どっちも嘘がないんだなって
なるべく嘘をつきたくないと思う。
誰かにというよりも、自分自身に。
嫌なものは嫌だと言うし、やりたくないことは仕事以外なるべくやらない。誰かが手を抜いていることも、自分がやらないとと思ったら、ちゃんとやる。
つまらないとかノリが悪いって言われるんだけど。
高校の修学旅行の時、海外だったからホテルは自室以外移動禁止だった。同室の友人は抜け出して別の部屋で盛り上がったらしいけど、僕は行かずに理解出来ない現地のテレビを見て寝た。
部屋を抜け出す楽しさや、一人で眠る寂しさよりも、自分が駄目だと思っていることに正直でいれた心の方が優っていた。
最近、知人とご飯に行った時、既婚者とやった話を聞いた。
相手の家族は?
相手は何て言って出てきてるの?
バレたらどうすんの?
それって幸せになれること?
そうか。
それがあなたの正直さなんだ。
僕はなるべく自分をコントロールしたいけど、そういう嘘のつかなさもあるんだなと思った。
だから僕も知人もどっちも真っ直ぐで、自分に嘘をつきたくないだけなんだな。
僕は3年独り身だ。
でも独りで楽しいし、自分の面倒くささを誰かに負担させたくないなと思う。
よくそう言われるけど、無理矢理恋人を作っても、相手に対しても自分に対しても嘘をつくことになるから、余計無理。
もしかしたらそうやっていったこの先の自分が、過去の自分に裏切られた気分になるかもしれない。
でもさ、今の正直さの積み重ねの先で、本当にそう思うかなって。自分に納得出来る気がする。
だから知人も、相手の家族にバレても、相手から捨てられても、納得出来ると思ってるのかな。
全然正直さの方向は違うけど、実は似てるのかと思った話。
僕がヤリ目のセックスに意味がないと思っているように、僕の疑問や質問も意味がないと切り捨てられるようなものなんだろうな。
何を喋ればいいか、どんどん分からなくなってくる。
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