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私にとってのブラッシュアップライフ

土曜日、朝起きたらスマホが充電されてなくてバッテリーが瀕死状態だった。
3年以上使っていて充電の持ちもかなり悪くなってきていたし、画面にもヒビが入っていてそろそろ買い替え時かなあと思っていたので、これを機に機種変更しようと決意してヤマダ電機に行った。
今まで使ってたのはGalaxyだけど、なんとなくこれからはGoogle Pixelだろうと思って特に何も調べてないけどとりあえずPixelの売り場へ行き、その場で一番安くなるプランに乗り換えてPixel本体も入手した。
これまでも「これは寿命近いな」と思いつつも機種変を我慢してたのは、データ移行やアプリの設定のし直しが面倒くさそうだったからなんだけど、思ったよりスムーズに移行できたので杞憂だった。今は単純に久しぶりの新しいスマホにテンション上がってる。
通信会社を変えるのは時間かかるだろうと覚悟してたけど、やはり2時間以上はかかって精神的に疲れた。でも本体を安く手に入れて毎月の利用料も節約するためなので仕方ない…割引は要らないから本体だけください、と言えるほど金に余裕はないので。
帰ってから色々アプリの移行をしていて、一番大変だったのは意外にもポケモンスリープだった。引継ぎデータを全然読み込んでくれないので、それだけで1時間以上かかり寝るのが遅くなった。ポケモンスリープの設定のために睡眠時間削ってる私本末転倒すぎない??と途中何度かやめようかと思ったけど、せっかくここまでレベル上げしてるのに勿体無くて、未完のまま寝ることは出来なかった。馬鹿のお手本だと思う。
苦戦するかなと思ってた銀行系のアプリはサクっと終わったのでよかった。
最新のスマホを手にした私の生活は、少しは良くなるはずである。これはささやかだけどライフのブラッシュアップと言えるであろう。

週末の夜、市内のママ友4人でご飯を食べて、小学校の話や子育ての悩み、(私以外の)夫の愚痴などで盛り上がった。過去にはマンガみたいなママ友トラブルもあったけど、今こうして本音で子育てのことを話せる友達が出来たのはめっちゃ有難いなあと思う。気を遣ってた時期もあるけど、今は本当に飾らず遠慮せず話せてしまう。PTAのこともめっちゃ愚痴れて共感を得られたので少しスッキリした。ただ、私が子を甘やかしすぎてると笑われてしまったので、少しずつ私も子離れしないといけない時がきた…かも。できるんか?
こういうこともちゃんと「え、めっちゃ甘やかしてるじゃんヤバ笑」って言ってくれるの関係性が好き。それやめた方がいいよ、とか諭されても困るので、この人たちの温度感が私にはちょうどいいんだと思う。

その翌日、大学時代の友人たちとお茶をした。こちらは逆に子持ちは私だけで、みんな仕事しながらしっかり勉強したり独立したりしてて、学生時代は(私の中では)そんなにレベル変わらなかったはずなのに、今ではもう全然、住む世界も見てる世界も違うな、って思う。
でも彼らはそんな、全然違う世界を生きる私を受け入れてくれるし、私からするとすごい人たちなのに、子供育ててるのすごいねって言ってくれて私は自己肯定感上がるので、こちらの繋がりもまた私の財産だなと思う。
社交性があまりないので友達多い方ではないけど、だからこそ34年間生きてきて、やっと自分が一緒にいて心地良いと思える人たちだけが周りに残ってきてる感じがする。ママ友たちとは同じ世界を生きて見てるからこそ話が弾むけど、こちらは対照的に、世界は違うけど、その違いを受け入れられる人たちだから楽しく会話ができる。一見意識高い系の行動をしてるのも本当に自分で突き詰めたいこととか、「こうなりたい」っていう目標を話してくれると、彼らの人生が学生の時から繋がってるなとやたら納得できるので、応援したくなる。つかまあ一見どうのというより彼らは普通に意識高いんだけど。年1回くらいしか会わないけどその中で私が感じてきた彼らの人間性とかそれまでの悩みにちゃんと繋がるような道を進んでいくので「人の軸ってそうそう変わらないんだな」といっそ感動する。まあぶっちゃけ「大学院行くことにした」と言われた時は、私のコンプレックス(教養がないこと・勉学に関する努力をずっと怠ってきた自覚)を刺激されてちょっと辛い気持ちになるんだけど、でも何度も繰り返すけど彼らとは世界が違うし、私は大学院に行きたいと思って生きてるわけではないから比較しても仕方ないんだったな、というのを、会って話すと実感する。

人に恵まれてるなと思うことはあったけど、別に今までに出逢った人全員が良い人だったわけでは無いので、良い人だけが私を助けてくれてきて今の私があるということになる。今は「恵まれた環境に感謝!」みたいな漠然な気持ちは無く、「あの人があの時ああやって助けてくれた、嬉しい言葉をかけてくれた、だからあの人のことは何かあれば助けたいし、これからも付き合っていきたい」という気持ち。ちゃんと私が自分で選んできた人間関係が残っていて、それを誇らしく思える。それって凄いし素晴らしいことのように思うけど、嫌なやつと付き合って嫌な目にも会ってきたから今があるので、年を重ねること自体がブラッシュアップライフな気がしている。

そう考えると、年取るのも悪くないと思える気がするし、こどものうちはやっぱり何事もトライアンドエラーだよねと妙に納得するような…しないような。

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