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アフターコロナの正解を探して

2022年あけましておめでとうございます。

いまだ、オミクロンで不安定な世の中でありますが、あと少しでコロナ自体は収束に向かいそうで、新たな時代の幕開けとも言えるべき2022年だと感じています。

2022年、株価はどのように変化するのか?仮想通貨は?外国人観光客は戻り、インバウンドは活性化するのか?資源不足はいつ収まるのか?リモートワークはこのまま定着するのか?

あらゆる不透明さに直面する中で、タイトルの「正解」を探し求める対話を繰り返した年末年始だったように思います。

僕自身、対話を通して考えたこと、思考のアップデートを文章に残しておこうと思って久しぶりにnoteを書いてみました。

「10年後を予測できる社会」と「10年後を予測できない社会」

絶対的な正解。

この事を考えるときに、僕が会社を作った2000年頃の思考を思い出します。

インターネットが登場し、様々な分野でインターネットが使われるようになり、インターネットの企業が覇権を握る。

中国が経済的に発展をはじめ、これからはアジアが発展する。日本は出生率が低く、少子高齢化社会に向かうので、より効率化を進めなければ厳しくなる。

簡単に大枠で言ってしまえば、そのような絶対的な正解が見えていました。

そして、その通りになっているように思います。

しかし、今、世界の10年後を予想しようとすると思考に霧がかかります。

AI、ロボットでどこまで人間は仕事を奪われるのか?

ベーシックインカムは導入されるのか?その事で人の意識はどのように変わるのか?

中国はこのあとどこに向かうのか?世界のパワーバランスはどう変化するのか?

コロナで大量に刷られた法定通貨は今まで通り機能を果たすのか?そもそもGDPのような画一的な価値観を大切に世界は動き続けるのか?仮想通貨は?

悪化する自然災害が今後どのような形で起きるのか?人類はサスティナビリティとどのように向き合うのか?

まさにVUCA、不透明な時代です。
2000年には「経済」という単一な指標で世界の流れを見ていれば良かったのが、その根本が怪しくなっているのかもしれません。

2020年において絶対的な正解。その答えを見出そうと考えてみると、皮肉なことに

「絶対的な正解が分からない」という
絶対的な答えが導き出されてしまうのです。

「10年後を予測できる社会」から「10年後を予測できない社会」に大きく時代は変化していることに気付くのです。

パラダイムのアップデートが必要


そんな時代の変化の中で最も大切なことは「パラダイムのアップデート」だと思うのです。

例えば、前提が

※3年後入試があり、そのテストで高い点数を取ることができれば道が開ける。

という場合と

※3年後、多分入試があるが、その選抜方法は今分からない。そして、その入試を通ったからといって、その後の人生に役立つかどうか分からない。

という前提では、あらゆる「パラダイムのアップデート」が必要だと思うのです。

例えば「努力する。」という「考え方、パラダイム」は

3年後が見える世界では

「1つの事に真面目に一生懸命努力する。」で良かったのに、

3年後が見えない世界では

「どんな事が起きても柔軟に対応できる力を身につける。」と変わると思うのです。

絶対的な正解がある社会では、正解に向けて「画一的」であることが最短距離でした。しかし、未来が不透明な時代には「画一」は通用しません。

「努力」に関わらず、あらゆる「考え方、パラダイム」が大きく変化する。

絶対的な正解がない時代というのが、絶対的な正解だとするならば、10年後が見えない時代にあわせて

あらゆる考え方やパラダイムをアップデートする必要があると思うのです。

その事だけが、今私達ができる唯一の正解なのかもしれません。

正解を探すという古いパラダイム

我々は、学校教育を通して「正解に向かって一生懸命がんばる」という、画一的なパラダイムを刷り込まれて生きてきました。

コロナを通して、「アフターコロナはこうなる。」という次なる正解を求め、その正解に向かって「一生懸命」頑張りたいという論調になりがちです。

VUCAな時代、10年後の予想などできるはずもないのに、断定的に方向を示しているインフルエンサーが注目を集めているのは、その証拠でしょう。

3年後の試験の有無も、内容も、その試験の価値さえも分からないのに

「その試験の内容はなんだろう。」

と、一生懸命考え続け、不安に苛まれる。

これは、変化した新しい時代に、パラダイムの変化に目を向けず、古いパラダイムでなんとか対応しようとしている事ではないかと感じるのです

「10年後を予測できない時代。」に私達がアップデートすべきパラダイムはなんなのか?

次の文章では

貢献のための成長「Growth for Contribution」を社名に冠している私達の大切な価値観のアップデートについて考えてみたいと思います。

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