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お金と不安

最近ワタシは手相にゾッコンでございます。
寝ても覚めても考えている。これはなかなか凄いツール!
先生について学ぶってのが、私は初めてで。
タロットと数秘術は独学だった。
先生がいるってええやんって実感中。

2回目のテーマは、手相から見るお金の稼ぎ方だった。

それに伴い、これまでのお金との縁について考えてみた。

私は20代のころ、出稼ぎ労働者だった。
短期派遣で給料が高い仕事につき、一定期間働いたら、その金もって海外に飛ぶっていうサイクルを繰り返していた。
この時の目的は海外にしかないので、他は全てカット。
住まいはシェアハウスで相部屋な時もあった。
都内一等地で3万5千円ぽっきりだったから、安かった。
光熱費ネット消耗品代全て込み!冷暖房使い放題。
トイレットペーパーとか洗剤を自分で買い足す必要もなし。
共用部の掃除とゴミ出しは雇われた人がしてくれる。
リビングにいけば誰かいて、軽く1日を労い、たまに晩酌したりした。

この期間は、全てうまくまわっていた。
人との交流も、好きなこともできていて、経済状況も健全で、なんなら溢れてたし、健康も仕事も何も問題なかった。
しかし基盤は築けない。
行きたかった場所にはとりあえず行けたっていうのと、30を前にしてそろそろ落ち着くかってなったのね。

ここから全てが狂い出したわぁ。

仕事を固定することで何が起こるかというと、収入が常に一定。
私の身分で就けた仕事は、昇給されにくく、天井も低い。
一定の収入の中、やりくりを繰り返さねばならん。
となると、思考が守りに入るようになる。
手元にあるお金の範囲内でしか、動けなくなる。

自由人やってた時は、安定と引き換えに、収入はよかった。
あとお金に愛されていたと思うのよ。
そろそろやべぇなって思うと、臨時収入入ってきたり、もっと給料高い仕事に就けたり。マイナスになることがなかった。

仕事を固定にしたら逆。借金すること増えてったよね…。ナゾ。

私がした仕事の中で印象に残ってるのが、保険会社での死亡保険金の精査。
病気での死亡診断書、事件性のあるやつは検死報告書、事故死の時は事故状況報告書。自死の人もいたし、孤独死もあった。
人生の終わり方にたくさん触れて、色々考えることは多かった。
遺族からの嘆願書がついてきてたりもする。保険金ないと困る旨の。
勤めてた保険会社はけっこう良心的で、嘆願書1枚で精査が緩くなることもあった。最後の判断は人間がするから、助けてって素直に出せる人は強いのよ。
時々クラウドファンディングを叩く人いるけど、叩く側の人って、甘えることができない人の、声なき声なんではないかと思う。

仕事をとっかえひっかえすると、知見は広がり、世の中への許容度はあがっていく。人間関係は流動的で、常に関わる人は入れ替わった。
その中で離れがたいと思った人達とは、今でも繋がっている。繋がる努力をした。

しかし若さゆえか未熟さゆえか。
自由人の時はひたすらインプットの日々だったんだよ。
自分の中に経験や思いや感性、知識や知恵をひたすら溜めていくだけで、使い所は分かってなかった。
今は年の功で、使うこともできる。
だから固定された日々も、必要だったのだとも思う。

不安から始めたことは、あまり良い結果にならない。
心の底からやりたいと思った事なら、やったほうがいい。
色んな死に方した人を書面上で見てきたではないか。
人間いつかは必ず死ぬ。

不安だから資格でも取るか!ってITパスポートの本買った。
内容見て面白くないこともなかったが、今すべきことはコレじゃないと思った。

分かってるけど思いきれない。不安だからだね。不安ってなによ。妄想だよね。起こるかもしれないっていうだけの。

手相教室で、義母の話に感化されて受講しにきたっていう人に会った。
その人は50代。子育てひと段落したタイミング。義母に50代は貯金を全部使ってでも自分に使えと言われたらしい。自分に使える最後のタイミングだと。時間に余裕があり、体力も充実している最高の時期。
今はじめる事は、必ず人生の後半を彩ってくれると。
この人は幸運🤞
傍から聞いてても素敵な言葉をかけてくれる人が、すぐ近くにいた。
そういう関係性を築いてきた、この人の徳でもある。

私は内気であり、人の輪の中にいることは疲れるのだけど、出会いは大事にしているし、頑張るべきところは頑張る。人脈は資産だから。
お金と同じくらい大きい。
豊かさとは、なんでしょう。
お金だけだと無味無臭。
そこに素敵な人たちと、自分自身が満たされていることが加われば、たぶん無敵。

全部欲しい。私は貪欲。


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