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2023年12月期第2四半期、決算発表後に頂いた質問と回答

こんにちは。
グラッドキューブ(証券コード:9561)経営企画部 リレーションチーム(IR/PR)の坪根です。

当社は8月14日に2023年12月期第2四半期決算発表を行いました。
その時の記事はこちら↓
第2四半期決算発表とその裏側で

決算発表後の質疑応答はIRサイトにて公開しておりますが、サイト更新より先駆けてnoteでお知らせいたします。本記事では更に理解を深めていただけるようスライドと共に質疑応答を再載、あわせてIRサイト公開後に直近いただいた質問と回答(投資家面談やセミナー等)をまとめて公開いたします。
よろしければ是非ご確認ください。


質疑応答 *IRサイト掲載分

事業について  

Q:マーケティングソリューション事業とSaaS事業のクロスセルはどのような流れで発生するのでしょうか?

A:マーケティングソリューション事業のお客様が運用するサイトが最適化されていない、あるいはページスピードが遅かったりした場合に、SaaS事業のプロダクトをご紹介し、採用いただくケースが多く存在します。
逆に、SaaS事業のプロダクトをご利用いただいているお客様が広告戦略に悩まれている場合にインターネット広告配信を承ることがございます。
それぞれの事業の関連性が高いため、売上クロスセル比率は40%近くとなっています。

ビジネスモデルとクロス売上比率

Q:SPAIAの今後の見通しについてお願いします。

A:SPAIA事業は現在、投資フェーズです。
当面は、システム開発や無料会員の獲得に注力をしていく考えであります。
直近のデータによると、無料会員の有料転換率が20パーセントと高い水準を保っております。
このデータに基づき、まずは無料会員の獲得に力をいれております。

SPAIA事業 今後の成長戦略

会社全体について

Q:前期比で営業利益が半減していますが、その理由をお願いします。

A:いくつかの要因はございますが、まず、原材料コストの上昇やエネルギー価格の高騰等による世界的景況感悪化の影響により、当社顧客の多数を占める中小企業を取り巻く経営環境の悪化に伴い、一部顧客の解約や予算減額による広告費の抑制が発生いたしました。
また、成長基盤の強化を目的とした積極採用を実施したことや全従業員を対象に平均15パーセント、最大60パーセント以上のベースアップを実施いたしました。これらが要因で、前期比で営業利益が半減した結果となりました。人的投資の結果を下期に反映できるよう、尽力してまいります。

Q:下期の業績見通しについて教えてください。

A:下期につきましても、概ね計画通り推移するものと考えております。
また、営業体制についても今期の7月からアウトバウンド部隊を立ち上げており、すでに効果が見え始めております。この営業体制強化によりトップラインの向上を図り、計画を上振れて着地できるように取り組んでいきたいと考えております。

エグゼクティブサマリ

Q:2030年に売上高100億円を掲げられていますが、それを達成するために重要なことはなんでしょうか?

何点かございますが、まずはじめに、資本提携により、技術や人材などの経営資源を持ち寄り、技術協力による共同開発などを行うことで、コスト削減や新商品の開発など、さまざまなシナジー効果が表れ、トップラインの向上につながるものと考えております。
2点目として、シナジー効果の高い企業のM&Aを行い、トップラインの向上などを図っており、現在も数社の企業と協議を行っております。
3点目として、創業時から蓄積されたコンテンツマーケティングによるインバウンド営業を主流にしておりましたが、本年の7月よりアウトバウンド体制を構築し、業界別のアプローチをプランニングし実行しています。更なるトップラインを上げていく考えであります。 これらをベースに、2030年には売上100億円の発生を目指したいと考えております。

Q:M&Aの状況についてはいかがでしょうか?

A:現在、複数社との協議を進めております。
発表できる段階になりましたら適時開示にてお知らせいたします。

直近いただいたご質問と回答

Q:SaaS事業はビジネスモデルでいうと積み上げ型(ストック)になりますでしょうか?

A:SaaS事業は特殊なモデルとなり、ストック型とフロー型が共存するビジネスとなります。
まず、プロダクト(SiTestやFasTest)の販売に関してはストック型となりますが、このプロダクトの販売に紐づいている企業によっては、解析コンサルやサイトの制作などのフロー型のサービスを承ることもございます。

SaaS事業 ビジネスモデル

Q:SaaS事業の大手クライアントの獲得はどのようにしているのですか?

A:関係者や既存クライアントからの紹介や大手の子会社と取引を行い、そこで実績を積むことによって、親会社の獲得につながったケースがございます。

Q:広告業界が縮小しているが、そこはどう考えているのでしょうか。

A:広告業界の競争は激化していますが、TAMを見る限り拡大の余地はあると捉えております。また、当社では今期より新たにアウトバウンド体制を構築しました。今までにない手法での受注を見込んでいるため、業界内のシェアを拡大していきます。すでに営業活動を行っており、順調に体制構築できております。

Q:エンジニアの採用について、厳しい採用環境なのでしょうか?

A:エンジニアの採用は、同業他社含め厳しい環境であると考えられます。また、他社との取り合いという競争の原理により、エンジニアの人件費は高騰している状態でありますが、引き続き優秀なエンジニアの確保および育成に注力してまいります。

2023年12月期第2四半期決算に関する資料のリンクはこちらにまとめております。
決算短信
決算補足説明資料
書き起こしレポート
決算説明動画


次号にむけて

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
また決算直後にもかかわらず多くのご質問をいただいており、当社へ関心をお持ちいただけていること深く感謝いたします。
株主様からの率直なご質問や感想にも真摯に向き合い、今後もより良い会社作りを目指して、取り組んでまいります!

ご意見・ご要望などがございましたら是非お聞かせください。参考にさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。


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