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マーケティングを学びたい全ての人のための HelloWorld 〜マーケティングの筋トレを実践しよう〜

私は Webエンジニア として仕事をしています。プログラマは何を勉強すれば成果につながるのか、どのようなスキルが業界で求められているのか、明確に示されているロードマップのようなものがあります。

こちらの "Developer  Roadmaps" はエンジニアに求められるスキルと、その学習のステップを開示しています。これは私たちエンジニアにとって、学習を進める上で良い指針となります。やみくもに色々な技術やスキルを身につけようと励んでも効率が悪いわけです。

さて、私は エンジニア×マーケティング というスキルは現代において重要だと信じて日々学習しています。マーケティングに関してはまだ全くの素人です。先日友人に紹介いただいた「マーケティング思考力トレーニング」という本が、学習の良いロードマップになりそうでしたので本記事で紹介します。

💡 この書籍は以下のような方にオススメです。

・マーケティングの勉強は何から始めたら良いのかわからない。
・マーケティングの本を読み漁ったが学習がなかなか定着しない。

マーケティングトレースとは

マーケティングトレースとは、企業のマーケティング戦略を想像しながらトレースする(まねる)ことで、マーケティング思考力を鍛える方法です。

著者は「マーケティングの筋トレ」と表現しています。
少しずつでも着実に繰り返し筋トレをすることでマーケティング思考を訓練するのです。

マーケティングトレースの手順

具体的にマーケティングトレースでは以下のような作業を行います。

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1、テーマとする企業の概要を整理する
業界、ビジョン/ミッション、財務状況などを細かく整理していきます。
2、市場と競合を分類する
PEST、5Fources、3Cなどの基本的なフレームワークを活用します。
テーマとする企業と市場環境、業界構造を整理していきます。
3、戦略を整理、分析する
企業が誰に対して、価値をどのように届けているのかを整理します。
STP、4P/4Cのフレームワークを使用します。
4、組織構造や文化を分析する
組織図、組織の強み/弱み、組織資源を整理することで
組織構造や文化を整理します。
5、成功要因をまとめる
主な成功要因はなんなのか?3つの言葉で簡単にまとめます。
例)note の成功ポイント
・全ての意思決定がミッションに紐づく
・ユーザ体験に徹底的にこだわる
・プロフェッショナルが集まる組織
6、もし自分がCMOだったら?
自分なりのマーケティング戦略を立てます。
例えばターゲットを再定義したり、ポジショニングを再検討したり

さらに詳細な手順は、以下の資料にフレームワークWorkSheetとしてまとめられています。繰り返し使用するのにとても便利です。

マーケティングトレースを継続的に行う

以下の記事にて、本書の4章がズバッと公開されており、マーケティングトレースを継続的に実践するためのプラクティスが詰められています。

このマーケティングトレースをどのようにして習慣化するか、継続するかについて説明されています。

チームやコミュニティを作ることがよいと述べた上で、アウトプットは必須、Note や Twitter にアウトプットすることが重要だと語っています。
個人でインプットだけの学習を進めるよりも、他人に教えたほうが効率がよい「ラーニングピラミッド」の原理に基づいています。

この点は私も共感しました。
ちなみに私もアウトプット駆動学習を推薦しています。

さらに、マーケティングトレースの Facebook コミュニティにてアウトプットするのもオススメしています。

いきなりマーケティングトレースを行うのは大変

習慣化するためには段階を踏む必要があります。
日常、初級、中級などのランクに分けて実践しやすい粒度で実践できる学習方法を説明しています。

■ 日常編の実践例
「twitter で 140 文字、note で 800 文字程度のアウトプットを 30 分で」
「よく目につく広告の裏側にある商品と戦略って何だろう?」

最後にペアでの学習方法についても述べています。
プログラマの業界ではペアでプログラミングをするペアプロを行いますが、ペアマーケティングトレースも効果的だとのことでした。
1人より2人でやったほうが学習効率がいいという点に関して勉強する方法はどの業界も一緒ですね。


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