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クレバス2020 稽古ノート 0903 「受付をぬけると、そこは客席ならぬ劇中だった」

こちらのnoteでは稽古記録や公演に関わるあれこれについて、本公演で脚本を担当するモスクワカヌが主に書いていきます。
9月27日の初日にむけて、創作過程の記録というだけでなく、より公演をお楽しみいただけるようなノートになればと思いますので、本番と一緒にお楽しみ頂ければ幸いです。

本日の稽古場に、舞台監督の土居歩さんが稽古場バミりに来てくださいました。
バミリとは、舞台上の俳優の立ち位置や美術の位置、客席との位置関係などの目印をつけること。
稽古の段階から、劇場で美術がたて込んだ状態を想定して動けるように、距離などをはかってビニテ等で印をつけていきます。

稽古前に土居さんから出演者の皆様に、図面や模型と照らし合わせながら舞台面の説明もありましたが、今回の公演、劇世界と客席の垣根を取り払おうと言う仕掛けが客席のエリアからすでに仕掛けられており、導線がかなり変わっています。
舞台監督と演出家と演出助手と出演者、皆で図面を覗き込みつつ模型をみつつ、実際にバミリのなかを動きながら演技エリアと移動エリア、客席との近さ等を確認していきます。

そう、今回の公演、「お客様を劇中に巻き込んでいく」「フェスティバル感」もテーマの一つ。客席によっては演技エリアがとても近く、出演者がほとんど目の前や隣まできて演じたり歌ったりするような劇場の使い方をしております。
(舞台を俯瞰で見たい方のため、劇世界と距離をとりやすい客席もご用意がございます)

本公演は全席整理番号つき自由席のため、上演の際は予約順にチケットに記載された整理番号順にご入場いただきます。
ご観劇を検討されている方のなかに、「劇中の人物の一人になるような席で観劇したい!」「劇世界を俯瞰してみたいから距離のある席でみたい」という方がいらっしゃいましたら、お早目に予約していただくと席が選びやすいかなと思います。
先々のご予定はなかなか見えにくいかなと思いますが、ご検討くださいませ。
皆様のご来場、お待ちしております!

チケット取り扱い

Confetti(カンフェティ)

【公演情報】
劇作家女子会。feat.noo クレバス2020
It's not a bad thing that people around the world fall into a crevasse.

作:モスクワカヌ(劇作家女子会。) 
演出:稲葉 賀恵

◼️公演日程:
2023/9/27(水)~10/1(日)

◼️会場:シアター風姿花伝

公演特設サイト


劇作家女子会。は「死後に戯曲が残る作家になる」を目標に集結した、坂本鈴、オノマリコ、黒川陽子、モスクワカヌによる劇作家チームです。 演劇公演やイベント、ワークショップ、noteで対談記事を公開する等の活動をしています。 私達をサポートして頂ければ幸いです!