この前見た夢

気がつくと白を基調とした整然と棚が並ぶ空間にいました。
唯一の出口の扉はスライド式のようですが、全く開きません。
もちろん、自分が何者か、そして何故ここに来たのかは分かりません。
が、それを特に気にもせず、「さて脱出するか」と自分は棚を漁り始めます。

棚からでてきたのは未知の言語で書かれた資料でした。
資料に書かれている文字は1文字がQRコードのように四角が組み合わさって構成されており、1文字に情報が詰め込まれています。
自分はその文字にプログラミングのような機能美を感じるのでした。

資料には簡単な図の対応があった為、資料を解き進めることが出来ました。
次第に、この資料を作っているのは人間ではなく電気信号で生きる生命体のようで、演算リソースが不足していることが分かります。

そしてついに自分の連れてこられた理由が書かれていそうな資料がありました。
彼らは自分がある程度の処理スピードで思考する脳を持っているのかを試しているようです。そのスピードに足りない場合は今までのステップで殺されてしまっていたようです。

しかし、何故自分はここでテストのようなことをさせられているのでしょうか。この最後のステップは何故か時間があるようでした。

最後のステップの資料を見ると、そこにはただ1文字、
『人間の頭を意味する文字』が、
何個も、
何個も、

何個も何個も  何個も何個も  何個も何個も
何個も何個も  何個も何個も  何個も何個も
何個も何個も  何個も何個も  何個も何個も
何個も何個も  何個も何個も  何個も何個も
何個も何個も  何個も何個も  何個も何個も
何個も何個も  何個も何個も  何個も何個も

規則正しく並んでいる様子が描かれていました。
その瞬間、自分は理解しました。
自分にこれから何が起こるのかを。

確かに合理的です。演算装置としての人間に動く必要はありません。
この後、自分の手と足と胴体といった不要な部分は切り取られ、彼らの書く文字のように、整然と並んだノードの1つになるのでしょう。

足元から恐怖が込み上げてきたその時、扉の上にあったランプが緑に光りました。
扉が自動で開きます。


その向こう側は暗闇に閉ざされています。
ただ何かが、抗えない何かが、近寄ってくる音がするのでした。









というところで目が覚めました!!!


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