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幻のミシン工part4。

現在、合計6枚も発注してしまった布マスク。  納品されるたびに品質が上がる。ついにカスタマーサービスとして、こちらのリクエストも入れることにした。もはやヘビーユーザーである。洗濯するとサイズが縮むのでもう一回り大きく、ゴムも長めで、あと柄のバラエティも増やして欲しいなど。

他部署ながらあまりに頻繁にこちらの居室にミシン工が来るため、社内ではなんと仲良しの2人と認定されるようになってしまった。我々は友達でもなんでもなく、単なる注文主とメーカーの関係なのだが。

その証拠に毎年行っている海外出張に彼を連れて行ってはどうか、との提案が昨日上司から出たほどだ。君たちはうまくいってるみたいだし、と。本気ですか。あの究極にどんくさい&大卒とは思えない英語力の彼を海外に連れて行く、、、これはまた何とも面白いことになりそうだ。ミシン工シリーズに外国編が新たに追加されるな、と1人ほくそ笑む。

一昨日もこんなことがあった。マスクの売り込みがこちらにかけられた時、花柄をもらいましょうと発注メールを送ったら、うちの奥様にお伝え致します〜とこちらに来ているメールより丁寧な言葉で書かれていたのだ。こらこら身内にはそんな言葉は使わない。次に、言葉の前につける「お」と「ご」の付け方。取引先へのメールが、ご返事ご待ちしておりますとあった。なんでよ。そこは両方ともに「お」でしょ。口に出して読みながらメール書きなさい!と、内線電話で伝えると、日本語って難しいですよねぇとのたまう。

いや、違うから。君くらいしかそんな間違いしないよ。電話では言わなかったけど、追加。仕事のメールなのに文字の色を緑とか赤とかしょっちゅう変えるのもおかしい。クリスマス違うんやから、ここは黒で統一しなさい。

私たち、やっぱり仲良しみたいだ。

温かいお気持ち、ありがとうございます。 そんな優しい貴方の1日はきっと素敵なものになるでしょう。