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筋の耳打ちは信用するな 1

経済に疎い主婦、げこげこが、
将来の選択肢を増やすために踏み入れた
株式投資の世界。

40代半ばで「オカネ」の勉強を始めました。

「筋の耳打ちは信用するな」シリーズでは、
私が学んだオカネに関することを共有します。

それでは、さっそく…


「オカネ」とは何か?

今回のテーマは、ズバリ「オカネ」そのもの。

生まれた時から普通に存在して
当たり前のように使ってきた「オカネ」。

そのオカネについて、
これまで学んだことを書いてみます。

オカネ=国が作ったシステム

まず、オカネとは一体何か?
これを説明します。

これがわからないと、
たとえ札束を手にしていても、
ピンとこないわけです。

ズバリ、オカネというのは、
「国が作ったシステム」です。

そもそも、札束を持っていても、
それに価値を与える機関がないと、
手にしているものは紙切れでしかありません。

オカネは、その紙きれや金属製の丸い物、
通帳に書いてある数字そのものには
全く価値がないものなのです。

国が、「これはオカネという、
価値があるものとします!」と宣言して、
国が認める機関が発行してくれて
初めて価値が発生するものなのです。

かつては、例えば漁師が魚を取ってきて、
その魚の価値がなくなる(腐る)前に
誰かが作った洋服と物々交換するしかないという
原始的で制限の大きな取引しかできませんでした。

そこで、国は「オカネ」というシステムを作り、
制限のある取引から人類を解き放ち、
自分の持つ価値あるもの(資産)を
自由に取引できるようにしたのです。

オカネ=信用を数値化したもの

でも、考えてみてください。

もし、オカネの価値を宣言した国が
誰からも信用されていなければ、

その国が発行したものに、
誰も価値を感じないでしょう。

実際、あることをキッカケに
オカネの価値が無くなってしまった
国もあります。

また、Aさんの作るカレーは
貴重なスパイスをバランスよく使っていて、
何時間もかけて作っていてすごくおいしいけど、
1日に10皿しか出せない希少性があり、
お店の人がとても素敵で、会いに行くだけでも楽しいから
2000の価値がある、

でも、Bさんの作るカレーは、
そのへんのスーパーで揃えられる材料で、
作る手間も時間もあまりかかっていないし、
家で自分が作っても同じくらいのおいしさにできるくらい
普通の味のカレーで、お店の人がいつもケンカをしていて
店内がピリピリした雰囲気だから、
300の価値しかない。

というように、
希少性、品質、安全性、手間、付加価値、手軽さなど
様々な要素から
人は無意識に価値を判断し、
自分が手にしているオカネを支払う
タイミングを選んで生きています。

つまり、
オカネ=信用を数値化したもの

とも言えます。

オカネ=選択肢を増やすもの

では、人はどうして
「オカネを増やしたい」と思うのでしょうか。

それは、究極的に言えば、
オカネ=選択肢を増やすもの
だからです。

例えば、1万円もっている人は、
500円の牛丼も選べるし、
1万円の高級フレンチフルコースも選べますが、

500円しか持っていない人は、
500円の牛丼のような
500円以下の食べ物からしか
選ぶことができません。

さらに言えば、
+50円で変更可能な
豚汁セットにもできません。

例は食べ物としていますが、
年収次第で幸福度が上下するという
研究結果もあるくらい、

人生でどれだけのオカネを持って
生きるかということは、
少なからずその人の人生を左右する
ということは確かだと思います。

オカネはキタナイもの?

ですが、オカネの話をすると
日本人は「はしたない」「いやらしい」と
言いがちですね。

ですが、先に述べた通り、
オカネ=信用
です。

だから、
オカネをはしたないと思う必要はなく、

むしろ、自分が行動したことで
誰かが笑顔になったり、
お腹がいっぱいになったりしたのなら、
それ相当のオカネを手にする価値(信用)が
自分にはあるのだと思っていいのです。

オカネがあれば、それを使って
誰かを助けるという選択もできます。

実際に多くの投資家やお金持ちが
寄付や慈善事業を行っており、
それに助けられる人もたくさんいます。

オカネは、キタナイものではありません。

さらに言えば、
国は国民にオカネをたくさん稼いで、
たくさん使って欲しいと思っています。

なぜなら、オカネを循環させないと、
国の産業は発展せず
国民の生活は豊かにならないし、
税収も上がらないからです。

副業OKにしようという流れ

しかし、
「でも、今の仕事だけをしてたら、
たいした収入にならないから…」

「今の収入ではカツカツなのに、
これ以上オカネを使えなんて無理…」

という人が多くいました。

そういう人のために、
国から日本の企業に
「従業員に副業OKと言おうね」と
声をかけました。

日本では副業をNGとする企業が
多かったので、

国民が工夫さえすれば
本業以外でもオカネを
稼げるようにしたのです。

NISAで投資をススメている

そして、もう一つ、国民が
「将来のためにオカネを取っておかないと」
と消費を渋っていることも判明しました。

日本は現在、少子高齢化が進んでいます。

おそらく今後は、
高齢者の年金も減っていくでしょう。

「老後2000万円問題」と言って、
ただでさえ不安が強い国民性のある
日本人の不安をあおる流れもありました。

だから、みんな銀行にオカネを預けて
死守しようとします。

でも、今は銀行に預けても金利が低くて
ほとんど増えません。

それどころか、入出金する時にかかる
手数料の方が高くなっており、
預けるだけ損をすることも出てきました。

そこで国は、NISAという制度を作り、
NISA口座で増やしたお金からは
税金を取らないから、余剰金を投資して
今のうちにコツコツ貯めておいてね。

と言っているのです。

日本人は、「リスク」と聞くと、
マイナスの方ばかり考えてしまう
不安の強さがありますから、

NISA制度を作ることで、日本人に
投資の習慣を定着させたい
ということもあるのではないかと
思ったりしています。

そういう私も、旧NISAの終わり
ギリギリでやっと申込み、
投資信託を始めたのですが(笑)

オカネを持っていて損はない

というわけで、今回は
「オカネ」をテーマに
知っていることなどを書いてみました。

これを読んで少しでも、オカネに対する
マイナスなイメージに変化があれば
うれしいです。

次回は、「株式投資」って何?
という内容を書いてみようと思います。

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。

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