見出し画像

人生最高の夕日キャンプを知ってしまったばっかりに…

2020年、お盆明け、普段よりも遅い休みを取ったのは全てこの場所の夕陽を堪能するためだっただけに(夕陽の絶景ポイントという情報でここに来ています。)


雲が多くとも夫婦二人共期待は鎮まることなく

「まだ大丈夫きっと新潟の時みたいになるから…」

励ましあいながら過ごす午後五時
そして…現れた今季の一番!

言葉もでない朱に染まる夕べの訪れだった。


キャンプ旅二日目にして


最上の最高が目の前に


夕焼けという名の余韻がいつまでも続き


たった一度だけカナカナカナカナとヒグラシが鳴いた。


これこそが夏の夕焼け


こんなキャンプがしたかった!



感動という言葉は…きっと


この瞬間の景色のためにあると思った。


それがキャンプ


人生で最高の夕日は?と問われれば私達夫婦が頭に思い描くのは2020年の津軽半島最北端竜飛岬に沈んだこの夕日。

こんな夕日に出会ってしまったばっかりに、今別町鋳釜崎はキャンプ地における我が家のベンチマークとなり、事あるごとに足を運ぶ地となった。

そして翌年、この旅にかける期待は全てこのキャンプ地のものが大半となったのはいうまでもない。

前回の東北キャンプ旅のルートでは意識せず津軽半島を外しており昨年足を運んだから今年は別な地にという無意味な欲のせいでスルーしてしまった事が悔やまれていた。


そんな思いを払拭するために今回もやってきた津軽北端に位置する


今別町 鋳釜崎キャンプ場

今回もどんより曇り空のスタート納得のロケーションに遭遇するまで居座る覚悟をもって綿密な設営を終えた。


秋田御所の台からは主に海沿いのルート深浦、鯵ヶ沢を抜け食材の仕入れやランドリーを済ませ万全の状態でのキャンプイン


スタートメニューはそのルートで手に入れたご当地物、中でもこの『アワビとサザエの水物』はもし再び青森に来たならキャンプしなくても日本海ウエストコーストを訪れる動機の一つになりそうなほど美味


ちなみにたったの550円


かれこれ生後7ヶ月にして津軽半島にまでやってきたこむぎ


ある意味、その年始めたキャンパーの中ではその経験値たるやトップクラスだろう笑


経験値と言えば…この日、キャンプ中初めて蛇に遭遇した。

それを発見したのはもちろんこむぎカッカッカッと、警告音の鳴き声にフト目をやると体長1m以上のヤマカガシ(毒)がペポ脇の庇部分から現れ蛇だー!と口にするとキャンプ場内は一時騒然となった

焚火トングで頭を掴み海側の草むらへ放り投げると場内からは拍手と共に「おぉぉ」と歓声が上がった。


一連の活躍はこむぎに始まり毒蛇の撤去は妻、流石としか言いようがない二人

虫はからっきし駄目だが爬虫類にはとことん強味を見せる。

そう言えば…何年か前のキャンプでも妻は金蛇を平気で触ってたもんなぁ。


昨年までは、そう言われると大きな東屋入口の辺りに蛇注意の看板が設置されていたものだが



今回はよく見ると東屋もキャンプ場の境界を作る柵もどうやら塗装が新しくなりリニューアルされている。

おそらくその際に看板が外されたのかも知れない。


やがて訪れた鋳釜崎のゴールデンタイム


キャンプ場のこの景色とこれを見るために来たわけだから


最後の一瞬顔を出してくれたお日様には感謝しかない。

もちろん、2020年に見たあの夕日には及ばないけれど、初日から光の道を拝めて良かった。

今回も竜飛崎に沈む夕陽が最高だ。


日が沈んだならお楽しみの時間、今回の今別キャンプのテーマは『この町にお金を落とす事』

昨年は青森市内で買い物を済ませてこの地に辿り着いたためこの町で1円も使わず終えてしまった事が後悔になった。

そんなわけで先ずは我が家では三代目となるイワタニ 炙りやを今別町にて現地購入初おろし


炙りやは新たなバージョンが発売となったようだが旧モデル展示品箱なしで消費税分値引き購入させて頂いた。


やっぱり今別最高


焚火を眺めながら妻にはオリジナルのカクテルを進呈、蛇退治の殊勲賞


その後は、熾火になったのを見計らい


久々の焚火ホルモン


これホント絶品

新品の『炙りや』を汚さずに済む事もあるけれどホルモンは焚火の香りをまとう直焚火焼きが何と言っても美味い!


以前はなかったけれど今回リニューアルという設備が鋳釜崎キャンプ場に増えている事に気付いた。


それは…


テン場にドドンと設置された外灯設備

とにかく夜が明るいのです…汗


例えば、ミニマム装備のソロキャンパーなどには、もしかすると助かる設備なのかも知れないけれど


暗い夜じゃないと映えない星空や鋳釜崎にはイカ釣り船の光があるから夜の景観含めて少しもったいない設備に思ってしまった。


自然派のキャンパーの多くは夜に付きっぱなしのトイレやサニタリー棟などの電気をいちいち消す事もマナーの一つであり、もちろん節電にもなる。


そういう意味からすると私にとっては煌々と灯り続ける今回の鋳釜崎の明る過ぎる夜は唯一残念に感じた部分ではあったけれど郷に入っては郷に従えがキャンプ最大のルールであるとも知っている。

夜間の静粛時間を設けるキャンプ地もあれば所変わって、熊などの対策のため夜間でもラジオなど付けっぱなしを推奨する所もあるから。



先ずは明るい夜を楽しむ感性を磨くとする。
そう思えば…便利かもってね


それがキャンプ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?