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変な家 感想memo

変な家(2024年)
上映時間:110分
監督:石川淳一

<キャスト>
間宮祥太朗
佐藤二朗
川栄李奈
長田成哉
DJ松永
瀧本美織
根岸季衣
高嶋政伸
斉藤由貴
石坂浩二

<あらすじ>
オカルト専門の動画クリエイター・雨宮はマネージャーから、購入予定の一軒家の間取りについて不可解な点があると相談される。そこで雨宮は、自身のオカルトネタの提供者であるミステリー愛好家の設計士・栗原に意見を聞いてみることに。間取り図から次々と浮かび上がる奇妙な違和感に、栗原はある恐ろしい仮説を導き出す。
そんな中、その家のすぐ近くで死体遺棄事件が発生。事件と家との関連を疑う雨宮が一連の疑惑を動画にして投稿すると、その家に心当たりがあるという人物・宮江柚希から連絡が来る。

違和感だらけの“変”な間取りの裏に隠された驚きの真実に迫る展開で話題を集めたYou Tube動画をもとに、動画制作者・雨穴が自ら物語の続きを加筆して書籍化したベストセラー小説「変な家」を映画化。

映画.comから抜粋

ー感想ー

2024年7月時点で映画.comのレビューが星2.4ということで高評価とはちょっと言い難い本作ですが、3月に公開してから未だに上映中という変なロングランをしています。
当初はスルーする気だった私ですが「変な家シミュレーター」というフリーゲームの実況動画を見てから本作を無性に見たくなり、変な経緯ですが劇場に足を運んでしまいました。
膨大な好奇心がある一方でハードル低めという変な期待値で鑑賞しましたが、思ったよりも面白かったです!序盤は全体的に雰囲気が薄暗くて、登場人物も地味な感じで眠くなるのではと恐れていましたが、物語が進むにつれていつの間にか見入ってしまいました。
★3つ。

※ここからネタバレ含みます

序盤は家の謎を解くミステリーのような進行だったのがいつの間にかホラーにシフトしていて、普段ホラー映画を見ない私的には新鮮な刺激になりました。
やろうと思えばグロくできそうな場面もあったはずですが、破壊された人体を映さない優しさに満ちた絵作りのおかげで助かりました。とは言え、映像とすてはグロくありませんが、やっていることは奇妙かつ猟奇的で、因習村的な怖さが湧き出ていて、想像力を働かすとゾッとさせられます。
音による驚かせ要素も見受けられ、私は唐突に奇声を上げる老婆のシーンで寿命が縮みました。
主人公がYouTuberなので取材と称してカメラを回すのですが、その際画面がカメラ視点になる演出があります。このカメラがかなりレトロな画質をしていて、ただでさえ不気味な空間を低解像度に変換して見せてきます。本作のヒロイン柚希は川栄李奈さんが演じてられてるので、顔をよく見ればもちろん可愛いのですが、髪の毛がやたらもっさりしているせいか、ちょっと不気味な雰囲気も漂わせていて、序盤の恐怖ポイントにも一役買っていたりしていて、そんな女性が低画質カメラ視点に映り込むとそれだけで怖い。
登場人物全員が何か変なこの映画で一番変な栗原さん。栗原さんが一緒に行動している間は怖いことは起こらないんだよね?と思っていたのに終盤いろいろあって栗原さんが足を負傷したときはかなり動揺させられました。

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