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事業再構築補助金第8回のの採択発表がありました。

まだまだ、noteとブログの棲み分けができてなくて、どうこの二つを活用しようか決めあぐねているのですが、城跡広場の方は経営に関するトピックで、こちらはザックばらんに思っていることを綴る場にしていくと良いのかと感じています。(と言っても、まだまだ試行錯誤ですけどね)

さて、先日のブログサイトでは補助金申請支援のこをと書きました。これに関連してですが、3月に第9回の申請支援をして、4月になって1月に支援した第8回の採択発表がありました。採択率は概ね5割とここ数回はほぼ同じ割合かと思います。採択結果は「採択」か「不採択」のみですが、ABC判定とコメントは応募者が事務局へ問い合わせれば教えてくれるので、再チャレンジしたい方はそれを参考にして事業計画のブラッシュアップしてください。と、言うのが大抵のサイトに書かれている内容ですが、ここで注目したいのが「事業計画」です。

事業計画は補助金採択されるために作ったと思うのですが、そもそもこの補助金に申請したのは、経営的に何かを変えたいからだと思います。事務局からのコメントと事業計画を見比べて指摘箇所を直すのは補助金採択の近道になりそうには思いますが、それが自社の経営にとって正しいかはまた別の問題なのかなぁと思うことがあります。各種補助金に国からは予算配分していますが、それぞれの補助金は国の施策と連動した目的があります。これはあくまでマクロ視点で建てられてものなので、自社の経営状況の改善にマッチするとは限らないのです。

補助金で不採択になるケースは、次の3つかと思います。

  1. そもそもの提出書類が揃っていなかった、申請要件を満たしていなかった。

  2. 事業計画が曖昧であった

  3. 補助事業の審査項目を満たしていなかった。

このうち、1.は書類を揃えれば事足りるケースです。
2.は事業計画で書くべき項目が揃っているか?それぞれの内容を論理的に説明できているか?の視点でチェックしてください。書くべき項目は、募集要項で問われていることに素直に答えられているかになります。この問われていることは補助金の種類によって明確にわかるケースと何を聞いているのかが曖昧なケースがあります。曖昧なケースの場合は過剰なくらい丁寧に書いておけば良いと思います。本来相手(審査員)が求めていることが書かれていない方が危険なのです。また、論理的に説明は、相手が「?」と思う箇所をなくしていきましょうということになります。例えば、「売上が上がる」とあればその理由だし、売上はxx万円とあれば、なぜxx万円なのかを説明することです。また数値関連や特定の情報が複数箇所で出てくる場合は文言の統一やストーリの不一致を避けることが重要です。

さて、問題なのは3.のケースです。ここは、今回計画した事業計画と補助金の目的や審査項目が一致しているかがポイントになります。採択するために事業計画をあまりにも審査項目へ寄せてしまうと、会社にとっては本来やらなく良いことや手を出さなくて良いことに取り組んでしまうケースも出てきまうので、ここは注意が必要です。実際に、採択されたけど事業完了まで行かない事業者が多いのもこの部分の不一致があったからだと思います。また、無理に補助事業を進めたために全く売れなず費用ばかり嵩む事業となってしまい、逆に経営悪化になるケースも実際に出てきています。

事業計画は補助金を通すために必要なのではなく、自社が今後どうしていくかを考えるために必要なものです。計画はあくまで計画なので一つの目安ではありますが、それを作る過程で様々なことが整理できます。また、その計画に沿って今後の経営の舵取りをしていくものです。なので、計画自体が補助金のための空絵図になることは避けなければいけないと思うのです。

今回はちょっと硬めの話になってしまいましたが、補助金支援してきてちょっと思ったので。。


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