「国際金融都市・東京」構想の改訂の検討について

 みなさん、こんにちは!

 本日は、現在進めている「国際金融都市・東京」構想の改訂についてお知らせします。

<構想改訂の背景>
 都は、2017年に成長戦略の一環として「国際金融都市・東京」構想を策定し、世界に冠たる国際金融都市を目指すべく、さまざまな取組を展開してまいりました。

〇「構想」に基づくこれまでの主な取組 
・日本初の官民連携金融プロモーション組織である、「FinCity.Tokyo」設立
・英国の金融機能の中枢を占める都市である英国シティ(City of London Corporation)との連携協定(MoU)の締結
・画期的な金融商品・サービスの開発・提供を行う金融事業者等を表彰する「東京金融賞」の創設
・国内の自治体として初のグリーンボンド発行 など

 しかしながら、「構想」策定から約4年間が経過し、国際金融を巡る環境は、2017年の「構想」策定時から激しく変化しています。

〇国際金融を取り巻く環境変化
・イギリスのEU離脱に伴う欧州金融市場の変化
・LIBORの廃止
・サステナブルファイナスへの世界的な関心の高まり
・金融のデジタライゼーションの進展 など

<有識者懇談会での議論>
 こうした変化に的確に対応していくため、都は「構想」を改訂することとし、昨年11月に有識者懇談会を立ち上げて検討を進めてきました。

〇有識者懇談会メンバー(五十音順)
  ・市川 宏雄 氏(明治大学 名誉教授)
  ・加藤 康之 氏(お金のデザイン研究所 所長)
  ・鈴木 由里 氏(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 弁護士)  
  ・Peter Tasker氏(アーカス・リサーチ・リミテッド 代表) 
  ・仲條 一哉 氏((独)日本貿易振興機構 理事)
  ・中曽 宏  氏((一社)東京国際金融機構 会長)(懇談会座長)                                              
  ・山岡 浩巳 氏(フューチャー(株) 取締役)

〇懇談会の様子

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 これまで約半年にわたり精力的にご議論いただき、6月29日の第5回懇談会において、構想改訂(案)を取りまとめていただきました。

〇懇談会での議論の経過

図1

<今後のスケジュール>
 これまでの有識者懇談会における議論を踏まえ、近日中に都として構想改訂(案)を発表いたします。
構想改訂(案)を発表しましたら、このnoteでお知らせします。その際、パブリックコメント等の手続きについてもあわせてお知らせしますので、改訂(案)に対するご意見・ご感想をお寄せください。

 最後までご覧いただき、ありがとうございました!