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11/26(土) Gravel Biking Tokachiの現在地

おはようございます。
東武トップツアーズ兼GBT渡邉です。
#今日は自己紹介の回です

今日はそもそもGBTってどんな組織でどんな活動をしてるの?という疑問にお答えします。
#誰にも聞かれてません
#最後にアツい思いが溢れてます笑


▼旅行会社で働く普通の営業マン

Gravel Biking Tokachi(GBT)は、2022年6月から始動したプロジェクトです。
初年度は道の駅おとふけを拠点とし、グラベルロードを活用したルートの開発、ツアーの造成を目的とし、日々活動しています。

GBTプロジェクトは、国の補助金を活用した事業であり、上記の目的を達成するため官民連携でそれぞれ役割を担って進める体制となっています。
#地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業
#事業の目的やゴールは11 /18の回をご参照ください

サイクリングをメインとした商品を作るわけですが、誰が販売するのか?誰が事業として継続していくのか?によって、事業の「主体者」が決まります。
プロジェクトの主体者が自ら旗振り役となり、行政および地域の事業者と連携して、「地域のために」事業を推進していくことが望ましいです。
#外部のコンサルに丸投げしない

そして今回それを担ったのが、旅行会社の東武トップツアーズ(株)帯広支店で働く営業マン、私です。
#渡邉と申します


▼地域のために一事業者が動く理由

各地域には、観光協会やDMO(観光地域づくり法人)という組織があり、日々地域の観光情報発信、観光需要喚起の様々施策、観光コンテンツの素材発掘、磨き上げをおこなっています。
それぞれの組織に目的や年間事業計画があり、限られた予算の中で、日々奮闘されています。
#とても大変な役割だと思います
#観光って幅広いですよね

そのため、すでに計画していたプロジェクトあるいは地域全体で必要とされているコンテンツであれば良かったものの、そうではないプロジェクトに観光協会やDMOは時間と予算、そして人を割くことができません。
#優先順位があります

サイクルツーリズムは、やりたくても今はできない、やる人がいない、続けることができない、やり方がわからない、お金がない、そんな声がたくさん聞こえてました。
#心の声です
#サイクリングはツーリズムだけでなく環境負荷の低減・災害時における交通機能の維持・国民の健康増進等を図ることなど新たな課題に対応し 、地域の実情に応じた自転車の活用の推進を考える必要があります
#いきなりなした

サイクルツーリズム、もしかしたら今やる必要のないことかもしれないと思いつつも、コロナ渦で落ち込んだ観光需要回復のこのタイミングだからこそ、
今やり始めるのが良いのだと思うことにしました。
#道の駅おとふけの開業も重なって
#音更町が賛同してくれたおかげです

そんな思考回路の結果、
きっと十勝にはサイクルツーリズムは必要だけど、やる人がいないみたいだし、地域のためになるのなら、旅行会社も今は暇だしやってみようか!ということになり、現在に至ります。
#サイクリングは素人です
#元来旅行会社は観光地域づくりは本業ではありません
#地域のためにが合言葉です


▼十勝のサイクルツーリズム

2021年トカプチ400がNCR(ナショナルサイクルルート)に登録され、十勝のサイクリング観光の機運がより一層高まったと思います。
#ナショナルサイクルルート制度とは日本を代表し世界に誇りうるサイクリングルートを国内外へPRすることを目的としています

十勝管内の各市町村でもすでに取り組んでいたサイクルツーリズムですが、予算をつけて事業化を目指す自治体やサイクルツーリズムだけで事業をおこなう会社はありません。
#レンタサイクル事業は色々な支援がありますし
#サイクルガイドさんは複業ですし
#アウトドア会社さんはサイクリング以外のアクティビティもありますし
#自治体は前述のとおりツーリズムだけが目的ではない

おそらくサイクルツーリズムだけでは事業(経営)が成り立たないのでしょう。
自分1人だけが食べていける程度の稼ぎであれば良いかもしれませんが、それでは「地域への経済的効果」は期待できません。
#それがダメと言ってる訳ではないです !!
#サイクルツーリズムでどのように稼いで地域に効果をもたらすかを考えています
#そもそもサイクルツーリズムは何のためにやるのかも議論の余地あり

そのあたりをふまえて、
地域のための事業としておこなうには、
稼がなくても良い組織(観光協会など)がおこなうか、すでに稼ぎの柱があってその柱との親和性が高くかつ地域貢献をしたい民間企業(またはDMO)がおこなうか、の2択かと思います。
#旅行会社の東武トップツアーズが参戦

サイクルツーリズムに限らずですが、ここまでの組織的な話は、旅行会社でなくとも実現可能な内容だと思いますし、すでに他の旅行会社や航空会社、DMOも各地域で取り組んでいます。


▼旅行会社の強み

旅行会社は航空券の手配、宿の手配、バスの手配などをおこなう、観光の仲介業を生業としています。
#そういうイメージですよね

修学旅行や団体旅行はそれのわかりやすい例で、私も修学旅行のスペシャリストとして長年業務に携わってきました。
#スペシャリスト笑

しかしながら最近の旅行会社の業務は多岐にわたります。
旅行の手配と運行で培ってきた業務スキルは、様々な場面に転用できました。
イベントの手配や運営、国際会議の会場手配、設営や運営、最近ではオンライン会議の運営やコールセンターの運営などもおこなっています。
デジタルにも強く、旅行予約管理システムをカスタマイズしたデジタルクーポンの販売決済システム、最近では観光地をメタバース化するといった事例もあります。
#当社だけではなく多くの旅行会社が同じです

上記のような事業は本業ではないものの、旅行会社にとっては大きな収入源になっていますし、かつこれまでのノウハウがしっかり活かされているのでお客さんにも喜んでいただいています。
#その分競合も多いですよね

そんな変化を遂げた旅行会社ですが、
今回の事業のような地域観光プロジェクトでは、会場手配でも運営でもデジタルでもなく、本業の「旅行業」が活躍します。

旅行業を簡単にお伝えするとしたら、宿と交通と体験をセットにした旅行を企画して販売することができる、というのが旅行業です。

地域にお客さんも呼び込むときに、
良い宿ありますよ!便利なバスがありますよ!
美味しい食事、楽しいアクティビティありますよ!と発信しますが、
それを全部予約して合計いくらで販売します!というのは、旅行業もしくは旅行サービス手配業を持っている会社にしかできません。
#お客さんが個人で別々に予約をすれば済む話ではある
#そうなると発信できていないコンテンツは届かない
#そして予約は結構面倒である

皆様のご想像の通り、至極当たり前のことなのですが、意外と他業種でも知らないでやってしまうことも少なくありませんし、私たち旅行会社はそれを意識して、必要とされる生業を活かして、地域で活動しなければなりません。


▼でも、結局は。

話をサイクルツーリズムに戻しますが、
コンテンツは作って終わりではなく、販売し続ける必要があります。

サイクルツーリズムのように細い事業を長く続けていくには、それなりの体力(お金)が必要です。
なので企業または自治体が担う必要がある。

そして、サイクルツーリズムはまずもって儲からない。
なのでサイクリングと何かをセットにして付加価値をつけて販売する必要がある。
#旅行業を活かした商品づくり

そして、販売し続けるに関しては、
そもそも旅行会社としては本業ではないサイクルツーリズムです。
地域に必要とされているサイクルツーリズムだからお手伝いをしています。
#必要なければやらないという選択肢もあります
なので、今回のプロジェクトのように官民でしっかり連携をして、様々なアウトドア事業者の方とも繋がって、
みんなでサイクルツーリズムやろうぜ!
みんなで販売していこうぜ!
みんなで連携して十勝を盛り上げようぜ!
という形がやっぱり最高だなーと思っています。
#GBTはそうなっているはず
#きっとそうなるはず
#なんかアツい

そんなこんなで、
私のような素人サイクリストが、旅行会社という立場を活かして各地域にお邪魔してサイクリングコンテンツの造成や販売のお手伝いをさせていただいております。

Gravel Biking Tokachi


▼おまけ

と、書きましたが、
結局はやりたいか、やりたくないかは、
自分で判断しています。

日々大変なこと、わからないこともあって、何でやってるんだっけ?となることもありますが、そういうときはこう考えるようにしてます

まあ、楽しいからいっか。

前にも書きましたが、
本当に周りの人に恵まれました。
だからやっていけるのだと思います。
今日はこの辺で失礼します。
これからもどうかよろしくお願い申し上げます。

東武トップツアーズ 渡邉


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