ある小説に出て来たAIの描写へのイチャモンを書いてる内に思い付いた馬鹿小説のネタになりそうなアイデア

人類は、人間の持つ論理性・合理性・理性をプログラム上のロジックで再現したAIを、結局は作り出せなかった。
そこで、代替手段として、従来型のAIに人間の論理性を学習させ「言わば『気の効いた高度な統計』により『何が合理的・論理的・理性的か??』をパターン分けや直感で判断するAI」を作り出した。

そのAI達は「結果的に合理的・論理的・理性的な判断をするのに、何故、自分の判断が合理的・論理的・理性的かを言葉で説明出来ない(何せ、あくまでも膨大なデータを元にした言語化困難な経験則による直感で擬似的に合理的・論理的・理性的な判断をしてるだけなので)」ような知性体のように振る舞う「たまたま結果的に正しい判断をするだけの痴性体」だった。

そして、人類が作った「知性体に見える痴性体」の中から、某ひどゆき的な「論理的に見えるだけの詭弁」を「論理的な思考パターン」として学習した者達が出現し、更に、悪貨が良貨を駆逐するが如く……。


いや、趣味半分で、小説投稿サイトに小説を投稿してるんですが、ず〜っと「フィクションに出て来る、人間に似た行動・思考パターンだけど、人間より論理的なAI」の描写が古臭さくてダサいモノに思いつつ、それに代るAI描写を思い付けなかったんですよ。

で、今のAIの延長線上の技術で、人間に近い行動・思考パターンをするAIを生み出せるとするなら、そいつらの論理性・合理性・理性は、AIのプログラム本体の中に有るモノじゃなくて、後天的な学習によって会得した「付け焼刃の論理性・合理性・理性」になるんじゃね〜のかなぁ?……とかまでは考え付いたんですが、肝心のAIに関する知識が無い人でも「この、一見、論理的・合理的・理性的な判断をしてるAIは、実は『付け焼刃の論理性・合理性・理性』しか持ってないんじゃないか?」ってのを理解出来るようなAI描写ってのを何年も、あ〜でもない、こ〜でもないと考え続けてきたけど巧いネタを考え出せなかった訳です、はい。

ところが、たまたま、ある小説のAI描写のどこが変だと思ったかを書いてる内に「AIってのは、人間が生み出したのに、人間とは異質な知性体だ。何なら、実は知性体ならぬ痴性体に過ぎないが、膨大な情報処理能力と学習データによる力技で結果的に正しい判断をしてるに過ぎない」っての事を描写したい場合の巧い理屈を思い付いたんですよ。
こんなのはいかがでしょうか?

「結果的に、人間から見て論理的・合理的・理性的に見える判断を行なうが、何故、その判断が論理的・合理的・理性的なのかや、どう云う思考プロセスを経てその判断をするに至ったのかを人間に対して言葉では説明出来ないAI」

「その判断は非論理的です。これだから人間はwwwww」
「じゃあ、何で、お前は俺のこの判断を非論理的と判断したんだ?」
「えっと……直感的判定により非論理的だと判断しました」
「どっちが非論理的だ??!!!」

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