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初めてのカトマンズ滞在記⑦最終日の駆け込みカトマンズ散策

最終日

丸一日寝込んだおかげで体調は無事に回復。帰りのフライトは22:30発だったため、最終日は丸一日活動できるスケジュール。今振り返ると寝込んだ翌日によくこれだけ活動したなと思うが、午前中はボダナート、午後はホテルの方に勧められたブダニールカンタとYちゃんが気になっていたガーデンオブドリームズへ行き、丸一日カトマンズを満喫した。

ボダナート

チベット仏教の学問と修行の中心で主要巡礼地の一つ。
ネパールに数ある仏塔の中でも最大のもので、カトマンズの観光ガイドでも必ず前の方で紹介されるといっても間違いないだろう、ネパールの象徴的な場所である。

ボダナート 中には入れない

ホテルからタクシーで向かうが、すごい渋滞で、入り口で降ろしてもらうも、入り口からも人があふれ出ている。人の波に流されるようにして何とか中に入った。いつもこんなに混んでいるのかと驚いたが、偶然訪れたその日が、ブッダ・ジャヤンティお釈迦様の誕生日でネパールの祝日。それでこの大混雑のようだった。

仏塔を取り囲むように僧侶の住む僧院やお土産物屋さんが立ち並び、広場になっている周辺をぐるっと一周できる。かなり広い広場だが、途切れることのない人混みで、人波に流されるままに歩いた。

僧院の内部は色鮮やかな見事な装飾がされていて、仏教の宗教芸術の今まで持っていた質素なイメージを大きく覆された。

僧院内の壁や天井は色鮮やかな見事な装飾がされていた

憧れのタルチョにも名前を書いた。1つ購入すると、数十枚の旗がついており、一枚一枚に名前を書くことができる。そして名前を書いた人の分も幸せも祈ったことになる。Yちゃんと2人で1つ購入して名前を書いたが、いくらでも名前が書けるので、思いつく限りの友人の名前を書いた。
名前を書いたタルチョは、仏塔の上にいる係の人に渡すと張ってくれるとのこと。渡したものを張るところを見られるわけではないので、本当に張ってもらえるのかは定かではないが、しばらくはボダナートの一部として、風になびいていると信じたい。

タルチョに家族や友人の名前を書く

モモを御馳走に

ボダナートから一度ホテルに戻るとちょうどお昼の時間。午後の予定も決まっていなかったので、ホテルのオーナーのRさんにおすすめを聞くと、ブルターニカンタがお気に入りの場所とのこと。ブルターニガンタへ向かう前にお昼ご飯を御馳走してくれることになり、一緒にホテルの近くのモモのお店へ。水牛のモモはとても美味しかった。

ガイドブックにも載っているOldEverestMoMoCenterのモモ

ブダニールカンタ

Rさんが呼んでくれたタクシーでブダニールカンタへ。ローカルバスに乗ってみたかったので、バスで行けないか聞いたが猛反対された。
ブダニールカンタはシヴァプリ山の麓にあるカトマンズの郊外の町。ヒンドゥー教の寺院があり、四角の池の中にヴィシュヌ神が祭られている。祝日に合わせて何かお祭りをしているのか、寺院の中は大賑わいだった。
寺院の中をキョロキョロ歩いていると、高校生くらいの女の子2人が英語で話しかけてくれた。はきはきした口調で、自己紹介や寺院の紹介をしてくれたが、私は半分くらいしか聞き取れずYちゃん通訳に頼る。少しだけお話ししてお別れしたが、英語を話したい!という情熱がバシバシ伝わってきて、何だがのんびりしたイメージが多かったネパールとは違った一面を見た気がした。将来こういう女の子がネパールの産業を担っていくのかもしれない。

寺院を出て散歩がてらシヴァプリ山の方向へ向かう。山に向かっているのでひたすら坂を登る。最終日にしてようやく晴天に恵まれたネパールは暑い。どこかでお茶でもしたいなあと思うが、道はどんどん住宅街に。小さな商店はところどころにあるが、病み上がりで警戒心が強くなっているため、何となく買う気になれず、適当に引き返して寺院に戻った。

車が走る横をどこへ行くのか牛が歩いていた
寺院から少し山側へ歩くとカトマンズ盆地が見えてきた

寺院からタクシーを拾うために大通りの方に出ると、バスの列が。ローカルバスの夢を諦めきれず、バスの案内人らしき人に話しかけるが、ほとんど英語が通じない。なす術なし。
仕方ないのでタクシーで帰ろうと再びPathaoアプリにチャレンジ。今回はなぜかわからないが無事に成功して、タクシーでホテルに帰った。

夢の庭

ホテルに帰った後もまだ時間があったので、歩いてガーデンオブドリームズ夢の庭へ。2日目に市街地を散策した時に横を通ったが、高い塀に囲まれ、外界から隔絶された雰囲気で、学校か裁判所のようなものかと思っていた。夢の庭はその名の通り庭園で、カトマンズの賑やか中心市街地のど真ん中にある。元は陸軍元帥のラナ家の宮殿の一部。塀に囲まれているおかげで、外の賑わいからは隔絶され、中は静かな空間が広がっている。噴水の周りに色とりどりの花が咲くよく手入れされた庭園は、都会のオアシスのような場所だった。

いろいろな種類の花が咲いていた
花が美しいのは万国共通


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