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フィリピンで会社勤務。

フィリピンでは3年程子会社のDirectorとして、その後は代表として働いていました。(厳密には今も働いています)

クソ暑いか、そこそこ暑いか、まぁまぁ暑いか、お?今日は少し涼しいかな?
ぐらいの気候が年中。正直その気になれば1年中プールに入れるここフィリピン。

まずこの国で働いてみて、よかったなと思う部分

  • 万年デスクワークがメインの私は肩こり、それももう肩をナイフで抉り取りたいような衝動に駆られてましたが、これが完全に消えました。

  • 日本で働いている時よりストレスが軽減された。(やはりこれも大きい)

  • どちらかというと社交的になってきた!

そして、うーんというか残念な部分

  • 時間にルーズな人が多い

  • 物事が日本のように短時間で終わらない

  • フィリピンで働いています!というフレーズを48歳単身者がいうと、完全に別の「あれでしょ?」って思われてしまう。(身内ですら)

  • お金に関する考え方が違いすぎる

  • 医療、治安もやはり・・・それなりだった。

あくまで子会社設立の部分でフィリピンに来たので、正直立ち上げは物凄く苦労しました。しかしこの経験は現在教育事業設立の段階で改めて役に立っています。今いろんなフィリピンビジネスのブログがありますが、自分の体験はこんな感じです。

最初はコンサルティング会社にお願いしてた。


もうベタですが、自分は正直な所、フィリピンで会社を設立するのに代行会社を使う事は否定しません。ただ、アプローチとしては、こんな感じがいいのかなと思います。

日本での取引先銀行(メインバンク)経由でフィリピン会社設立を伝え、フィリピンのアライアンスパートナー銀行を紹介してもらう。大抵銀行さんならたどってけばどっかの銀行にたどり着きます。
自分の場合は、UFJ、みずほに行きました。


銀行さん経由で相談しに行くと、大体フィリピンの誰かを紹介してくれます。
数社リストアップした上で、現地に赴き、実際に会って、会社設立を相談するといいと思います。やめた方がいいのは
今はオンラインで打ち合わせもできるかもですね。

  • 知り合いが・・・のパターン。

  • 知り合いの奥さんがフィリピン人だから・・・のパターン。

  • 昔フィリピン人に知り合いがいてさ〜・・・のパターン

はっきり書きますが、知り合いのパターンでやって、それなりの立場の人から紹介を受けて、委託したものの、設立が進まない・・・
これが私が実際に経験したパターンです。
知り合いが一番危ないです。やはり金融機関が一番無難だと思います。

ビザ

会社を立ち上げる人がどうしても避けて通れないのが、ビザだと思います。
これ、本当に大変です。
一般的には、9Gビザとか、9D(投資家)ビザとか、PEZAビザ(PEZA企業であれば)とかになると思います。

ですが、それぞれ、取得できるビザ、できないビザもあります。

まず、通常の会社勤務の人はそんなに問題はありません。ですが、自分で会社を立ち上げてビザを取得しよう・・・そんな人は正直ビザの捉え方がちょっと違います。

自分で会社を立ち上げて、60・40の会社で40の株主だからすぐビザ取れるよね?

正直自分もそう思ってました・・・が。
6・4の会社ですと、基本フィリピン人を雇う事が前提になり、これかなりハードル高いです。立ち上げ後、1年ぐらいはビザが降りるようですが、その後はなぜ外国人が必要なのかという部分が発生します。
つまり、

6・4の会社の場合外国人雇用の継続は難しい。


という事になります。ではこれをどうすれば良いのかというと、資本金を積み上げて、外国人が独自資本で運営できる状態にするしかありません。


ではどうするか。

3ヶ月有効のSpecial Work Permitを取得。(1度は延長が可能なので最長6ヶ月)を取得する。
どこか理解してくれる企業で一旦採用してもらい、ビザを発給してもらう。
※これもちょっとむずかしいですけどね。本業の他に仕事ってわけにも・・・。

SRRV(リタイアメントビザ)ってよく聞きますよね、これも半分正解なんですが、そもそもビザがあるから働けるか?って話なんです。
働くには就労許可が必要なんです。Alien Enployment Permitってやつですね。つまり永住許可があっても仕事をするにはAEPを取得しなきゃで、9Gとかが必要になるって事です。

なんだかんだでやっぱこれって難しい。弁護士さんかビザ取得をされている所に相談するのがベターだと思います。

ただ、色々なケースがあります、フィリピンに配偶者がいる方とか、婚約者がいる方、親戚がいる方など、そういう場合少なくとも何らかのビザが降りる可能性もあり、フィリピンで就職するなら居住許可が出ている方が有利ですね。

私で良ければそれらももちろん相談に乗りますし、弊社の企業秘書役の弁護士(奥様がビザ担当弁護士)なのでつなぐ事も可能です。

自分もここからが、正念場でもあります、とりあえず6.4で会社は立ち上げていますが、今後自らのビザを発給するにはどうしても資本金を増資して経営権を取得して行かなければなりません。

さてさて、今後更に大変だよこれ。















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