10年後、後悔していないか。

小さい頃の僕の夢は、歌手でした。
尾崎豊や長渕剛に憧れてギターも始め、下手くそながらにも路上ライブをしたり、ソニーミュージックにデモテープを送ったりとにかく歌手になりたくてなりたくてしょうがなかった。

そして高3の進路の時、親に意を決して「歌手になる」と話したんです。
そしたら…

「ギターもろくに弾けないの歌手なんてなれるわけない!」と言われ反対にされて…ただただ漠然としていた僕の夢は親のその言葉で撃沈してしまったのです。
あの時、そのまま目指していたらどうなっていたのか?
答えなんて当然わかりませんが、しかしこの経験があったからこそ、今の僕があるのだと思います。

放送作家との出会い。

のちに僕は一般企業に就職し、自然と歌手になりたいという夢も消えて行くわけなのですが、社会人時代に放送作家という未知の仕事に出会うのです。

「テレビのアイディアは放送作家が考えているんだぁ」

そう漠然と思いながらも日に日に、放送作家になりたい気持ちが抑えれなくなった僕は思い切って9年間務めた会社を退社し、全く知識のないまま放送作家の道を歩むことにしました。

正直、その決断はすごく悩みました。
年齢も20代後半だったし、成功するかもわからない未知の職業です。
ましてや東京に出ていくわけですから知り合いも一人もいません。

しかしその新たな夢を後押したのは、歌手になりたいという夢を何もしないまま、あきらめた過去の自分でした。

「なぜあの時突き進む勇気がなかったのだろうか」と、ずっと胸の奥にあった引っかかりが暴れ出したのです。

夢を持つのは人の自由

放送作家になるかどうか、悩んでいた時、僕は10年後の自分を考えてみました。

「ここで夢を諦めたら10年後後悔しないか」
「10年後、どうしてもやりたいと思っても遅くないか」

そう自問自答を繰り返し、出した答えは後悔しないように、今を生きるということ。突き進んでやれとあの時歌手を断念した僕もそう言ってくれたのです。

そして上京した僕は放送作家をめざし、日々奮闘。
いろいろ嫌なこともたくさんありましたが、僕は夢を叶えました。
決してこれがゴールではないけど夢を掴んだのです。

夢を持つのは人の自由だと思います。
やりたいことあったらやるべきでしょうし、なかったなかったでそれはその人の人生だと思います。
ただ、自分のやりたいことを押し殺すのはやめたほうがいいです。
またいつかやりたいと思ってももう挑戦ができない環境になっていることだってありますから。そうなってから後悔してももう遅いのです。

人は目先の楽しさを優先しがちなのですが、そこにとらわれる時間とお金は果たして本当に有意義なのかまずは考えたほうがいいと思います。
1日1日経過するたび、死に向かっていると考えたら、あなたの時間の使い方もきっと変わるのかもしれません。

もう一度言います。

10年後、後悔はしていませんか?

#夢 #放送作家#歌手になりたい#10年後






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