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日日是好日

もう少し先だと思っていたイベントがどんどん終わっていき、気がついたら12月。

早いもので今年もあと1ヶ月切ってしまった。

先日、我が家は旦那さんがコロナになり、
急遽実家にコロナ疎開して、
バタバタな日々を送っていた。

結婚生活4ヶ月目でこんな状況になるとは…
人生何が起こるか分からないなとしみじみ思った。

そもそも1年前の自分に"今の自分"が想像できただろうか。

私が思う"なりたい自分"

よく手帳の最初のページに将来なりたい自分を想像することが大事だということで記入する欄がある。

毎年手帳を新調した時、
そんな先のことまで考えれないなぁと思う。

誰に見せる訳でもないのに、
将来なりたい自分像を書き進めれず、
埋まらないまま新年を迎えてきた。

ただ、必ず書いてたことがある。

それは、

  • 大好きな音楽を楽しむ1年にする

  • 美味しいご飯を作ってあげたいと思える人と結婚したい

  • 自分らしさを活かした仕事をしたい

の3つだ。

wish listが10個以上あるから埋めなきゃと奮闘するが、私にとっては上記の3つが満たされた人生が最高なのかもしれない。

きっともっと時間をかけて絞り出せば、
「豪華なディナーを食べに行きたい」とか「年1回は海外旅行にいく」とかも候補に上がってくるだろう。

しかし、それらは世間的に見る成功してる人がやっていそうなことであって、私が思う"なりたい自分"ではないのだと思う。

"なりたい自分"像を書き出し、それを常に意識して1年を過ごしてきたかと言えばそんなことはない。

ただ振り返ってみると、
人生の転機を迎えた時、頭の中にぼんやりとある思いから決めてきた気がする。

色んな人との出会いと別れを経験し、
趣味の音楽を楽しむライフスタイルを貫きつつ、
男ばっかの職場で負けじと働いてきた。

今までの人生には色々な障害が必ずあって、
上手く行かないことばかりだった。

その都度なんとかしようと踏ん張って
必死に生きてきたから"今の自分"があるのだと思う。

気づき

コロナ疎開中は実家で在宅勤務をしていた。
そんな中で久しぶりに母と話す機会があった。

今の結婚生活のことや新しく始めたことなど
色々近況報告をした。

その時たまたまテレビで年商億超の女社長など、
成功している女性を紹介した番組を観た。

アラサーで脱サラして今の地位まで上り詰めたというサクセスストーリーはよくある展開。

こんな億超のやり手起業家になれたら…と
上を見たらキリがないけど思ってしまう。

たまたまそんな番組を母と一緒に観ていたとき、
ぽろっと「この人すごいなぁ…」と呟いた。

母から「たまには自分を褒めてもいいんじゃない?
やれるようになったこといっぱいあるんだから!
もっと自信持って!」と言われた。

そう言われて少し自分の人生を振り返ってみた。

私の人生

小学生の頃から生物学者になりたいという夢を持ち続け、地元の大学の農学部を卒業した。

しかし研究者になれるのは、
ほんのひと握りの人で就活に苦戦。

そんな時、今の会社と出会い、
自動車部品のテストエンジニアになった。

入社当初、工学部卒ばかりの職場で、
自分の専攻とは畑違いな分野に飛び込んで最初は後悔した。

上司が言ってること分からず勉強の日々だった。

苦手な材料力学を独学で勉強して
何度も心が折れそうになった。

向いてないんじゃないかと悩みもがきながら、
入社4年目で周りから頑張りを認めてもらえ、
社内ではかなり早い昇進をした。

農学部に合格した時も
自動車関係の会社に内定をもらった時も
親戚からは「男に産まれたら良かったね」「理系なんて女の子らしくない」「婚期が遅れる」と言われてきた。

そう言われるたび、自分は変わり者で親不孝なんだと落ち込んだ。

趣味の音楽も男っぽく、
毎週末ライブハウスに入り浸り
女の子らしさは確かになかった。

しかし、これまで趣味の音楽を通して
色んな人と出会って様々な価値観に触れ、
自分がワクワクする方を選んできた。

そんな中でフリーランスになるという
新しい目標が出来た。

これまでやりたいことは声に出して宣言してきた

だから美味しいご飯を作ってあげたいと思える人と結婚する!と言い続けて今の旦那さんと出会えた。

どれもただぼーっと待ってて得られたことじゃない。

"なりたい自分"が心の中にあったから
どうしたらなれるか考えて行動に移したから
"今の自分"があるのだ。

昨年まではフリーランスを夢見ながら、
ただ音楽を楽しむ生活を送るだけの
アラサー独身女性だった。

今は趣味も美味しいご飯も共有できる人と結婚し、
現在のキャリアを続けつつ、
フリーランスになる勉強を始めてる。

クライアント様からお仕事がもらえるようになった。

振り返ってみて

こうしたいと心に留めつつ、
日々より良くしていこうと努力してきた
過去の自分がいたから"今の自分"がいるのだと思う。

私は楽をしたい人間なので
努力してきたつもりはなかったが、
母からたまには褒めていいと言われるくらい努力した過去があったようだ。

自分でも気づかないところで形になっていた。

今また"なりたい自分"になるために日々勉強してる。

また、どこかのタイミングで振り返って
自分を見つめる日を作ってもいいかもしれない。

そして、"なりたい自分"になるための糧にしていく。

この繰り返しで自分の人生は形作られる。

何か失敗したとしても、
棺桶に入った時「自分らしい最高な人生だったな」って思える人生になれば良いと私は考えている。

だから、これから先、
心が折れそうなことがあると思うけど
めげずに頑張って行こうと思う。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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