してへんかったと思って。

去年の春に日本中で自粛要請が出て、みんな家にいたじゃないですか。その時に暇やったのでめっちゃタロットの動画を見てたんですよ。久しぶりに勉強しようかと思って。そしたら、そのうちに「やりませんか」という話が来た。これは自分の波動が動かしたという感じがします(笑)。

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—そして、占いにも場の波動が大きく影響するという。

『マンゲキチャンネル』の動画も、面白くできてめちゃくちゃ楽しかったですね。あれは漫才劇場で撮っていますから、やっぱり面白い映像を仕上げたいというみんなの意識の塊があるんですよね。

すでに収録しているもので、ガチの占いのようにしたんです。照明も暗くするとか、スタッフさんが世界観をより強くしてくださって。
占う内容も真剣だったので、めちゃくちゃシビアなカードが出ていましたね。安場の時のような楽しいだけじゃなくて、その時はちょっと疲れる感じでもありました。

To be continued


■Dr.ハインリッヒ プロフィール
山内幸山内彩のコンビ。2004年結成。
幸の趣味は美術館賞。彩の趣味はホルン。

Dr.ハインリッヒINFO

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ライター/岩本和子
撮影/月刊芸人編集部

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