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パリ・オペラ座の日々1993~1994:8月12日 北欧旅行②「人魚姫像、運河クルーズ、王立バレエ団」


8月12日

ホテルの朝食が豪華でいっぱい食べた。値段が高いだけあってチーズもハムもみんな美味しい。せっかくなのでチェックアウトぎりぎりまで部屋でのんびりして、通りを挟んで向かい側のホテルに移動。こちらは13000円くらいで昨日のよりは安い。

運河の方へ歩き、水上バスで人魚像のところまで行く。人魚像は想像を絶する小ささで、しかもそれを大量の観光客が取り囲んでおり、さすが世界三大ガッカリ像のひとつ…と妙に感心してしまった。カストレットという要塞跡が公園のようになっており、1時間ほど土手をのんびり散歩した。雲が多くて8月だというのに風が少し冷たい。

もう一度水上バスに乗り込み港をぐるりと一周する。ヨットがたくさん停泊している。クリスチャンボーの辺りで船を降りカフェで一服。アンティーク食器のお店で銀のスプーン、フォークを買う。良い品物に見える。ストロイエ通りでアイスクリームを食べてホテルに戻る。

夜は食事後に再度王立劇場でバレエ。今夜の演目はあまり面白くなかった。デンマークの人達にとっては大切な人物をテーマにしているのかな?ダンサーはみな素晴らしかった。そして大道具がめちゃ気合が入っていた。

オードブル 28F
水・コーラ 27F
運河水上バス 60F
ボールペン&はがき 25F
カフェ 20F
銀のカトラリー 350F
ホテル代 970F
アイスクリーム 24F
コーヒー&ビスキュイ 30F
レストラン 424F
プログラム 40F


二日目となると物価の高さにも慣れてきて、躊躇なくお向かいの少し安めのホテルに移動しました。

本日もメインは夜のバレエと想定して、日中はのんびり市内を観光することにしました。市内を巡る運河には水上バスが往来していて、これに乗り込んで海の方へ移動。コンパクトな港町なので運河クルーズを体験すると、なんとなく土地勘がつかめてきます。

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右が国会議事堂、内閣府などがあるクリスチャンボー城、左は証券取引所。どちらもすごく歴史を感じる建築物。



コペンハーゲンといえば…の人魚像をまず見に行って、想定通りのガッカリ感を満喫しました(笑)

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(こちらはまだ著作権保護期間内ということで、Wiki内でも英語版には写真あり、デンマーク版には無しというように対応が分かれています)

この銅像は、デンマークを代表する作家のアンデルセンが1837年に発表した童話「人魚姫」をテーマにしたものです。バレエ化された人魚姫を観て感銘を受けたカールスバーグ醸造所(ビールの)のカール・ヤコブセンが、彫刻家エドヴァルド・エリクセンに依頼して1913年に完成しました。

僕たちが立ち寄った時は、海岸から数メートルの海上に積まれた岩の上に設置されていました。像高が125㎝という公共彫刻としては小さ目なサイズで、しかも鑑賞位置が数メートル離れた場所からなので、どうしても”ショボさ”が際立つような印象でした。世界三大ガッカリなんて言いますけど、これはマジで…と(笑)

ガイドブックにも書かれていたのですが、この彫像は完成以来様々な災難にあっており(破壊、落書き、イタズラ)、そういった情報も含めてなんだか寂し気で悲しそうに見えてしまいました。


その周囲は、「カストレット」という17世紀に築かれた要塞跡が広がっています。ここがなかなか気持ちの良い場所でした。元々は港の警護を目的に築かれた星形の軍事要塞だったのですが、現在は緑豊かな公園のようになっています。

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カストレットの土手の上。どこもかしこも絵画のように素敵な光景。のんびりと小一時間散策していました。


その後はニューハウン(新港)と呼ばれるエリアでショッピングしたり、お昼を食べたり。

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まさに北方ヨーロッパの絵画の世界!


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夜は再び王立劇場でバレエを観たのですが、この日の演目「Caroline Mathilde」についてはまったく記憶に残っておらず(笑) どんなのだったかなぁ。。ググってみたら、デンマークの王女様のストーリーのようですが…

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王立劇場の中で。


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デンマークで購入した絵葉書。

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