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やさしいズタイの『コントの話』 だーりんず小田×男ブラ平井×空気階段かたまり編「キングオブコント」前夜の語らい

やさしいズ・タイが、コント師と共に語り合う対談企画『ここだけのコントの話をしましょう』。第5回は、だーりんず・小田祐一郎空気階段・水川かたまり男性ブランコ・平井まさあきとのトークが実現した。

6月29日に開催されるやさしいズ主催のコントライブ『ごめん、赤坂に忘れ物してきたから取りに行ってくる』に出演する彼ら。そもそも本公演の目的は、毎年、コント師が命を削りながら挑む『キングオブコント』で優勝するためだ。予選が始まる目前ということもあって、芸人もお笑いファンも“そわそわ”している時期だろう。彼らはいま、どんな胸中なのだろうか。詳しく聞いた。


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芸人が語る「正解コント」

※インタビュー前、『キングオブコント』決勝メンバーだけに配られるファイナリストTシャツで現れ、爆笑をかっさらった小田。

タイ:写真楽しみだなぁ(笑)。

ーー(笑)。他事務所の先輩である小田さん、同期の平井さん、後輩のかたまりさんと、今回も精鋭が揃いました。

タイ:だーりんずさんはライブのゲストにずっと呼びたかったんですよ。小田さんとは、賞レースについては話すけど、コントの作り方とかがっつり喋ったことがなかったので呼ばせていただきました。平井とかたまりはとは、いつもはしゃぎすぎて、コントの話を全然してない(笑)。

小田:はしゃぎそうに見えない3人だけどね。

タイ:意外なんですけど、裏では、平井とかたまりが一番はしゃぐんですよ。


ーー小田さんは今回の対談に呼ばれた時、どう思われましたか?

小田:初めてルミネtheよしもとに出させてもらったのもタイのイベントでしたし、ちょくちょく呼んでくれて、めちゃくちゃありがたいですね。


ーーだーりんずさんのネタは、やはり安定感がある印象なんですか?

タイ:そうですね。あとは正解コントを持っているんで。

平井:どんなネタなんですか?

タイ:『取調べ』とか『万引き』とか、コントでよくあるシチュエーションっていっぱいあるじゃん。でも、“これが正解なんじゃないか”っていうコントがいくつかあると思うのよ。だーりんずさんは、その中で『面接』の正解コントを持ってらっしゃる。


かたまり:あれは正解ですね。

タイ:だからもう面接ネタしたくないですもん。

平井:確かにあれ以来、面接のコント見てないですね(笑)。

小田:だーりんずが出してしまったから、この先やる人いないよね。やっているヤツいたらだいぶイタいよ。


ーー(笑)。

タイ:いつも2人で設定を出しあってコントを作るんですか?

小田:そうだね。ただ設定は俺が出すことが多いんだけど、言ったことを裏とってひどい目に遭わせるっていうのが好きだから……。そういうのを考えているときに思いついたね。


ーー正解コントってほかにもありそうですね。

タイ:『万引き』の正解コントはロッチさんの『店長さん弁当』(『キングオブコント2010』で披露)ネタじゃないかなって思います。

小田:あれは正解だね。

かたまり:やさしいズさんの『追試』も正解だと思います。

タイ:あれは正解だねー(笑)。確かに思いついた時、3、4年目くらいなんですけど「(『キングオブコント』の)準決確実だな」って言いましたもん。

小田:だせぇ(笑)。でもあのネタは、今やっているような不良コントができる前だもんね。

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空気階段の珠玉のコントに潜むワード

ーー平井さんはいかがですか?

平井:作る時に“これ絶対ウケるやろ”っていうコントって絶対スベるんですよ。だから、自分の感覚を信用していないです。

タイ:あれだけ単独ライブを打って、どういう感情でやってんの?

平井:とにかくたくさん作るマシンガン戦法。どれか当たればいいやって。

タイ:じゃあ作っているときは、“ウケないかも”って思って作ってるの?

平井:自分では面白いとは思うんですけど、ウケるかどうかわからないっていう。

小田:毎回、半信半疑で単独に突入するのはむちゃくちゃストレスだな(笑)。


ーーかたまりさんはいかがですか? 相方の鈴木もぐらさんとつい笑いあっちゃうようなことはありますか?

かたまり:ありますけど、そういうときはだいたい下ネタなんで(笑)。でも、『電車』のネタは、最初書いた時“絶対にウケるな”とは思いました。

タイ:『電車』も正解コントだもんね。

かたまり:『キングオブコント』の準決勝でやったんですけど、一箇所「ファックユー」っていう台詞があったんですよ。終わったあと、小田さんから「『ファックユー』はダメだよ」って言われました(笑)。

小田:(笑)。そのネタがめちゃくちゃ良かったからさ。そこまで思想もなく(台詞を)入れていたから、そんなので減点対象になるの勿体なさすぎると思って。

かたまり:結局、そのコントで大会は落ちたんですけど、その後やるときは「ファックユー」は削りました。

小田:当たり前なんだよ!

平井:なんで1回、候補に挙がったんや(笑)。

小田:空気階段の『キングオブコント2018』準決勝2本はエグかった。(決勝に)いってもおかしくなかったもん。

かたまり:あれはウケましたね。いったと思いました。

小田:「ファックユー」って言ったのあの年だよね? だから落ちたんだよ!

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ーー(笑)。コンプライアンスなどもあって、劇場でできるネタと賞レースやテレビでできるネタが、少し変わってきているような気がします。

タイ:“この表現どうだろう”とか、最近めちゃくちゃありません? 僕はけっこう排除して作っていますかね。結局、劇場だからいいってなっても、みんなに見てもらうためには(コンプライアンスに引っかかるなどの)台詞を抜かなきゃいけなくなるから、最初からどこでもいける感じにします。劇場だったらOKレベルのことだったら、アドリブで入れるようにしていますね。

小田:僕は、もともと激しい言葉をネタで使わないので、そんなに気にはしないですけど、ただ『キングオブコント2016』で「童貞」を連呼して、スベリ散らかしたので、説得力はないかもしれない(笑)。

平井:僕も一緒かもしれないです。下ネタめっちゃ好きですし、言われたら笑いますけど、経験上、そんなに知識が豊かではないので、使わないですかね。強い言葉も使いたくはなっちゃいますけど、僕らはメガネ2人ですし、柄に合わないので、“無理しているな”って思われるのかなって。でも、空気階段はルックスがちょうどいいよな。もぐらはあの感じやし、かたまりは目がイッてるからさ。

かたまり:誰が言ってんだよ! 

平井:(笑)。

小田:(ネタ中)もぐらがエッジ効いたこと言う時は「俺みたいな社会不適合者がよ……」って自分に対して言うからね。

かたまり:そうです。それは多いですね。

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芸人がしのぎを削るあの大会が近づく…

ーー(インタビュー時)『キングオブコント』予選が目前です。今大会では、即席ユニットも出場可能となっています。気になるものですか?

小田:即席ユニットは、大会に出場したことがないからさ、喫煙所の場所とか分かんないわけじゃん。教えないようにしようぜ。

かたまり:本当にみんなで「即席ユニットで出るのは寒い」っていう空気を出していきたいです。


ーー(笑)。

タイ:本音を言うと、ニュースを聞いたときに“いいじゃん”とは思いました。大会が盛り上がって、知ってくれる人が増えて、いっぱい観てくれた方が、自分たちが優勝した時にラッキーじゃないですか。


ーー予選も目前で調整の時期ではないでしょうか。

平井:どれくらいのお客さんのウケで、ネタを直していきますか? たとえば、ひとつのライブでウケたけど、もうひとつのライブでスベると、(ボケなど)とっちゃいますか? 

タイ:よほど好きじゃなかったらとっちゃう。“これは入れたい”っていうヤツは、もう1回試すけど、そういうときは、だいたいスベっちゃう(笑)。

小田:俺はスベっても3回は試す。「あと2回やらせて!」って。

かたまり:僕も結構とっちゃいますけど、“これは!”というものは、希望をこめて、入れちゃいますね。

平井:僕もとっちゃうんですけど、どこで判断していいか分からないんですよね。とりすぎると、最初の衝動がなくなっているみたいな気がして、寂しい感じがするというか。

小田:あとあと考えると“あのセリフはウケやしなかったけど、あれが後のボケへのフリになっていたんじゃないか”って思う時あるよね。でも、自分では、このくだりが20秒先のボケに効いていて……っていう理論的な判断はできない。

タイ:ありますよねー。

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ーー昨年からコロナ禍での予選をしいられていますが、戦い方やネタの作り方などに変化はありますか?

タイ:前も今も勝つためにやっているんですけど、ちょっとだけ“人生を楽しむために”っていうマインドが入ってきていますね。前はスパルタすぎたので、大会を楽しむほうがいいんじゃないかって。スタンスはもちろん変わらないんですけど、エッセンスとして、コント自体を楽しもうって。

小田:そうなると、変わるものなの?

タイ:設定を考えるときも、前は賞レースが頭にあったんですけど、今は“っぽくないけども、これでいっちゃうか”っていう感じで作るようになりました。


ーー通常の寄席でも、満席ではない場合もあり、反応が分かりにくいのかもしれないですね。

小田:吉本勢はやっぱりいいですよ。ルミネ、ヨシモト∞ホール……。お客さんがいるのは違いますよ。

3人:確かに。

小田:BEACH V(びーちぶ ※だーりんずが所属するSMAの常設劇場)はゼロですから。ライブが全部なくなっているので、僕らは地下格闘場みたいなライブでネタを試している。

タイ:びーちぶは重力が違うので、(だーりんずは)対等、もしくはそれ以上に仕上がっていますよ。

小田:頼みのびーちぶが1年半閉鎖されているからね。配信をやっているライブもあるんですけど、お客さんを入れてないので、非常にまずいです。

タイ:びーちぶは、賞レースのひとつの通過点というか。あそこでウケたら100%みたいな。ウケたら確定演出ですよ。


ーー空気階段さんはいかがですか?

かたまり:コロナとかは関係なしに、去年決勝でやったネタは8月にできたネタだったんですよ。芸歴重ねると、何となく、“これくらいライブをすればある程度ネタが完成するだろうな”というものが短くなってきているので、ギリギリまで新ネタを作る感じにはなっています。


ーー男性ブランコさんも模索している最中ですか?

平井:この中で、僕らだけ決勝にいってないんですけど、芸歴11年目で準決勝に行けたのが、去年で2回目なんですよ。調整のやり方が分からないですね。どうしたらいいですかね(笑)?

タイ:僕とかたまりの中では、確実に男性ブランコが決勝にいくと思っています。

かたまり:これは確実です。

タイ:ただ、決勝に行って、確実に僕らと一緒の最下位をとります! (やさしいズ、空気階段ともに最下位を経験)

一同爆笑

タイ:準決勝でめちゃくちゃウケて、トップ通過で決勝に行って、本番は最下位。

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ーー(笑)。ほかの3人の方は決勝を経験して、考え方や景色は変わりましたか?

タイ:まず生活が変わりました。それまで給料が3万円くらいで、3人6畳で生活していたんですよ。2人が通る通路に布団を敷いて寝ていたのが、そこから1人暮らしをして、バイトせずに生活できるようになったのは大きいですね。

小田:僕らは2回(2016、2018年)決勝にいきましたけど、両方8位でしたし、何も分かってはいないんですけどね。でも、準決勝でウケそうなことと、決勝でウケそうな差は何となく分かってきたので、作っている時から、多少はどっちにも対応できるように考えたりはしていますね。何なら“このネタで決勝いったら、本番ではこう言い直そう”とか思って作る時もあります。

かたまり:(決勝に行くと)めっちゃ優勝したくなりますね。行く前は“決勝に行きたい”っていう気持ちが強いんですけど、人が目の前で1,000万円をもらっているのを見ると、“1,000万円ほしいな”っていう。

大会に出ている時って、“これ勝ったら1,000万円だ”って忘れちゃって、ゴールデンの大きい番組でネタができる喜びが勝っちゃうんですよ。闘争本能みたいなものが失われていたんですけど、よく考えたら、これに勝てば日本一だし、1,000万円だし、っていうの気持ちが強くなりましたね。

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なぜ、自信のネタがウケなかった?

ーーこの場だからこそお互いに聞いてみたい悩みや、疑問などありますか?

平井:去年、久々に準決勝いけたとき、準々決勝でやってウケたネタと、もう1本違うネタを持っていったんですけど(準決勝はネタを2本披露)、準々決勝でウケたネタがあんまりやったんですよ……。これは、何の定理ですか(笑)?

小田:あんまり聞かないパターンだね。

平井:新しくやったヤツの方がウケがよくて。

タイ:準々決勝でやったネタって何?

平井:『赤い実はじけた』やね。少し走るシーンがあるんですけど。

タイ:あー。あれは、(走る際の)廊下のストロークが伸びたからじゃない?

平井:ちょっと間がずれたってことか。

タイ:“マジ?”って思ったのが、『キングオブコント2018』準決勝で、さらば青春の光さんが、塾講師のネタをやったんですけど、裏でネタ合わせしているとき、(廊下を歩くシーンがあるため)メジャー使って歩幅を測っていたんですよ。

一同:えー!

タイ:“ここまでやるの?”って。だから、男性ブランコもメジャーを使っていなかったから落ちたんじゃない?

平井:そうかー。使ってないわ(笑)。

かたまり:ノーメジャーの定理ですね。


ーー(笑)。そのほかはいかがですか?

かたまり:だんだんおじさんになって、できる役の幅も減ってくるじゃないですか。もう学生とかも違うかなっていう年齢になってきていて……。そのへんってどうしていますか?

タイ:逆に40代になったら学ランは似合わないけど、スーツが似合ってくるから、増える幅もあるのかなっていうのはぼんやりある。でも、こういうのは小田さんが一番詳しいと思う。

平井:やっぱり変遷はあったんですか?

小田:そうねー。もちろん学生コントは作るじゃない。どのへんで卒業したかというと、俺と相方の(松本)りんすが学ランを着て、明転した瞬間、大爆笑が起きたときだね。


ーー(笑)。

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小田:もうダメなんだなって思った(笑)。でも、年相応のネタの設定っていうのがあるよ。そのときには、年齢も重ねているだろうから、考え方も変わっているだろうし。

タイ:空気階段はもぐらが年齢よく分からないから、かたまりだけ学ランっていうのもいけそうだけどね。

かたまり:もうちょいはいけるでしょうけど、思春期の悩みがテーマになったとき“難しくなってくるな”とは思っていて……。でも、なんとかなるか。

タイ:40歳すぎて50歳になっても思春期のネタやってたら、“こいつらどんだけこじらせてんだよ”っていう面白みも出てくるだろうね。

小田:GAGが学ラン脱ぐまでは、まだいいんじゃない?

平井:福井さんヒゲはやしていますからね(笑)。

小田:GAGの学ランって、いまだに違和感ないんだよなー。不思議だよなー。

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あの芸人は今年決勝に行くのか?

タイ:空気階段とだーりんずさんは『キングオブコント』決勝に2回いっているじゃないですか。そのあたりの気持ちを知りたいです。

小田:空気階段が2回いった意味と、俺たちが2回いった意味とちょっと違うからな。空気階段は、2回いったことで尻上がっている感じがするけど、俺たちは尻下がった感があるからね。俺たちの2回は“2回いかしたんだから、そう安易と3回目いけると思うなよ”みたいな感覚を感じるし、空気階段は、“2回いったんだから、3度目の正直頼むよ”みたいな感じだと思うな。

かたまり:(決勝に行ったのは)連チャンだったんですけど、一昨年が最下位だったんで、去年は“ここで最下位取ったら永久追放だな”っていう怖さはありました。(結果的に)順位は上がったんで、よかったですけど、そう考えた時に、優勝するってなったら3回目がデッドラインなのかなっていうのは思います。

小田:いけるときにいっときたいよね。(一度決勝に行っている)やさしいズも鮮度あるし。

タイ:いい意味で潜れたなっていうか。悔しい気持ちもあるんですけど、打てば打つほど確率が下がるギャンブルをやっているような感覚なので、2回チケットが残っている感覚はあります。でも、それでダメでも出続ける。売れるためのステップだったり、いろいろ意味があるんですけど、僕個人的には、年一の先輩・後輩・同期との楽しい喧嘩大会だと思っています。

かたまり:空手マンですからね。

平井:ヤンキー空手マン(笑)。

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小田:マジで男性ブランコは、1回も決勝に行っていないのが強みになると思うよ。今年『キングオブコント』決勝に行くのが10組くらいだとして、6位以降の点数は、団子状態になっていると思うのよ。そこで例えばだーりんずとボーダーラインで争うことになったとき、絶対に男性ブランコを決勝にいかすからね。それが強みだよ。

タイ:ただ、最下位です(笑)。


ーーでは、最後に小田さん。何か聞きたいことはありますか?

小田:今年は……5GAP決勝いくのかな? (小田は5GAPと同期)


ーー(笑)。

タイ:俺は「5GAPさん決勝行ったら、絶対に優勝する」ってずっと言っているんですよ。去年、決勝に行く感じがあったんですけどね。

小田:5GAPが決勝行く時って、コントの歴史が変わる時だと思っているんだよね。まだコンテストのお客さんは5GAPを許さないか……。

一同爆笑

小田:最近、5GAPのちょっとしたムーヴメントがあるから、そろそろ許されるんじゃないかなって思うんだけどね。

タイ:僕の中で、芸人界隈で「売れる」って言われる芸人は、2年後くらいに世間に浸透すると思っていて。ピスタチオさんとかEXITさんとかもそうだったんで、5GAPさんは今年じゃなくて来年ブレイクじゃないですかね(笑)。ただ、今年は即席ユニットとかマヂカルラブリーさんとかも出るらしいですし、大会自体も不確定要素が多いじゃないですか。だから、5GAPさんが出て優勝してもらって、めちゃくちゃな大会にして更地にしてほしいです。

平井:ハルマゲドンみたいな(笑)。

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ーー楽しいお話ありがとうございました。では最後に『ごめん、赤坂に忘れ物してきたから取りに行ってくる』への意気込みをお願いします。

平井:毎年言っていますけど、今年こそ決勝に行く。そのためにタイが開いてくれるライブに臨みたいなと思います。新ネタやります!

かたまり:タイさんの鉄砲玉なので、赤坂からタイさんを守りたいですね。

タイ:(笑)。大会前にいいメンバーが揃いました。自分にプレッシャーをかけるために、呼ばせてもらったので、そこでいいネタができたらなって思います。

小田:『キングオブコント』決勝って、楽屋とスタジオが遠いから、2本目のネタの衣装とかが舞台袖に用意されているんですよ。誰が2本目するか分からないから全員分あるんですけど、僕らが2018年に決勝いったとき、1本目ネタ終わって、3位になれなかったので、暫定ボックスに座らずに、直接、楽屋に戻ったんです。そしたら、すでに2本目の衣装が楽屋に戻ってきていて。……ということは、1本目を見た衣装さんが“これはダメだ”って、戻した以外にありえない!


ーー(笑)。

小田:で、距離を計算してみると、だいたい5ボケ目でもう戻していたことになるのよ。その忘れ物を取りにいきたいですね。腹立ったもんなー(笑)。

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やさしいズ
東京NSC16期生。佐伯元輝タイの同期生コンビ。2011年結成。
空気階段
東京NSC17期生。鈴木もぐら水川かたまりのコンビ。2011年結成。
男性ブランコ
大阪NSC33期生。浦井のりひろ平井まさあきのコンビ。2011年結成。
だーりんず
株式会社ソニー・ミュージックアーティスツ所属。小田祐一郎と松本りんすのコンビ。



■ ライブINFO

『ごめん、赤坂に忘れ物してきたから取りに行ってくる』
日程:2021年6月29日(火)16:45開場 17:00開演
会場:ヨシモト∞ホール
出演者:やさしいズ/男性ブランコ/空気階段/だーりんず(ソニー・ミュージック・アーティスツ)

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FANYにて、開場、オンライン共にチケット発売中!!


■撮影協力

宇田川カフェ
住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町18-4 LD&Kビル1/2F



■月刊芸人 やさしいズタイの『ここだけのコントの話をしましょう』


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企画/やさしいズ・タイ
ライター/浜瀬将樹 撮影/越川麻希
編集/鈴本理沙

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