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求人が多いニーズのある言語は?   \言語別求人数ランキング/

こんばんは。ソガハルです。


今回は、弊社クライアント様からいただいている求人の中から、
『言語別求人数ランキング』を作成してみました!

「ニーズのある言語を勉強したい!」という方や、「未経験からエンジニアになりたいけど、何の言語をやったらいいんだろう?」という方に是非参考にして頂ければと思います^^

※もちろん、どんな開発を行いたいかによって、学ぶべき言語は異なります。あくまで、求人ニーズの高い言語ランキング、としてお考え下さい!

言語別求人数のランキングの他にも、各言語を扱える弊社サービスをご利用頂いている求職者様の数が多い言語ランキングも作成してみました。そちらも合わせてご覧ください!


ランキング概要

今回のランキングですが、以下のように算出しております。

弊社クライアント様から頂いている求人で現在募集中の求人の中から、必須項目もしくは歓迎項目に言語が記載されている求人がランキングの対象。複数言語が記載されている場合には、いずれの言語にも1求人としてカウントしております。ノミネートされた(私がした)言語は以下の言語。

C/C++,C#,COBOL,Go,Java,.NET,Objective-C,Perl,PHP,Python,Ruby,Swift

「私の好きなあの言語がない!(怒)センスない!!!」というコメントは悲しいので控えて頂けると幸いでございます…。
実数は非公開のため、上記ノミネート言語の占有率でランキングを算出しています。
占有率が少ないからと言って、弊社にその言語の求人が全然ない訳ではありません!笑 あくまで言語が必須/歓迎項目に明記されている求人数ですので、正確さは少し欠けますがご了承ください。


…というわけで、前置きが長くなりましたが、結果発表にいきましょう!


言語別求人数ランキング結果!第一位は…

結果は以下のようになりました!!

第1位… Java 28.0%

第2位… PHP 16.9%

第3位… Python 10.5%

第4位… C/C++ 10.2%

第5位… Ruby 9.6%

6位以下の言語と各占有率は下記グラフをご覧ください!

求人数ランキング

※円の上側の薄い水色のところのデータが消えてしまっておりますが、こちらはCOBOLで占有率1.3%となっています。


第1位はJavaとなりました!…予想通りでしょうか。笑
オープン系の開発といえばJavaというところで、オープン系のSE,PGの求人が多くを占めていました。今ですと、Androidアプリの開発にも使われることが多いので、Web系SE,PGの求人が次点で多いですね。
JavaはOSに依存しない汎用的な言語ですので、いまだに多くの現場で使われているということがわかりました。

続いて第2位はPHP
PHPといえばWeb系開発言語の代名詞ともいえる存在ですが、最近では他のWeb系言語にリプレイスされ始めていることから、「まだPHPなの?!」と驚かれた方もいるかもしれませんが、まだPHPみたいです。
この世にあるWebサイトの約8割はPHPで構成されているとさえ言われているので、まだまだPHPエンジニアのニーズは衰えないようです。

第3位はPythonです。
PythonはWeb開発やAI開発、組込系開発やゲーム開発などできることの幅が非常に広い言語ですので、その求人数の多さにも納得ですね。求人数ではまだJavaやPHPに劣っていますが、求人の年収帯はこの2つの言語よりも高いです。AI系のエンジニアなどは企業が喉から手が出る程欲しい人材でしょう!

第4位はC/C++
組み込み系開発やゲーム開発に用いられる言語です。弊社がゲーム業界に特化したエージェントであるため、他のサイトなどで見るランキングよりもやや高めにランクインしているかと思います。ゲームプログラマーの求人がここに多く含まれました。組込系開発→ゲームプログラマーのキャリアチェンジは、弊社でもよくご支援させていただいています…!

第5位はRubyでした。
事業の軸をWebサービスに置いているスタートアップの求人がズラリとならびました。youtubeやInstagramもRubyで作られているのは有名ですよね。Rubyと書かれている求人には、「Ruby on Rails」もセットでよく見られます。フレームワーク込みで経験者を求めている企業が多いんですね!

6位以下について詳細は割愛しますが、C#(9.4%)、.NET(4.2%)、Objective-C(4.0%)、Perl(2.4%)、Swift(1.8%)、Go(1.6%)、COBOL(1.3%)と続きました。

貴方が使っている言語/あなたの好きな言語は、何位にランクインしていましたか?

個人的に意外だったのが、PerlとGoです。
Perl扱える人を求めている求人>Goを扱える人を求めている求人なのか?!ほんとか?!と思ったのですが、この2つの言語は求人への記載のされ方が異なっていました。

Perlは「Webサービスの開発経験者」を言語不問で募集したい際に記載される傾向にあり、実際の開発環境はPerlではないようでした。
一方Goは「Goを扱えるエンジニア」をピンポイントで募集したい際に記載される傾向にありました。


各言語の技術者数ランキング!

こちらは直近1年間で弊社サービスをご利用頂いている求職者様には、どの言語が最も扱われているかを表したランキングになります。(どこまで扱えたら「扱える」に当たるかは、ここでは定義しておりません。)複数言語が扱える場合には、いずれの言語にも1求人としてカウントしております。

結果は…コチラです!


第1位… Java 25.0%

第2位… C/C++ 14.5%

第3位… PHP 14.0%

第4位… C# 10.7%

第5位… Python 10.5%

6位以下の言語と各占有率は下記グラフをご覧ください!

求職者割合ランキング

なんと!求人数のランキングとは少し違いそうです!!


第1位はJava。求人数と変わらず不動の1位です。
やはりオープン系のSE,PGの方が圧倒的に多かったです。現職がオープン系ではないという方の中にも、ファーストキャリアでオープン系、Javaを使っていたという方がいらっしゃいますね。

第2位は、C/C++です!求人数ランキングでは4位でした。
こちらは私の仮説ですが、組込系の開発の求人が徐々に減りつつありながらも、C言語自体は1972年に開発された言語ですので、扱える方の数自体は減っていない、ということになるかと思います。

第3位はPHPでした。求人数ランキングでは2位です。
比較的初心者にもやさしい言語とされていますので、Web系開発のために最初に覚えたという方も多いのではないでしょうか?求人数も第2位ですので、まだまだ求人が見つからないということは無さそうです!!

第4位はC#です。求人数ランキングでは6位でした。
C#といえば、マイクロソフトが生んだ言語です。Windowsアプリケーションはもちろん、iOSやAndroidアプリケーション、Webアプリケーション、ゲーム開発までできる言語ですね。C#を扱える方はキャリアチェンジが比較的しやすいでしょう。

第5位はPythonです!求人数ランキングでは第3位でした。
こちらは求人ニーズに対して、まだ扱える方が少ない、という印象を受けます。先述の通り、Pythonはできることがたくさんある言語ですので、今ならまだまだ激アツ求人が沢山あるはず!初心者の方にも学びやすい言語と言われていますので、これからプログラミングを学ぶという方はPythonを学んでみるのもいいでしょう!

第6位以下は.NET(7.4%)、Ruby(5.0%)、COBOL(4.8%)、Perl(4.2%)、Objective-C(1.9%)、Swift(1.4%)、Go(0.8%)という順位になりました。

求人数ランキングでは最下位だったCOBOLが8位にきています。求人数に比べて、扱える人が多い、ということになりますね。他にもObjective-CやSwiftといったスマホ向けのアプリケーションを開発するときに用いられる言語は、まだまだ扱える人の割合が少ないことがわかります。


おわりに

いかがでしたでしょうか!
冒頭でも述べた通り、開発の目的によって適した言語は異なりますので、今回のランキングで順位が低かった言語=全くニーズがない、ということは一概には言えません。

新しい言語がいくつも生まれていますが、もうしばらくはJava、PHPのニーズは衰え無さそうですね。いずれはPython等の注目の言語がトップに躍り出る日がくるかもしれませんね!