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美術の裏路地さんぽ

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教科書や本に出てこない、学術書の隅っこに載っているような美術の小ネタやゴシップを紹介します。細部に神は宿る…はず。美術が好きだったり、変わった世界の話に興味があれば面白いと思いま… もっと読む
奇妙な美術の話、個性的な人たちの話をするので、飽きないと思います。4記事以上読む場合はお得です。
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Βατραχομυομαχία, バトラコミュオマキア パロディの螺旋

Βατραχομυομαχία, バトラコミュオマキアという叙事詩をご存知でしょうか。なん…

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ブラジル美術史概説 Ⅲ

ブラジル独立後のナショナリズムでブラジルらしさの探究が始まり、メイレレスやアメリコの両雄…

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ブラジル美術史概説 Ⅱ

前記事でブラジル・バロックの展開を追ってきました。アテンデやアレイジャジーニョといった個…

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ブラジル美術史概説 I

「ブラジルの人聞こえますか〜」ではないですが、日本の裏側の美術史はどのようなものなのか気…

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A.フレミング 知られざる微生物絵画とペニシリンの発見

偉大な発見はどこからやってくるのか、という疑問はつきない。若い生物学者はDNAの配列、堆積…

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ナポレオンの叔父 究極の蒐集

英雄ナポレオン・ボナパルトは芸術作品を巧みにプロパガンダに使ったり、征服地からルーブルに…

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モディリアーニを投げ入れろ⁈ 世紀の珍騒動

アメデオ・モディリアーニ(Amedeo Modigliani 1884〜1920年)は極めて個性的なヌードや肖像画で知られているが、本人は彫刻に情熱を注いでいた。初期の頃、自分は画家ではなく彫刻家であると自認し、有名な彫刻家コンスタンティン・ブランクーシの下で働いていたこともある。それから100年後のお話し…。

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カルースト・グルベンキアン 20世紀最強のコレクター

カルースト・グルベンキアン(Calouste ・S・Gulbenkian 1869~1955)の名前を知っている人は…

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ギュンター・ザックス 伝説のプレイボーイとアート

ギュンター・ザックス(Gunter Sachs 1932〜2011)の名声は、日本ではもっぱら「フランスの大女…

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宰相ウィンストン・チャーチルの画業まとめ

第二次世界大戦期の英国の指導者、政治家、そしてノーベル文学賞受賞者であるウィンストン・チ…

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謎の画家 ヨハン・エルトマン・フンメルについて

ドイツ人の画家ヨハン・エルトマン・フンメル(Johann Erdmann Hummel 1769-1853)は、ベルリン…

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ピアノの巨人リヒテル パステル画への情熱

20世紀後半を代表するピアニストを聞かれたとき、ソ連のスヴャトスラフ・リヒテル(1915〜1997)…

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アレクサンダー・ドルナー 展覧会の革命

美術館の展覧会はこのドイツ人によって根本的に変えられました。現代を代表するキュレーター、…

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脅迫と毒殺 ナポリ画壇のシンジゲート

「ナポリを見て死ね」という格言でお馴染み、南イタリアの大都市ナポリ。ヴェスヴィオ火山が見えるナポリ湾は楽園のように美しく、薄暗く細い路が通う旧市街は雰囲気が抜群であり、治安が少し悪いもののイタリアで1番面白い街である。 この街はカラヴァッジョが17世紀初頭に活躍し、その影響からカラヴァッジョ風の明暗法を駆使する画家たちが現れ始めた。また当時のナポリは人口が100万人近くおりヨーロッパ1の大都市であったため、国際色も豊かで一種のバブル状態でもあった。さて、建築や絵画の受注が増

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