見出し画像

マンゲキ芸人座談会~ジュースごくごく倶楽部〜Vol.1

はじめまして、ジュースごくごく倶楽部です!

ギターの辻クラシック(ニッポンの社長・辻)
ベースの堂前タオル(ロングコートダディ・堂前)
ドラムのポイズン反町(シカゴ実業・山本プロ野球)
ボーカルのジンジャーエール阪本(マユリカ・阪本)
キーボードのあたし(滝音・さすけ)
ボーカル&ギターのエナジーなつみ(ねこ屋敷・河野)からなる
6人組パーティーロックバンド、ジュースごくごく倶楽部が月刊芸人KANSAIに初登場。6月には主催の対バン企画では超能力戦士ドリアンと「~ジュースごくごく倶楽部の対バン~『超能力ジュースごくリアン』」を開催、ロックシーンにじわじわとその名を知らしめている彼らを4週にわたって紹介します! 第1回はメンバーコンプリートまでの軌跡をお届けします。

画像1

――最初に、メンバーはどのようにして集まったんですか?

あたし:まずオープニングメンバーは、この2人(辻・堂前)だけ?

辻クラシック(以下、辻):そうやな、元は。一応結成というか、バンドやりたいから、僕がギターを一応やっていたのを知ってはったんで、「お前ギターで、俺ベースやったことないけどベースやるわ」って楽器屋に買いに行くところからついて行って。で、8万ぐらいのやつを買おうとしてはったけど、やっぱちゃうわっつって5万ぐらいのを買いました(笑)。僕はそこで「……やる気あるんかな?」ってちょっとショックやった。全然8万のでええのに。

堂前タオル(以下、堂前):デザインとかの問題やから。

辻:8万でも安いのにと思って。それが2019年ぐらいかな。

ポイズン反町(以下、ポイズン):結構前ちゃう?

堂前:そうか、買ったの自体はそうか。

画像2

ジンジャーエール阪本(以下、阪本):初めてスタジオに入るよりもっと前に買ったってことですか?

堂前:買ってから大分期間があったような気がする。

辻:俺がスタジオに入ろうって言いだしたのは、『キングオブコント』準々で負けてからやから19年。

あたし:19年の9月やね。

辻:負けたし、バンドやるしかない。

あたし:お笑い頑張ろうや。

ポイズン:翌年決勝行っとるわ。

画像4

――それからメンバーを増やしていって。

辻:阪本はもう誘おうと。阪本しかおらんなって感じやったので。なんやろ、お笑いの替え歌大喜利の時とかの歌を聞いて阪本しかおらんなって。

阪本:(得意げな表情)

堂前:その雰囲気は(ICレコーダーに)録音されへんから。

辻:あとは、誰も誘ってないのに山本さんとさすけは勝手に楽器を練習して入ってきました(笑)。

ポイズン:そうですね。ドラムがいないって話だったので、「電子ドラムを明日買うから入れてくれ」って言って入りました。

辻:その状態で1回ライブに出たんですよ。吉本のスケジュールをオフ取って、普通に対バンのブッキングライブに勝手にエントリーして。

あたし:5組ぐらい出てた。

辻:お客さん呼ばずに、自腹でエントリー費だけ払って、赤字が出て。トップバッターで。その時にさすけが観に来てて。

あたし:そうすね……。お客さんというか、まあ……。

堂前:偶然やったっけ? あれ。

あたし:それ、運命すごすぎるやろ!

堂前:よさそうなイベントやってるやんって。

あたし:すごい運命的やな。

辻:研修生みたいな感じで。

ポイズン:変なヤツ入ってきとったな。

あたし:見学にというか。ビスケットブラザーズのきんさんと2人で。

画像5

――きんさんは入りたいとはならなかった?

辻:きんちゃんは入りたいという感じではなかったです。友達として、興味で見に来てた。

あたし:その時から良いって言ってたもんね、きんさん。むっちゃいいなぁって。

辻:まあ、もっとひどいのを想像してたと思うから。それでもう1回ライブして。

堂前:ベアーズでね。

辻:で、さすけが入って、そこからコロナでライブできへんってなって、もう半年くらい、リモートで練習だけしてて。

あたし:ツイッターとかにだけ上げてね。リモートで録って。

辻:それで、河野ええなみたいな感じで阪本としゃべってたな?

阪本:はい。ねこ屋敷の歌ネタの感じとか、うまいのは分かってたので。

――それでお声をかけて。

辻:そうですね。でもその時はあんまりしゃべってなかったです。

阪本:そうです。

エナジーなつみ(以下、なつみ):全く何も、挨拶くらいです。

辻:挨拶もほんまこう(節目がちに会釈)。目ぇ合ったことなかったな。

阪本:はい。

――全く会話もない状態でスカウトされて。

なつみ:はい。そうですね、うれしいというか……確かにそうですね……不信感じゃないですけど……(笑)。なんか疑心暗鬼というか、なんで誘っていただいたんやろうって。
突然阪本さんからLINEが来て、「バンドやる、か、から、は、入れへん?」みたいな。

画像6

阪本:文章やろ、これ。なんでそんな言い方なん。

――お返事はどのぐらいで返したんですか? すぐに? それともちょっと考えて?

阪本:いや、むっちゃすぐ返ってきて、しかも「ぜひやりたいです!!」みたいな。

辻:それ、歌で送ってきててんな?

阪本:「ぜひやりたいですぅ~♪」みたいな歌で返してきました。

――ギターは元々されていたんですよね。

なつみ:そうですね、はい、してました。

あたし:なっちゃん入ったんは……。

辻:いつぐらいやろ。

堂前:でもばちーん!って入った日ってそんな決まってなくない?

阪本:初めてスタジオに来た日とか……。

ポイズン:覚えてるんちゃうん? その記念日。

なつみ:記念日は……去年の11月の後半にスタジオに一緒に入ったので。

あたし:そんなもんか。半年くらいか。

なつみ:1回ご飯食べるからおいでみたいなことがあって。もう先に行ってはって、私が遅れて行ったんですけど、やっぱこのメンツじゃないですか。ちょっとフリップとペン持っていった方がいいんかなと思って。どうしようと思って。

あたし:お笑いの集まりと思って。

ポイズン:激痛集団やん。

――バンド名がついたのはどのタイミングだったんですか?

あたし:それはオープニングから。

堂前:さすけ前。

あたし:もう「ジュースごくごく倶楽部」っつってたよね。僕が行ったライブの時にはそうですね。

辻:バンド名は、時系列がむちゃくちゃになるんですけど、みんなが入る前にメンバーがいて、その人は抜けちゃったんですけど、その人に考えてもらって、そのまま。バンド名の意味はないと思います。

ポイズン:語感の響きとか。

堂前:楽しそうな感じ。

辻:2つぐらい候補が出て、こっちやなって。もう1つは忘れました。

――皆さん、それぞれバンドのメンバー名もあって。

辻:僕とポイさん(ポイズン反町)と堂前さんはピン芸人時代の名前みたいな。で、ジンジャーエール阪本とエナジーなつみはバンドで生まれた名前。

阪本:そうですね。僕は「ジンジャーエール阪本」。

辻:ボーカル二人はドリンクの名前。こいつ(なつみ)がほんま、500mlのエナジードリンクを毎回飲むんですよ。スタジオ入る前に。

ポイズン:とんでもない量。

河野:最初の方は飲んでました。緊張するんで、はい。

辻:バキバキで。で、さすけだけ「あたし」。ピン芸人の時ないもんな?

あたし:ピン芸人の時、まあまあ確かにないんで……。

阪本:ライブでは、メンバー紹介の時にバンドメンバーの名前で呼んでます。

辻:最初、さすけだけ「さすけ」って言った時あったよな?

画像7

阪本:あ、第1回だけなんかミスって「さすけ」って言っちゃった。大体はまあ、最初にメンバー名を言ってますね。

辻:堂前さんは「堂前さん」。

堂前:「堂前さん」って言ってるよ。

阪本:ああ、そうか、「堂前タオル」とは言ってないですね。

あたし:「辻さん」って言うてるしね。

阪本:「辻さん」って言ってないです。

辻:で、バンドのコンセプトが、僕らのいとこが来てるっていう……。

あたし:なんでちょっと遠いん? いとこってあんまり似てないで。

辻:ほんまは僕らのいとこがメンバーで、大体、ライブに来れへんくて、本人らが来てるっていう設定。

ポイズン:ややこしいな。

辻:それぞれいとこの代役で来てるっていうコンセプトです。

――リーダーはどなたになるんですか?

辻:リーダーは河野っすね。

なつみ:今初めて聞きました。

ポイズン:リーダー不在やったんですよ。

堂前:また誰か入ってきたらそいつがリーダーになる。

ポイズン:新人がリーダーをやる。

辻:プロ野球でも若いうちからキャプテンやらせてちょっと成長させるみたいなのあるじゃないですか。あれです。

画像3

次回は音楽やステージパフォーマンスについて語ってもらいます!

to be continued


■ジュースごくごく倶楽部
ギターの辻クラシック(ニッポンの社長・辻)、ベースの堂前タオル(ロングコートダディ・堂前)、ドラムのポイズン反町(シカゴ実業・山本プロ野球)、ボーカルのジンジャーエール阪本(マユリカ・阪本)、キーボードのあたし(滝音・さすけ)、そしてボーカル&ギターのエナジーなつみ(ねこ屋敷・河野)からなる6人組パーティーロックバンド。

ジュースごくごく倶楽部INFO


====
取材・構成/岩本和子
撮影/ポートワシントン・笠谷


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?