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マンゲキ芸人座談会~爆ノ介×守谷日和×kento fukaya×今井らいぱち〜Vol.2

よしもと漫才劇場芸人を卒業した守谷日和、爆ノ介と、マンゲキ現役ピン芸人、kento fukayaと、今井らいぱちの4人による座談会2回目。
今回は守谷日和と爆ノ介のマンゲキ思い出話。


――マンゲキでの守谷さんとの思い出は?

爆ノ介(以下・爆):僕がカバと爆ノ介っていうコンビを解散して、割とすぐに守谷さんに声をかけてもらって、ネタをやる場所がないやろうってことで、『ビーバック』っていうイベントに出してもらいました。それが一番でかかったですね。劇場に割とすぐにピンとして戻ったものの、早すぎてピンネタがなかったんで、そのイベントで試せたのは嬉しかったです。

kento fukaya(以下・kento):まじで戻られたの早かったですもんね。今井よりも早いですよね。

爆:だからそこで色々助けていただいて、今の爆ノ介はあると思ってるんで、東京で、床で寝る暮らしはやってほしくはないですね、兄貴的存在なんで(笑)。

守谷日和(以下・守谷):床で寝る話やめ!

爆:(笑)。あとはへーモニカかなぁ。
※へーモニカというのは、ハーモニカを咥え、指浣腸して音を出すと負けというゲーム。松本さんの『ドキュメンタル』でもよくやられてるやつで、実は守谷さんの著作権で(笑)。

守谷:もうそんなんどっかいってしもたもん。

今井らいぱち(以下・今井):もうみんな自由にやっていいみたいなんになってますもんね。守谷さんが出てない番組でもやってましたからね。

守谷:俺もハーモニカ咥えてケツバットっていうパターン見たもん。

一同:(笑)。

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爆:ドリフターズが考えた”最初はグー”とか、文枝師匠が考えた”あっち向いてホイ”とかみたいになってますよ。フリー素材みたいですよ(笑)。

守谷:
しゃあないやん、もうどうにもならへんから。へーモニカの進化版どんどん出てるし。

一同:(笑)。

kento:ウィキペディアとかに書いておかなきゃいけないんじゃないですか。へーモニカの生みの親って(笑)。

爆:(笑)。kentoは守谷さんの思い出なんかある? ないやろ。

守谷:おい! あるわ!

kento:(笑)。単純に寂しいっていうのがありますね。ピンて、謎の絆みたいなんがあるんです。

爆・今井:わかる~!

守谷:(今井に向かって)わかったやろ。

今井:それ、ほんまにむちゃくちゃ感じましたね。

爆:一緒のイベントになった時も真っ先にピン芸人へ話しかけに行くやろ。

今井:そうすね。みんなコンビでネタ合わせとかしてるんで、すぐにピン芸人のとこへ近づいて喋りにいったりするようになりましたね。

kento:ピンてだいぶツラいんですよね。コンビと違って。そのツラさを知ってる人たちだから、勝手に絆が深まるんで(笑)。

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爆:ピンの町やなく漫才の町やからな。

kento:
そうですね。

守谷:ピンの気持ちをわかってくれる人は大阪の町にはいないですよ。

爆:がっつりピンに魂を捧げた人にしかわからないですよ。

守谷:それをわかってもらえないし、言ってもしょうがないんで言わへんけど、ただピンで集まると、その気持ちがお互い言葉を交わさずとも理解できる。あと、めっちゃデリカシーがなくなってくるねんなぁ。

爆:デリカシーがなくなって、コミュニケーション能力が下がっていく。

守谷:会話が下手になってしまう。

kento:(笑)。ただお2人は“陽”でコミュニケーションがある方なんです。そんなお2人がマンゲキを抜けたんで、今やばいです大阪は。

爆:でも今井らいぱちという“陽”がおるやん。

今井:いや、僕もだんだんコミュにいケーションが取れなくなってきてます。

一同:(笑)。

kento:今井は大丈夫だよ。

爆:なんかわかんないけどピンて“陽”と“陰”がおるんよな。それまで“陰”が多かったんですよ。だから僕もピンになった時、珍しいって言われてん。

kento:今井、ここが最後の砦です。

爆:いま、マンゲキのピンて、kentoと今井の他に、ヒューマン中村さん、キャツミ、白桃ピーチよぴぴ、田津原理音、ゆりやんレトリィバァ、しげかずです、中山女子短期大学、濱田祐太郎の8人か。

今井:そんなけなんすね。

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爆:ピン十種か、“陽”と“陰”に分けたなるな(笑)。

今井:(笑)。僕は爆さんの思い出ですけど、守谷さんが爆さんを気にかけたように、爆さんは、ヒガシ逢ウサカを解散してピンになってから、僕にものすごく気をかけてくれてずっと連絡をくれはって励みになりましたね。

爆:同じルートやからな、芸歴的にもヒガシ逢ウサカの方が長くやってたけど、カバと爆ノ介も同じくらいやったからな。一時、一緒に住んでたし。

今井:そうでしたね。あと、ピンになってからオーディション勝ち上がるんやったらこっちの方がいいとか、ネタならこうした方がいいとかアドバイスをもらって、劇場戻れて、やっと一緒になんかできるってなった時に

爆:おっつーってなった。

一同:(笑)。

今井:しかもザ・プラン9に入るという。だから最後なんか託された感じがあって……実は僕はヒガシ逢ウサカを解散した時、「コンビ組もう」ってめっちゃ考えて、誰とコントするって考えたときに、ほんまに誘おうって思ってたんは爆さんでした。ザ・プラン9さんの話もあったから声がかけられへんかった。

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爆:それで言うたら俺、カバと爆ノ介を解散した時にkentoを誘ったで。

kento:
誘ってくれましたね。

爆:そん時はもう前のkentoの"あまえんB"ってコンビを組むのが確定してたから諦めたけど。

守谷:タイミングやなぁ。

一同:本当に。

守谷:ま、僕は誰からも誘われてないけどね。


to be continued

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爆ノ介プロフィール
ザ・プラン9。特技は逆立ち、寝業。
守谷日和プロフィール
特技はスキューバダイビング。
R-1ぐらんぷり2020(2020年) 決勝進出
kento fukayaプロフィール
特技は架空の人物を描いてその人が言いそうなセリフを言う、書道
今井らいぱちプロフィール
特技は書道、ドロップキック、ダイビングキャッチ、リンボーダンス、長座体前屈の姿勢から逆立ち、体中に洗濯バサミをつけて一気にとる

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取材・構成/仲谷暢之(アラスカ社)
撮影/月刊芸人編集部

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