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『いつかたこぶねになる日』⑦

⑦『タヌキのごちそう』 
ササキさん、元気かな。今でもセミの脱け殻を集めて、気味悪がられても変人扱いされても構わずタヌキにやってそう。そしてダボハゼや野いちごも好きなことは、知らなさそう、、、だといいな。

野いちごの表記が、覆盆子。清少納言にまで(おおげさ)と書かれているそうだけれど。覆水盆に帰らずを連想してしまいそうな『覆盆子』

 夏来る偏愛(なつ  くる   へんあい)で、
夏が来ると  やみつきに  なるのが
ふくぼんし

ふくぼんし  ふくぼんし   野いちご
この変換が難題だ。

漢詩あるある風のおしまいは、少し弱いとか、、、なるほど。つかみのエッセイっぽい入りかたやタイトルのかわいらしさは、現在に通じる。相乗効果で捉えると、長所になるという発見は、新境地。




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