古い映画で見た色のない歯車 そんな日々に心引き裂かれ 痛みを止めようと傷叩き続けた 亀裂が広がると知っていながら

ふきだまり月光虫

すすけた工場の街にのぼる月を
何時も見上げていたよ
何時か何時の日か叶えられるはずと
叶わぬ事もあると知らないまま

月よ月よ吹き溜まりにさえも
君の光は今宵も届く
月と工場と吹き溜まりの街で

古い映画で見た色のない歯車
そんな日々に心引き裂かれ
痛みを止めようと傷叩き続けた
亀裂が広がると知っていながら

月よ月よ砕け落ちるたびに
要らぬと投げ捨てた物拾い集めた
失くした温もりとその暖かさを

月よ月よ何故これ程までに
君の光は今宵も綺麗だ、、、
月と工場と吹き溜まりの街で
月と工場と吹き溜まりの街で

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