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27歳のあなたへ
「自分が何がやりたいのかわからない。」
クライアントの27歳の女の子。彼女は2年程務めている営業の仕事をしながら夜は飲食店でアルバイトをしながら留学に行くためのお金をコツコツ貯めて一生懸命頑張っています。
体の疲れはMAX。久々に会うと留学も何のために行くのか分からなくなったしそもそも自分が何をやりたいのか分からないと悩んでいました。
あーそれすごくわかるなーと。
この年代あるあるなんでしょうね。
30歳目前、周りの友達は結婚したりキャリアを積んでステージが変わっていくのを横目にすごくやりがいがあるわけでもなく、かといって辞めるほどでもない慣れた仕事を持ちつつも自分はこのままでいいのだろうか。と
10年前の私も頭の中そんなことでいっぱいだったな。
何がやりたいんだろう何ができるんだろう何が向いてるんだろう何が得意なんだろう。私とは、わたしとは。
そうして悩んだ時期があったからこその今があるし何も無駄なことはなく
悩んで迷って遠回りして、それでよかったとも思うけれども
かつての私に助言できるとしたら
やりたいことを探すのではなく、出来ることで誰かに喜ばれることを探してみたら?
ということ。
よほどの趣味や、わたしはコレだ!というものがないなら
自分が苦も無く出来ることを続けてみることがいいと今なら思います。
「やりたいこと」って範囲広すぎてよくわからないですよね。
わたしは、少しやっていると楽しくて
ご縁や環境が相まって無理なく続けることができて、というよりも続ける道に自然と進んでいった先に自分が心から満足する仕事の仕方が出来るようになりました。
後々になってから今していることが子供のころに憧れていたなりたい仕事像と同じだったということに気づいたのです。
愛情や安心感を得た先に、人が喜びを感じれることの究極は
誰かに喜ばれること、感謝されること、自分を必要とされることだと思っています。
自分がよければそれでいいし、自分が上手くいけばそれでいい。
めんどくさいことは嫌いで頑張ることは苦手で忍耐もない私は
人に喜ばれ必要とされるのが実感できるようになった時に初めて
自分の家族や大切な人以外で「誰かのために頑張りたい」という意欲が湧きました。
それがいつのまにか気づけば「やりたいこと」になっていたし
それに付随して興味のあること挑戦したいことは無限に湧いてきます。
まあ実際には出来ない事も多いですが!
その背景には人がイメージ出来るようになりました。
かつてのやりたいこと探しを模索していたころの自分と比べると、
今は今なりの課題はありますが視界は驚くほどクリアです。
それは自分がしてきたことがたくさんの人に喜んでもらえたという経験が変えてくれたと思っています。
それって仕事だろうと日常生活だろうと同じだとも思うのです。
27歳、素質も性格も体質も自分のことがはっきり分かるほどのデータはまだまだ揃っていません。
情報も多すぎる現在。周りと比べたり自分に振り回されたり
どうすればいいのか分からなくもなると思います。
ですが結局何をしていようが目の前のことを一生懸命やる人は
好きなことが出来ていようといなかろうと必ず今この日にものちに宝となる能力が着々と培われています。そういう人はいつでも何をしても成功しちゃうと思うのです。
わたしの周りの尊敬する人たちはやりたいことをしてきた人というよりも
そんな1日1日を大切にして自分が出来る仕事を一生懸命積み重ねてきた人たちです。
その人たちは例外なく自分のやりたいことにたどり着いています。
一生懸命やってきたから喜ばれ、自分の喜びにつながったのだと思います。
だから、
大丈夫よー!なんでも。
と結局それ。
27歳のあなた(わたし)へ。
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