ぶらり途中下車の旅田山涼成
久しぶりにぶらり途中下車の旅をみた。
コロナ後初の、田山涼成中央線沿線の旅である。
田山涼成。頭、涼しく成りにけり。
コロナも落ち着いて、随分と観光づいてきた日本。世界では記録的な感染者数を出しながらも、テレビ越しではあるがマスクなしの姿も見る。
そんな中、田山ぶらり旅では徹底したマスクが気になった。ロケでは河原で一人、自らの陶芸作品を懸命に写真に収める芸術家(マスク着用)に遠くから話かける田山(マスク着用)。
みんなマスクしてる。東京のはずれ、秋川渓谷の彼方で。そんなわけねえだろ。
一人で河原で写真を撮ってるやつがマスクしてるわけがねえ。ねえ?
さらに、である。
旅番組ではグルメリポートもつきもの。そこでもマスクが微妙に取り扱われていた。
田山は途中創作蕎麦屋に立ち寄るのだが、客ゼロなのに入店から一口目を食べるまでずっとマスク。店主(マスク)も厨房越しで会話し田山に近づきもしない。会計も「ここにお金おいときます」というソーシャルディスタンシング会計。東京都下の広い店内で、さして流行っていなそうな店(蕎麦は美味そうだった)の出来事である。
田山は食べる瞬間マスクを外すのだが、視聴者から見ても、不合理でとても面倒くさそうである。なんなら急にマスクを外すので不安になる。
グルメリポートは続き、次は西荻窪だったと思うがソーメンバーガーなるゲテモノ(でも美味そう)を食べるのだが、その店もがらんどうである。そこでも前段同様な不安なグルメリポートが行われる。
民放各局が試行錯誤の中、収録を撮影を始めだした。特にロケ番組は世間様に「たたかれまい」と徹底した“お見本”を放送する。食べる瞬間そのときまで、タレントにはマスク着用が義務付けられている。
これはなんだか文民統制の先駆けのようで…どうも不安を感じる。
面白かったんだけどね。大好きですぶらり。
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