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"多言語地域"への留学の勧め

みなさん、こんにちは!GCSの本多まさたかです。

「海外留学の再開!」
先日、文部科学省からの通達がありました。嬉しいニュースですね!
東北大学でも、今後の派遣再開に向けて動いているところです。

また留学へ行ける日も近いかもしれない、、、
ということで!本日は、留学先の選び方に関して、本多が思うポイントを紹介していきたいと思います。

私からの提案は、「”多言語地域”への留学はどうでしょうか?」です。
留学の目的は千差万別で、皆さん各々の考えや動機があるはずです。一方で、その国の言語や文化を学びたいという思いは、往々にして共通ではないでしょうか。

その上で、留学先を決める際には様々な葛藤があると思います。例えば、GCSとしてカウンセリングをしてよく聞くお話が、「やっぱり英語を話せるようになりたいです。けど、第二外国語で学習していた〇〇語も本当に楽しくて、、、どちらにしようか悩んでいます」と。

そうした悩みを抱えられている方に、ぜひ検討していただきたい選択肢が「"多言語地域"への留学」です。日本では、ほぼ全員が日本語を話しますが、世界を見渡すと公用語が複数あるという国も珍しくありません。そうした国や地域を選ぶことで、複数の言語や文化に触れられるというメリットを享受出来るのです。ちなみに、私の場合は、英語に加えて、スペイン語やラテン文化も大好きだったため、その条件にマッチしたカリフォルニアを選びました。

以下に、東北大学の協定校がある地域を参考に、具体例を紹介していきたいと思います。

*尚、協定校の情報や派遣条件等については、随時変更の可能性があります。詳細については、協定校一覧を参照の上、留学生課に問い合わせることをお勧めします。

① スペイン語 × 英語

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最初に紹介するのが、カリフォルニア州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、テキサス州です。これら4州はアメリカの南西部に位置し、メキシコに国境を接しています。そのため、街中にはスペイン語と英語が混在しています。実際に、私が留学をしていたサンディエゴ(カリフォルニア南端)では、電車のアナウンスや地名の表記にスペイン語がありました。19世紀半ばまでメキシコ領だったという歴史的経緯や、現代の経済的・政治的結び付きから、両国には密接な関わりがあるようです。

ex. カリフォルニア大学(UC 〇〇校), テキサスA&M大学, ライス大学 etc.

② 中国語 × 英語

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次に紹介するのが、シンガポールと香港です。これらの国と地域は中国語圏ではありますが、どちらも英語が通じると言われています。それは、イギリスの旧植民地であったことが影響しています。そのため、大学の講義やビジネスにおいては英語を扱い、普段の生活や街中では中国語で暮らすといった体験が出来る環境です。

ex. シンガポール国立大学, 香港大学 etc.

③ フランス語 × ドイツ語

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最後に紹介するのが、アルザス=ロレーヌ地方です。ここは、フランス北東部に位置し、ドイツと国境を接しています。両地域は正に歴史に翻弄された場所で、普仏戦争、WW1、WW2と、100年間で3度も国境が変わっているのです。興味がある方は、是非『最後の授業(ドーテ 1873)』を読んでみてください。そのため、仏-独語のバイリンガルが多く、両国の文化や歴史を感じられる環境であるといっても過言ではありません。

ex. ストラスブール大学 etc. 


いかがでしたでしょうか?
なんだか世界史の授業みたいになってしまいましたが(笑)、世界には歴史や文化が複雑に絡み合った魅力的な場所が多くあります。特に、英語だけでなく、二外で学習した言語や複数の文化に興味があるという方にとっては有益な選択肢になるかもしれません。皆さんも留学先を選ぶ際には、「多言語地域への留学」を是非検討してみてください!

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