2024/10/05

本日返却期限の本があるため、図書館へ。図書館に行くときまって借りる本を吟味する時間が始まる。せっかく図書館へ来たのだからと生来の貧乏性が疼く。最近はまた会話について考えたいと思っているのだけれど、私たちがふだん行っている会話をひとつの学術的見地から鑑みたものはあれど、包括的に研究したものは少ない。また、ある学術分野では、どうしても会話というよりはナラティブとして回収されてしまうため、生産性のない雑談の深みを探ろうとする本はなかなか見つからない。私の読みたい方向性としては、社会学のなかのコミュニケーション論の文脈で語られる「会話」ということになるのかもしれないが、会話の分析というよりは、会話で私たちは何をしているのか、ということが知りたいので、少し外れてしまっている気がする。むしろ、大雑把なエッセイなどあればよいが、会話についてのエッセイで1冊書いてあるということはほとんどないので、見つけるのも難しい。ひとまず、会話については、以前から注目している木村大治の『出会いと別れ』を借りてみた。あと、ナラティブセラピーのなかにも参考になるものがあるかもしれないと、『ナラティヴ・セラピー・ワークショップbook Ⅱ』も借りた。最後に滑り込みで那須耕介『社会と自分のあいだの難関』を借りて終了。貸出延長も駆使して1ヶ月で読めるだけ読みたい。

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