自分を好きで居られる場所
もうすぐ仕事を辞めるけれど、あらためてなんでこの仕事を選んだのか考えてみよ。
まずは少し振り返りますが…
私は27歳まで大阪で同棲をしていて結婚するつもりだったんです。
彼は4歳年下の料理人で、結婚を焦る私を幸せにする自信がないとある日打ち明けられました。
それからお互い傷つけあい、ある日起きたらたくさんのプレゼントを残して彼は消えていました。
目の前が真っ暗になったのを覚えています。
それから少し経って彼はフランス留学を決めて帰ってきました。
それが原因で同棲を解消し、私は実家の岡山に戻ることになりました。
フランスに行って数か月後別れはメールで言われました。
正直それは察していました。
悲しかったですが、フランス留学すると言われたときからわかっていました。
そのことで岡山生活をじっくり考えることになりその場しのぎの派遣ではなく、昔から馴染のあった大阪時代恋しかったパン屋のアルバイトを始めました。
最初は岡山ネタについていけず若干浮いていましたが、その当時の店長が良い人で彼女のおかげで居場所が出来ました。
その彼女とは今も仲良くて親友になりました。
そしてその当時のマネージャーに出会えたことは人生で大きなポイントです。
彼は私の意見に耳を傾けぶつかることもありましたが、人としていつも評価してくれていました。
そんな二人に出会えたことで居場所を見つけ、自分でも気付かなかった長所を伸ばすことが出来ました。
自分のことを肯定してくれる人や場所がある感覚を今でも覚えています。
色褪せた世界だったのがどんどんカラーになっていくような感覚でした。
店長となりスタッフを持つようになってからも大変なことはあったけど、いつも人に恵まれ仕事に夢中でした。
だから私がこの仕事を選んだわけは、そこに私の居場所があったからです。
なぜ過去形なのかというと変わってしまったからです。
楽しかったし好きだった。
今は好きかと言われると昔のようには好きではないです。
その当時の店長とマネージャーが私の人生を救ってくれたと今でも思っています。
これからどんな道を自分で見つけて行くかは正直分からないけど、この先も自分の居場所があるところに行こうと思います。
改めて考えてみてこれからの自分の大切にしたいことを見つけることができました。
良いテーマですね。
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