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変化

プログラミングのマンツーマン講師をしていて、ここまで世の中が変わってきたんだなぁと思うことが日々いろいろあります。

変化の第一番はインフラです。やはり オンラインの普及ですね。今までは一部の方しかできなかったオンラインミーティングが生活のインフラと化して、未だできない方もいるものの 50歳代くらいまでは当たり前のツールとなったことです。このオンラインが一気に普及したことによって、地域や距離・移動などの制限がなくなってしまったのです。したがって、逆に地域や距離・移動によって守られていた産業が、一気に崩壊し始めたということです。更に波及的には、いままではパソコンにオプション的についていたカメラやマイクが、大半のパソコンについているという前提に立てるようになったことです。これはもう少し変化を起こしそうです。

変化の第二は受講生です。いままでは、社会人に教えることが多かった生徒さんに 学生さんが増えました。特に大学二年生の学生さんが増えたのです。大学一年生までは、一般教養が中心でも 二年生から専門性が強くなるということと、大学の授業がほぼオンラインとなり大学のサポートが不十分なケースが増えたということが重なったためと考えられます。オンライン授業は、リアルタイムに配信を見る方式と録画済みの講義を見る二種類が主なようですが、ネット環境が不十分だと コマ落ちしたり何を言っているかわからないケースも多いそうです。学校もたくさんあるわけですし、学校の経営状態にもよって設備やインフラの質に差は出るし、生徒さん側のインフラだって全員の環境が完全ではないのです。だから、全部オンラインていうのは かわいそうだとも思います。

変化の第三は業態です。医療系に従事されている方の受講生っていままでは、考えたこともなかったのです。冷静に思えば、未だに電子カルテを導入できていない病院も多いですし、導入したら全員がデータを駆使してデジタル化が実践できるものではないということは、会社に勤めたことがあればわかりますよね。会社レベルに限らず国レベルだって使い勝手の悪いシステムはたくさんあるし、システムの不備やダウンなどは日常的に発生しているわけで、失敗プロジェクトの如何に多い事か。。。ましてや、医療現場は日々戦争状態で日常業務に追われ そんな暇ないよって状況だと思います。医療現場のデジタル化って現場レベルまでって言われたら、ハードルは最も高いのではないかと思います。(講師側としてもどう向き合っていくのか、同業の方ともお話をしたいと思っています。)

変化の第四は年齢です。小学生の生徒さんです。プログラミングは、現在小学校でも必須教科なんですよね。国レベルで企業をみると確かに日系企業でGAFAMのような外資系IT企業に太刀打ちできる企業は少ないです。幸運にも私は この中の一社でマネジメント職をすることができ、それまで長年いた日系グローバル企業との対比をする機会を得ることができました。だからこそ思うのですが、こりゃ全然違うよ 勝てっこないと思う反面、ちょっとした差なんだけどなと思うことも多いのです。じゃ、今の人に期待しないで、将来の子供たちにもっと期待をということも背景にあるのかなと思ってしまいます。

その際、こっちの言語ではなく、こっちがいいよなんて議論をネットで調べるとたくさん見ます。ただ、それもどうなのかなと思う面も最近あり、特にいろいろな言語を同時に教えていると 特定の言語にこだわるのは自由なのですが、それぞれの言語で強み・弱み、得意・不得意、メリット・デメリットがあるわけで、成し遂げたいことに対して最適な手法・言語で進めればよいのではないかなと思うようになりました。言語は手段で、目的ではないのです。実現したい製品やシステムを シンプルに最速で実体化し、メンテナンスには変化柔軟性を持ち且つロバスト性に富んでいるものにすればよいのですよね。(と、言葉では簡単に言いますが。。。)

変化の第五は、自分自身ですね。こういった世の中の変化に、自分自身も講師としても変化していかなければならないのですね。私の経験した外資系企業では「当社の唯一変わらないことは『変化』することだ」とトップマネージャからよく言い聞かされてきました。これは大切だなと共感できます。個人でなんとかできる問題ではないレベルも多いのですが、それでも成行きに留まらず 変化することに恐れずにチャレンジしてみたいと思います。


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