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ITの進むスピードについていかないと

この約30年という時間は、短くもあり、ITが一般化するのに十分な時間だったと改めて感じました。

と、たいそうな出だしではあるのですが、こんなことを書いたきっかけは、なんてことはない、自作PCというものに初めてチャレンジしていろいろと感じたからなのです。

私が、最初のPCを持ったのは1996年で、ちょうどWindows95ブームに乗ってパーソナルコンピューターというものが一般家庭に進出し始めた時でした。特に使う当てはないけれど、どうもインターネットいうものができるらしいぞということから当時の家電量販店に行くとPCがたくさん並べられていたのを思い出します。私がこのどさくさに紛れて買ったのが富士通のFMVと言うデスクトップPCで30万近くかけた記憶があります。この当時は圧倒的にWindowsが優勢な時代だったと記憶しています。その数年後にカラフルなimacが登場してMacが欲しくなり2台目のPCはMacでした。その後はずっとMacを使っていましたが、最近はAIやらVRやらを試そうと思ってMacで頑張っていたのですが、向き不向きというものがあって、仕方なしにWindowPCを仕入れたのが今回になります。

最初の頃、アルバイト(をまだしていた時代)先の社員さんがPCに詳しい人で、PCを買ったらメモリの増設とか外部ストレージの増強、CPUの載せ替えなどのことをいろいろ教えてもらい、実際にできる範囲で貯めたアルバイト代をそういうものにつぎ込んでいました。PCの大きな筐体を開けて、初めてみるマザーボードの空いているスペースに、メモリを増やしたり、MOという記憶媒体を差し込んだり、サウンドカードを指したりして、ちょっとコンピューターに詳しい気になっていましたね。(懐かしい)

当時のPCといえば、HDD(しかなかった時代)は1.2Gでメモリも16M(最初8Mだったのを増やして)、CPUも133MHzという形で、記憶させるためにクラウドなんてない時代、MOを買うまではフロッピーディスクという薄っぺらの磁気ディスクを使っていました。それでも1枚あたり1Kぐらいしか入らなかったと思います。

こう思い出してみると、この30年でITの環境はものすごい速さで進化したといえますね。

今回は、事務用としてではなくヴァーチャルやAIを試すように購入したため、通常の事務用PCではなく、結果としてゲーミングPCという部類のスペックに近いものになりました。CPUがIntelのi5、GPUはRTX3060でメモリも16G、SSDは合計3Tです。こう比べると、95年当時の何倍になっているのでしょうか?
たった30年で2倍とか10倍どころではありませんね。通信環境も常時接続で早いし、モニターも薄くて軽い。

よく2000年ごろにIT革命、IT革命という言われていました。何がIT革命なんだろうってその時は思っていましたが、こうして時代を振り返ってみるとPC一つとってもだいぶ進化しています。

ITはツールです。これをうまく使えこなせるかは人間ということになりますね。日常的に会社の社長に会うことが多いのですが、私の年齢から上の方はどうも、ITという言葉自体に気後れしてしまうみたいです。なので、ITを使えこなせずITに使われてしまったり、本質的には90年代以前と同じことをやっている方が多いように感じています。この辺りが、日本が競争力を失った原因にも繋がっているのではないかと思う時があります。

2010年ごろに海外へ行った頃から、ずっと日本はITが進んでいる国の方だと思っていたのが海外の国の方が進んでいるように感じることが増えてきていました。今では、すっかり日本の方が遅れをとっていますよね。

IT革命の流れは、これまでの革命よりも変化のスピードが早いのは事実です。うまくITを使いこなすことはやっぱり必要だと、思いました。

まぁ、PCを新しくして、できることが急に増えたので、今日のこのnoteになったわけですけどね。

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