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長い付き合い

ヘッダーの写真に写ってるのは
「メルヘンの木(ソフォラ)」というらしい。
小さくて可愛らしい葉っぱが特徴の観葉植物だ。

先日、地元の友人が結婚祝いとして私にプレゼントしてくれた。

日々の癒しが欲しいという私のリクエストに応えて、彼女なりに色々な意味を込めて選んでくれたそうだ。
その気持ちがとても嬉しい。

出会い

彼女とは小学校の頃からの付き合いで
気がついたら20年近くなる。

お互い忙しい日々が続いてなかなか会えなかった年もあったが、どちらがとなく定期的に遊ぶ約束を交わし、社会人になった今でも毎月のように会っている。

会えばすぐ学生の頃のような気持ちに戻れるこの関係が好きだ。

正直こんなに長い付き合いになるとは思ってなかった。

彼女とは共通の友人がきっかけで知り合った。
中学の頃、同じ吹奏楽部に所属してたが、
私は木管楽器で彼女は金管楽器で付き合うグループが違っていた。

元々の性格も付き合う友人も違っていた。

中学卒業後はお互い違う高校へ進学し、
彼女は文系の大学を選択してOLになった。
私は理系の大学を選択して自動車関係の会社で技術者になった。

見てきた世界、好きなものが違うのに
なぜか一緒にいると楽しい。
不思議だ。

私が就職を機に地元を離れても
「中間地点で会おう」と提案してくれた。
その提案のおかげでこの長い付き合いが途切れることなく続けられているのだと思う。

女友達との付き合い方について

私は学生時代、女友達と上手く付き合えなかった。

彼女曰く、
私は女子の空気を読むのが下手らしい…

思ったことは言ってしまうし、
本能のまま生きているところがあるからだと…

幸い女性の多いクラスや職場とは無縁の人生を歩んできたので人間関係で悩むことは少なかった。

そんな私がここまで長く付き合える女友達というのは
貴重だなとつくづく思う。

私がこれまで出会ってきた女友達は
彼氏が出来たり、結婚したりしたら縁が切れてしまうような関係の築き方をする人が多かった。

彼氏が欲しいと恋愛相談を散々聞かされて
いざ出来て結婚してしまったら用済みになってしまう。

このあっさりとした関係を決して否定はしないが、
一緒に過ごしてきた時間はなんだったんだろうか…
とたまに寂しい気持ちになる。

何人かの女子のグループに所属していれば傍から見ればとても華やかだ。しかし、一人一人の付き合いは淡白なものになってしまうのではないかと思う。

最後に

たくさんの友人よりも
最高の時間を共有できる友人を得られたことは
ほんとに幸せだなと思う。

この出会いに感謝しているし、
これからもこの関係を大切にしていきたい。


小さな葉っぱが愛らしい素敵な贈り物に水をやりながらお返しはどんなものを贈ろうか考える。

穏やかな日々過ごせてることでさえ
感謝の気持ちが溢れてくる。
ありがとう。

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