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#Slack Canvasによる会議時間削減へのインパクトの話 #DF22

2019年にEinstein Keynoteに登壇してから3年。久しぶりにサンフランシスコの地に舞い戻ってまいりました。

3年ぶりのKeynoteステージ。

今年は三年前とは違って絨毯でした。流石に全面ディスプレイはやりすぎだったのだろうか(笑

床を見ると青くないと思うのですが、弊社のロゴが映されています。あれはすごかったな。

さて、思い出話はおいておいて、Slackの話。
公式な発表はこちらをご覧ください

端的に言うと、以前こんなことを書いているのですが

要するに、2021年に考えていたことがネイティブに対応してしまうということです。QuipがSlackにビルドインされるので、Slackを開けばQuipのドキュメント機能が利用できてしまう状態になります。リリースは来年を予定。
さて、これの何がすごいのでしょう

真のDigital HQが実現する

Slackはフローというか、情報がコミュニケーションとして流れていく仕組みです。一方でQuipは高機能なドキュメントツールで、これ一つあればノートの中にスプレッドシートを組み込んだり、CRMAからグラフを引っ張ってきたりと、おおよそ情報の集約に必要な機能が一枚のノートの中に実現してしまうという作りになっています。
これまではSlackとQuipは独立していたのですが、これがくっつくことでどんな進化があるでしょうか。

モバイル端末で出来る仕事が増える

これまではツールをまたぐ必要があったようなことも、一つのアプリで出来るようになります。通常のフロー状態で会話を続けながら落とし所を探し、決めた情報はcanvas上に記しておくことでまとめることができます。
これまではSlackのpostのピン留めによって擬似的に解決していたような人たちはcanvasを使うことによって誰でも編集することが出来るまとめページをSlack内に持つことが出来るということになります。

Slack内にドキュメントツールが有ると何が嬉しいか

上述したように、フローとストックが一箇所で実現出来るようになります。

Canvas内にボタンを置くことによってワークフローを呼び出すことが出来るようになるので、これまでのようなスラッシュコマンド等の知ってる人は使えるという状態から、説明書きをつけた上で機能をトリガーすることが出来るようになります。これは想像以上に便利だと思う。

会議を減らせ

こんなセッションがあったので出てみたのですが、会議が多い問題は日本独特の問題ではなく、世界中で共通しているようです。

Slackを使うことによって会議を削減していきましょうというのが趣旨のセッションだったのですが、これは非常に重要なテーマだと思う。
会議はどうしても仕事した気になりやすいし、それほど生産性が上がるかというと個人的には疑問だと思っています。
Slack Canvasの真骨頂はおそらく会議数の削減という文脈で現れるでしょう。Digital HQを標榜するSlackの上でコミュニケーションを取りながら情報がまとまっていく事で、会議を減らすことが出来るはずです。
非同期コミュニケーションを主体にして、本当の意味でしっかりと脳みそに汗をかき、熟考をした上で意思決定をする。会議ドリブンで仕事をすすめるというのは惰性的であり、無駄な時間をはらみやすい。何しろ何も考えてない人は、考えてきた人にフリーライドするということになるので、結果として誰も考えてこなくなるというのが仕組み上起こり得る訳です。そのような状態を改善する必要があります。おそらくそういう部分に効いてくる。
そんな風に期待を持つことができたので、早くGAにならないかなと首を長くしてまっています。来年か〜。楽しみだな。

noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。