見出し画像

電車でうんこがしたくなった話



こんにちは、尿汁垂男です。


恥ずかしながら、電車でうんこを漏らしたことがあります。

25歳くらいの時です。


当時渋谷のライブハウスでバイトをしていた俺は、バイト先へ向かう途中の副都心線内で猛烈な便意に襲われた。


池袋辺りで猛烈な便意に襲われたのだが、大便したら遅刻は確実なので、行けるとこまで行っちゃおう。



Fライナーという急行のような電車に乗っていたので、池袋⇨新宿三丁目⇨明治神宮前⇨渋谷に停車する。はずだった。


池袋を発車し、新宿三丁目で俺のアナルは文字通り悲鳴をあげていた。
どうしよう、降りようかなと悩んでいるとドアが閉まり発車した。


俺は次の明治神宮前で降りることを決めたが、Fライナーは、平日の明治神宮前には停まらないのだ。


新宿三丁目を出発し、車掌の「次は〜渋谷〜次は〜渋谷」というアナウンスで俺は覚悟した。


極限状態だったので、もうどうせ漏れることは決まっているのだから、自分から出した方がいいんじゃないか?というスーパートチ狂ったことを思いついた俺は、席を立ち大便スポットを探した。


辺りを見回したが、当然大便スポットなどない。


そこで俺は思い出した。

どっかの国の電車の連結部分はしょんべん臭い、という嘘か本当かわからない話を。


背に腹はかえられないので、連結部分に行きドアを閉め、腕を組みながら平静装い脱糞した。


わかると思うが、人間極限状態のときは周りに気を使う余裕なのど皆無だ。不可能に近い。



しかし、俺はその辺の凡夫と同じにしてもらっては困る。
臭いエチケットのために、連結部分で大便する俺は周りに気を遣える紳士に違いないと、自己肯定感を高めながら、うんこをした。


側から見たら怖い顔で連結部分で仁王立ちする危ない人にうつったかもしれないが、俺は紳士だからな!という想いとうんこでパンツがパンパンになった。


何を隠そう俺は下痢などしていなかった。
至ったて普通の健康的な、いや、いつもより遥かに立派な糞をした。
おかげで電車を汚すことなく、無事うんこが出来た。


渋谷につき、トイレまでうんこが溢れないように慎重に歩いた。
まるで、アフリカの大地で片道5kmかけて水を運ぶ少女のように慎重にうんこを運んだ。

渋谷駅構内の個室トイレで、パンツを脱ぎ、うんこを処理した。

時間をみると、もうバイトの時間は始まっていて、店長からの着信が一件入っていた。

もうすぐ着くからまっとけよ!と思い電話の折り返しはせずに、喫煙所でタバコを吸ってからバイト先へ向かう。


俺はうんこを漏らしたことよりも、ノーパンで渋谷を歩いてることが恥ずかしかった。


バイト先へ着くと、店長に何しとんねん!と言われたが、俺は落ち着いた口調で、ズボンの下を見せた。


店長は?の顔していたが、俺は包み隠さずうんこを漏らして洗っていて遅れたと伝えたらめちゃくちゃ呆れられた。


体調悪いんか?


と聞かれたが、悪いわけない。
むしろうんこをしてすこぶる絶好調ですよ、と言ったら頭を一発はたかれたが、その後笑ってくれたのでよかった。



みんなも電車でうんこ漏れそうになったら連結部分へGOするのがいい。


車内の密閉空間でするのは多大な迷惑をかけるぞ。
大人として、そこだけは気を使うべきなのである。
それだけは間違いない。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?