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じぇりーちぇんちぇー!

舞台は有楽町にあるヨドバシの下、B1にあるコメダ珈琲店。
僕と店員さんとの戦いのお話です。

カレーを食べた直後だったので、僕のお口は甘いもの一択。

さくらんぼの乗ったコーヒーゼリーの写真に心をくすぐられてしまったヨ

くっ、これにしましょか。

インターホンの音を聞きつけてやって来た愛想の良い男性店員。

僕が頼むのは勿論コーヒーゼリー。
注文は頭の中で決まっているのに、店員さんが来るとついメニューを確認してしまうのは何故だっ!

ここで起きた第一の悲劇。
ぽちっと開幕

「コーヒーゼリー」だと思っていたコーヒーゼリー。
メニュー表に書かれていた名前はなんと
「コーヒージェリー」。


きゅい〜!!!!
この瞬間口角は急上昇!

こういう言い回しはたまらない!大好物にニヤケが止まらないぃっ!

ジェリーって言わなきゃいけないの…
でも恥ずかちいっ!

恥じらい少々。
でもここで怖気付いたら鶴は万年亀は千年!!

なんとか気持ちを立て直して、

「コーヒーゼリー1つ」

はっきり言い切った。

安堵タイム。
でも店員さんからすかさずカウンターが飛んできた。

「コーヒージェリーが1つ、
・・・以上でよろしいでしょうか?」

・・・‼︎。

「接客の基礎…復唱の術だ…!」

この素晴らしい男性店員さんはきっと笑いの刺客だっ!

とはいってもここで吹き出してしまうほど弱くはないぞ。

なんとか気を制した。

「はい以上で」
と一言。

一戦目はなんとかドローに抑えた…。

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間も無く注文したコーヒージェリーが届いた。

ニッコニコ。甘党な己に感謝感激!
すかさず食べ始めようではないかっ!

この時既に、戦いは始まっていた…。


コーヒージェリーをにっこにこで食べていた最中、ふと顔を上げた。

第二の悲劇。
開幕っ…!!

向こうから歩いてくる店員さんの視線のレーザービームにこちらのビームがピタリ。

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目の前には、店内最長のホームストレートが…
まっすぐ向こうの壁まで伸びていたんだ…。


目の前には、店内最長のホームストレートが伸びていたんだ。


幸運なことに、笑った俺を見て
店員さんも笑ってくれた。

二戦目はお互い笑ってフィニッシュ。

こうして、勝敗がつかずに戦いは幕を閉じたのであったっ!

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さっき起きた出来事をこうしてnoteに書き込んでいるのが
実はゲンザイなのだ。今からもう一つコーヒージェリーを注文するぞよっ。

完)

or 続く)

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