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日本バーレスク界も「横一列に見てもらっては困るんだよ!」

今回は、プロレスの話から始めます。

時は、2015.8.23 DDT両国国技館大会。HARASHIMA(DDT)×棚橋弘至(NJPW)戦が終わった後の棚橋選手のコメントは「全団体横一列で見てもらったら困るんだよ!」というものでした。

両団体エース対決の勝者となった棚橋選手が放ったこの一言は、レスリングスキルや団体・個人のイデオロギーの違いなど、色々なことを見る者たちに考えさせ、"プロレス史に残る名台詞"として、皆の心とインターネット海底遺跡、それから『週刊プロレス』に、然るべきフォントとサイズで刻まれています。たぶん。

日本バーレスク界においても、この「横一列に見てもらっては困る」という気概は存在していて(誰がNJPWでどこがDDT…みたいなのは野暮なのでナシ)、何年かに一度、思い出したかのようにバーレスク・イデオロギー闘争が巻き起こることがあります。

闘争とは言っても、”炎上”というよりは”燃焼”という感じ。暖炉の火や焚火を大体3日くらい囲みながら個人的見解が出揃ったところで、最後は「おっぱい」で落ち着き、平和なフィナーレを迎えます。

ついこの間も何年かぶりに暖をとったところなのですが、個人的には、今回ここで燃えた炭を火鉢に移して、しばらくウダウダやりたいなと思っています。

火鉢では別に「ガチ大決定!あの人・あの団体はバーレスクの枠に入るのか?!」みたいなことをやりたいワケじゃありません。日本が"バーレスク"の看板を自由で大きな解釈の下に出せる状況である以上、色々な立ち位置を少しは識別しておきたいな?という感じです。

プロレス界もバーレスク界も、きっと私たちは皆横一列ではないです。星座みたいにxyz軸の色々なところでそれぞれ光って、70年もの間、シーンを文化を形作ってきて、これからも作っていくのだと思います。

だから、やはり、横一列で見てもらっては困るんだよ!(ついでに机バーン)