働く度に病歴が増えたワケ
そうか、ナルホド!って、頭パッカーンって割られました。
この7年間、私は読書とサヨナラしてた。
ムダにスマホをいじくる時間はあるのに、活字を追っていく気力がなかった。読書は頭を使いますから、メンタル死んでる時にはできない趣味です。
ひっさしぶりに図書館に行ってみたら、すぐトイレ行きたくなった。本屋に行ってもそうなる。
久々に選んだ1冊が、
「ブルシット・ジョブ くそどうでもいい仕事の理論」
私もたいがいひねくれている。
ムダなことを、本当はカットできるところを、仕事を生み出すためにあえて削らず、何も生みだしていないことに時間を費やし、対価を得る。
そんな職場はけっこうある。
私が今まで働いてきたところって全部そうだった…かも。
ブルシットジョブは、それでも高給なんだってよ。
くそどうでもいい仕事してた上に、私は薄給だった。つらすぎやん。
病んで正解。
著者が言うブルシット・ジョブには型がいくつかあるのですが、
強制感がある
社会的には無益であることを被従業員が自覚している
無益でないことを繕う必要がある
おおむね高給取りで大企業に存在する率が高い
この辺は共通項。
ここで前職の話を(再び)したいと思う。
7年働いてた職場なのだけど、ほんと説明がややこしい。
最初の6年弱は、委託業務で品質管理や耐久検査をしていました。
次の1年間が、委託元に派遣されて、バイオ系での評価業務。
一連の会社は、同じ会社。
雇用元は違うけど、同じ会社の業務を担っていました。
派遣デビューした時に、委託先で仕事していたことを言ったら、「委託業務って誰にでもできる超簡単なやつでしょ」って鼻で笑われました。
うぅん…。まあね。そうかもね。
でもその簡単な仕事でさえアナタたちは何も把握してなくて、委託先はえらく困ってましたけどね。
ブルシット・ジョブを地でいく皆様のたまり場。
しかもムダにプライドたけぇの。チョモランマ級。
契約社員でさえ委託先を下々だとバカにする傾向。
正社員のジジイ達の仕事は、派遣社員や契約社員の仕事の管理や采配がメインでしたけど、管理なんてできるほど知識も知見も持っていない。しょっちゅうミーティングやってたけど、知らない者同士が机上で話した結果を降ろしてくるので、突き返す事もしょっちゅうでした。
「なんとかならん?(鼻ホジ)」
ならん。
最終的に現場から1人、ミーティング要員だしてた。
ここまで内情がヤバかったのは、この会社の形態がシェアード会社に分類されることにもあったと思う。
親会社の事務、代理代行業、研究開発補助、管理業、購買を引き受けるための会社で、自社製品を売ったり、サービスを自分達で生み出して提供する類の会社ではないのです。
このタイプの会社って、本当にプロ集団を集めてこそな気がするんだけどね。効率化が命題になるし。
今期計画では「売上高ゼロ」を目標に掲げてるわけ。
いかに効率化して、コストを削減していけるかが価値の創出に直結するので。親会社が自社内でその業務をまわしてた時とコストが変わらないとなったら、この会社の存在意義がなくなっちゃうからね。
しかし知恵がないポンコツの集まりだとどうなるか。
コストカット=人員の削減。
人件費を削ることで目標を達成しようとしやがる。
非正規社員ばかり集めて、現場を知って動かしていくのはそこの人達。
仕事の比重が大きくなり、待遇に不満が出ればすぐやめます。
業務の安定化も品質の一定化も無理な話よ。
やりがいが絶対必要ってわけじゃない。
でも、自分が日々やってることを、意味のあることにはしたいじゃないか。
働く期間って長いのよ。何十年も意味がないって自覚しながら働くなんて地獄。
あぁ、地獄にいたジジイ達の末路を見てきたのか。
バイオでの検証業務も、結果ありきでして。試験をパスするために忖度しなければならず、本来の意義とはかけ離れていたことしてましたよ。
意味ないと思いながら働いてました。
だって結果が決まってるなら、私がやってる仕事ってナニ?ってなるよね。
本って凄いわ。
1冊の本を読んだことで、2000文字も書くことになった。
豊かに生きたい。豊かさと何か。お金も必須。生きるって大変。
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