2024/10/06
折坂悠太LIVEへ。
折坂さんの音楽は前から聴いていて好きだったけれど、今回のアルバム「呪文」は初めて聴いた瞬間にライブで聴きたいと思った。ただ、ずっと追いかけているわけではなかったから、そう思ってライブのチケットを買おうとした時点で、チケットの販売先は3つほどあったものの、1つの販売先でしか残っておらず、それもわたしが購入した直後には売り切れになった。たぶん私は最後の1枚を買っていて、そのタイミングでライブの存在に気づけたことがとてもとてもラッキーだった。
開場より少し早めにホールに着いて物販の列に並んだ。バッヂと蓮の葉トートを買った。ジャムパントートもよさそうだった。
席は後ろの方だった。最後の1枚なので、宜なるかな。初めてなので後ろの席でどのくらい楽しめるのか心配だったけれど、杞憂。ライブが始まると、すぐさま音は胸に届いてきた。ライブはやっぱりすごいのだ。折坂さんの声は本当に音源そのままで、揺れながら震えながら、いちばん正しい位置に言葉を置いていく。バンドメンバーとも息ぴったりで、アルバム「呪文」ツアーだけど、アルバム以外の曲もいくつかやってくれた。
18時開演で20時前には終わった。アルバム自体が1時間に満たないので、たしかにこのくらいの時間のライブだったはずだけど、満足度が桁違いで、完全に21時だと思ってしまった。明日は仕事なので、早めに終わってくれるのはとてもありがたい。家に帰ってご飯を食べて、お風呂に入って、また「呪文」を聴いた。
私は別に何か楽器をひけるわけではないけれど、折坂さんの歌には引き寄せられるものがあって、創作をはげまされる。言葉はこんなにも自由なんだと思い知らされる。心の庭に風が吹いている。もうすこし言葉を信じてみたいと思えるようになった。ありがとう、折坂さん!
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