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タイでコロナにかかったら(4) 病院からのクアランティーン(2022/7/17日曜)

前日の投稿はこちら↓


サミティベート病院のフォローアップクリニックへ

疲れていたがなぜか朝7時頃に目が覚める。シャワーを浴びて、MacBookで音楽レーベル関係の作業を黙々とやる。リリース予定は詰まっている。次に行く場所のWi-Fiが調子いいとは限らない。TVを付けると日本のニュース番組が流れた。衛星放送か何かだろうか。しばらく観てなかったのでやけに新鮮に感じた。安倍元総理の襲撃に関してもTwitterで部分的に流れてくる情報しか知らなかったのでようやくニュース映像を観ることができた。

9時半頃まで作業し、時間が来たので10時に予約していたサミティベート病院に向かう。歩いていける距離だ。今のホテルのチェックアウト時間は12時だったのでそれまで部屋に荷物を置いておく。昨日ずぶ濡れになった服はもう乾いていた。

サミティベート病院に着いたら、病院の建物内には入らずに「フォローアップクリニック」というエリアに行けと前日の電話で言われていた。どうやら駐車場に設けられた特設会場のようだ。

駐車場の入口はPCR検査場っぽい。
さらに奥に進むとフォローアップクリニックがあった。日本語でも併記されてる。

着いたらまあまあ混んでいた。スタッフから受付用紙を貰って記入する。

日本語もあるからわかりやすい。

スタッフから「insuranceはあるか?」と聞かれる。保険という意味ね。知ってて良かった英単語。もちろん紙で持ってきていたので提出する。これは助かった。もし持ってなかったらめちゃくちゃ面倒なことになってたと思う。

さすがに英語はちょっと覚えておけ

ちなみにある程度の医療用の英単語を知らないと割とマジで海外で詰むかも。「前の投稿でも『隔離』をわざわざカッコつけて『quarantine』って書いたりして、こいつバカじゃねw?」と思った貴方、バカは貴方です。わざわざ覚えてもらうように書きました。特にコロナ関連用語は必須ね。自分は普段オンライン英会話を受講しており、その中でコロナの話題も頻発するのでそこそこ覚えていたけど、全く知らないとかなりキツイと思う。医者やスタッフと会話にならない。

必須ワード。これだけ最低限覚えておこう。各症状はジェスチャーでも対応できるだろうけど。

  • symptom=症状

  • fever=熱

  • cough=咳

  • sneeze=くしゃみ

  • runny nose=鼻水

  • diarrhea=下痢

  • test=検査

  • positive=陽性

  • negative=陰性

  • quarantine / isolation=隔離

コロナ関連だと他にもcase=感染者、variants=変異株とか、知らないとわからない言葉があるよね。

ひたすら待つ

海外旅行保険の証明書といっしょにtestのresultも紙で提出しろと言われたが、メール添付のPDFだったので、ここに転送しろと病院のメールアドレスを教えてもらう。

駐車場なので普通に暑い。

患者は日本人が多い印象。皆マスクしてるからわかんないけど服装や仕草でなんとなく判断。単なる駐車場の特設会場なので普通に暑い。扇風機がいくつか回ってるが、感染者の俺が扇風機の前に立つのもspreadさせるようでちょっと気が引ける。暑いけど日陰なので汗が出るほどではない。ひたすら待つ。たぶん水はタダで貰えると思う。俺は帰りに1本貰ってきた。

サミティベート病院オリジナルのミネラルウォーター。250mlで小さめ。

2時間近く待ったがまだ呼ばれない。日曜というのも良くなかったかも。昨日泊まってたホテルのチェックアウト時刻の12時が迫ってきたので、スタッフに一旦離席を告げ、ホテルへ。チェックアウト後に荷物をkeepしてもらう。かなり重いのでこれを病院に持っていきたくない。

病院の駐車場に戻るとすぐ名前を呼ばれた。狭い診察室に通される。日本語は全く通じない先生のようだ。このサミティベート病院は日本語が話せるスタッフも何人かいるらしいけどもちろん全員常勤ではないだろうし、英語での診断も覚悟するべき。

診察開始

あれだけ待たされたが診察は数秒で終了。
「symptomsは?」「たまにcoughだけ」
「いつから?」「先週から」
「OK。じゃお薬と隔離ホテルの紹介しますね」
これだけ。まあ、ほとんどみんなこんな感じなんだろう。問診票も貰う。

Rest 10 daysって書いてあるね。

そしてまたひたすら待つ。1時間後、スタッフに呼ばれ、薬が大量に入った紙袋を貰う。用法用量は日本語でも書いてあるから安心。

薬だらけ。デザインはみんなかっこいい。

隔離用ホテルからは直接俺の携帯に電話がかかってきた。番号教えてないのに不思議。昨日の予約時の番号を控えてるんだろうな。フロントの人はちょいインド寄りっぽいアクセントで少し聞きづらかったけど、なんとかホテル名と隔離期間が理解できた。とりあえず1週間だけらしい。その後にPCR再検査で陰性なら釈放、まだ陽性なら延長って流れなのかな。このあたりはいまだによくわかってない。自分のチェックイン予定時刻を告げて電話を切る。これも英語での会話が最低限できないとハードル高いよね。(ちなみにこのフロントの人はquarantineじゃなくてisolationという言葉を使っていた。どっちも覚えておこう)


診察終了

病院スタッフからinvoiceを貰う。どこで払えばいいの?聞くと、すでにあなたのinsuranceで貰ってるから払う必要はないとのこと。なるほど。てっきり一時的に自分が支払って、帰国後でまとめて保険会社に請求するもんだと思ってた。(これは保険会社によって異なると思う。要確認を)
(追記:自分の保険会社にも確認したが、ここで払わなくてもいいってのはレアケースらしい。大抵は一旦自腹で払って、あとで保険会社に請求するというパターン。なんで俺だけ払わなくてもよかったのか、理由はよくわからない)

サミティベート病院のinvoice

薬代が6000バーツ、診察料が500バーツ、手数料が1500バーツの計8000バーツのところを謎のディスカウント600バーツ(これよくわからん)で計7464バーツ、約3万円ってところか。

これで任務完了かな。病院のスタッフにお礼を告げて隔離ホテルに向かう。スタッフは皆懸命に働いており、南国特有の適当さはまったくない。エアコンもない暑い中、マスクとフェイスシールドと防護服を身に着けてあちこち走り回って対応していた。大変感謝している。

もうすぐ14時になる。スコスコに腹が減っていたので、病院近くの日系スーパーでサッと弁当を買う。

日本式の弁当は結構豊富。

久しぶりの日本食で興奮したが、スーパーに電子レンジがなかったので、温めなくても食べられる物を探す。

そばはイマイチ。おにぎりもタイのセブンイレブンの方がおいしいね。

そばとおにぎりを買い、ひと目に付かない小便臭い路地裏でガツガツと食う。そしてホテルに荷物をピックしに戻り、いよいよ隔離ホテルに。これから最長10日間の隔離生活が始まる。

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