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クレバス2020 稽古ノート 0901「異種格闘技×全員野球」

こちらのnoteでは稽古記録や公演に関わるあれこれについて、本公演で脚本を担当するモスクワカヌが主に書いていきます。
9月27日の初日にむけて、創作過程の記録というだけでなく、より公演をお楽しみいただけるようなノートになればと思いますので、本番と一緒にお楽しみ頂ければ幸いです。

クレバス2020、9月からは新しい稽古場です。8月中の読み稽古は、考察や提案や雑談をおおいに交わしながら、丁寧に時間をかけつつすすめていきました。
総勢17名の舞台出演者と6名の映像出演者が、2020年に生きる41名の人間その他を演じるこの公演。
劇作家女子会。と久しぶりの方も、初めてご一緒する方もいらっしゃいますが、演出の稲葉さんはほとんどの出演者の方と初めてとのこと。

キャストの皆様の主戦場も様々で、小劇場が中心の方もいれば、普段はミュージカルが主な舞台の方、大劇場から中劇場中心で活躍されている方、モデルをされてたり映像にも多く出られてる方、稲葉さんと同じ文学座の方もいれば、宝塚歌劇団出身の方もいらっしゃるなど多種多様です。

稲葉さんに「異種格闘技感がすごい」と言わしめる今回の稽古場。
ですが稽古を見ていると、そのバラバラさからよい化学反応がうまれているなと思います。
未知の相手とのやり取りに新鮮に驚いたり、色々トライして探ってみたり、知らないからこそ関わっていこうという前向きな姿勢が稽古の推進力になっていたり。

稲葉さんの演出は、稲葉さん1人が先頭に立って1つの方向へ座組を連れて行くというより、皆で話しあいながら道をつくっていくスタイル。
ご本人は「全員野球」と稽古の最初の方でお話されていましたが、つまりは異種格闘技の全員野球。

字面だけだとカオスに見えますが、これからビックバンする宇宙を思わせる、沸々とした生命のるつぼを感じる稽古場です。

今日から立ち始めた稽古、どんな景色が見えてくるのか、とても楽しみです。

願わくば、大勢のお客様と一緒に見たいクレバス2020の景色。
皆様のご来場をお待ちしております!


チケット取り扱い

Confetti(カンフェティ)
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=73535&

【公演情報】
劇作家女子会。feat.noo クレバス2020
It's not a bad thing that people around the world fall into a crevasse.

作:モスクワカヌ(劇作家女子会。) 
演出:稲葉 賀恵

◼️公演日程:
2023/9/27(水)~10/1(日)

◼️会場:シアター風姿花伝

公演特設サイト
https://noomw.wordpress.com/劇作家女子会feat-noo-クレバス2020-特設ページ/

劇作家女子会。は「死後に戯曲が残る作家になる」を目標に集結した、坂本鈴、オノマリコ、黒川陽子、モスクワカヌによる劇作家チームです。 演劇公演やイベント、ワークショップ、noteで対談記事を公開する等の活動をしています。 私達をサポートして頂ければ幸いです!