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船出から半年。次の港は…?<第5回>月刊浅草ウェブ【公式】メールマガジン

こんにちは。編集人・まい子です。

残暑もやっと落ち着き、日に日に秋らしくなってきましたね。
先日、取材先で「涼しくなりましたねぇ。」と云ったら、「高橋さん、夏が終わるともう、あっという間に年末ですよ…」と脅されてしまいました(笑)。
確かに。
10月の声を聞くや否や書店には来年の手帳が並び、秋冬服に身を包んだマネキンさんから、無言のプレッシャーを感じる、今日この頃。

長かった緊急事態宣言も解除の見通しとなり、世の中もゆるゆる…あるいは、加速度的に…動き始めることでしょう。
様々な立場の人がいる限り賛否両論あるのは当然ですが、いつかは動き出さなくてはいけない、私たち。
ならば、しっかり前を向いて、より良き道へ。
ナニゴトも、ひとところに留まってはいられません。
しなやかに、変わってゆきたいものです。

さて。
4月にスタートした『月刊浅草ウェブ』も、9月で発足からちょうど半年となりました。おかげさまで多くの方々にご閲覧いただき、皆さまからのあたたかい声援に支えられ、ここまで辿り着くことが出来ました。
月によって閲覧数にばらつきはあるものの、それも〝想定の範囲内〟(笑)、おおかた順調な推移であります。
そして、港区立三田図書館さまとのコラボ企画『学びと遊び!よろず江戸文化入門講座』や、読者さまの提案による公式チャンネル『浅草ユーチューブ!』も誕生し、徐々にウェブサイトの外へも、裾野を広げつつあります。


チャンネル登録宜しくお願いします!
https://www.youtube.com/channel/UCG1jVDK3jbb6y69CNUfmPWg

ここまで、「出来ることがあれば、なんでも!!」…の精神で、ただガムシャラに突っ走ってきましたが(笑)、半年の時を経て、さまざまな課題・改善点が見えてきたのも事実です。

例えば、更新スケジュール。
発足当初は、100記事までは毎日更新、それ以降は様子を見ながらランダムに…と予定していたのですが、思いがけない反響をいただいたことから、以後も1日1記事を継続してきたという経緯です。
けれど喜んで下さる方がいらっしゃる一方、ボリュームのある記事だけに毎日読むのは結構大変で、次第に足(目?)が遠のきつつある…とのご意見も聞かれ、悩ましいところではありました。

記事のチョイスも、課題のひとつ。
半世紀・600号に及ぶ浅草誌の膨大な記事の中から、限られた時間の中で適切なものを選び配信してゆくという作業は、予想以上に難しいものでした。また、新旧記事のバランスにも配慮が欠けていたな、と反省しています。

そして、ありがたいご縁をいただいて派生したイベントやユーチューブチャンネルなどの新事業についても、熟慮を重ねながら慎重に、大切に育ててゆきたいと考えています。
来たるウィズ・コロナ時代に対応すべく、実演と配信、どちらも新しい形を模索しながら進めてゆかねばなりませんが、それだけに素敵な可能性を秘めているはず、と信じて!

…と、やりたいことは溢れているのですが、少ない人手と時間と予算(笑)をフル稼働させつつ、奮闘している現状。痩せ馬の先走りにならないためにも、このあたりで少し歩みを緩め、一つ一つの課題にじっくり向き合い、余裕をもって丁寧に取り組んでゆこうとの結論に至りました。

差し当たっての課題は、読者さまと私ども、双方にとってほどよい塩梅の更新ペースを模索すること。
ひとまず10月からは試験的に、月・水・金の週3回配信をしばらく続けてみたいと思います。
そして、これまでとは違った傾向の記事も取り入れ、読者さまからの反応を考慮しながら、内容の刷新にも着手してまいります。

この半年間、毎朝10時の更新を楽しみにして下さっていた皆さま、本当にごめんなさい。心苦しい決断ではありますが、より良き方向を探すための改革ですので、ご理解いただければ幸いです。
また、もっとこうした方がいいよ、こんな記事も読みたいな、あれはいまひとつだったね…等々のご意見・ご感想がありましたら、メールフォームよりどんどんお寄せいただければ、大変嬉しく思います。

あらためまして今後とも『月刊浅草ウェブ』を、どうぞよろしくお願いいたします。
時に優しく、時に厳しく、可愛がってやって下さいませ・・・m(- -)m。

ではでは・・・
気持ちを切り替えて、今月も編集部イチ押しの記事をご紹介!

【あさくさつれづれの記⑩/田中けんじ】
☆葛飾北斎、実は<元祖・ゴミ屋敷の住人>だった・・・(笑)?!

https://gekkan-asakusa.com/asakusa-tsurezureki10/

【懐かしの浅草芸能歩き⑩/袴田京二】
☆こんな愉快なエピソードを知れば、落語もぐっと身近に・・・♪
https://gekkan-asakusa.com/geinou-aruki10/

【浅草文庫講演会の記録①/原えつお】
☆近年ゆるブームとなっている浪曲界のレジェンド・桃中軒雲右衛門の物語。三波春夫や村田英雄など、お馴染みの顔も登場します・・・!
https://gekkan-asakusa.com/asakusa-bunko1/

【浅草誌半世紀・名随筆の足跡】
☆NHK朝ドラ「おちょやん」でヒロインの夫のモデルにもなった喜劇役者・渋谷天外の貴重な寄稿。十二階聳える大正時代の浅草へ、タイムスリップ!

https://gekkan-asakusa.com/meizuihitsu2/

【心と表現㉓/熊澤南水】
☆単なる朗読でも、一人芝居でもない。独自のスタイルを切り開いた語り芸人の、日常を綴ったエッセイ。

https://gekkan-asakusa.com/kokoro-to-hyougen23/

浅草ユーチューブの『熊澤南水ひとり語り』も、どうぞお楽しみ下さい!

\本日公樋口一葉作「分かれ道」熊澤南水/

…そしてもう一つ、ご報告。
去る9月18日に開催された「学びと遊び!よろず江戸文化入門講座②・活弁を聴いて観て知って楽しもう!」は、多くの方にご来場いただき、台風にもかかわらずほぼ満席!おかげさまで、大好評のうちに無事幕を閉じました。
感動のステージをご披露下さった活弁士の麻生子八咫(あそうこやた)師匠、本当にありがとうございました。あらためまして、心よりの感謝を申し上げます。
公演の様子が垣間見える子八咫師匠自身の編集による動画が「あそう活弁TV」でご覧いただけますので、こちらもチャンネル登録の上ご視聴いただけましたら、大変嬉しく思います。

浅草ゆかりの芸能を応援することも、私ども『月刊浅草ウェブ』の、大切なコンセプトのひとつ。今後とも、さまざまな形で良質なエンターテインメントをご紹介してゆきたいと考えています。それでは…
そろそろ筆を置く(=パソコンを閉じる)ことにいたしましょう。
秋。過ごしやすく、美しく、美味しい(笑)、素敵な季節の始まりです。
皆さまどうぞ安全に、お元気に、そして笑顔で、それぞれの秋をご堪能下さいませ^^。

9月末日 編集人・高橋まい子

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