見出し画像

memo_20201001

2020/10/01
前営業日(9/30)の金融市場トピック&サマリ


株式市場
〇日経平均は23185.12円(前日比▲353.98円)と4日ぶり反落。
〇日本時間午前10時より行われる米大統領候補のテレビ討論会を見極めたいとしてもみ合いに。
〇ただ、後場では討論会を受けて時間外取引で米株先物が急落し、日本株も連れ安となる形で下げ幅を拡大した。

〇中国株式市場は反落して終了した。
〇好調な9月の製造業PMIを受けて楽観的なムードが強まったが、不動産や素材関連株が売られ値を消す展開となった。

〇欧州株式市場でSTOXX欧州600指数はほぼ横ばいで取引を終えた。STOXX欧州600指数 は361.09(▲0.11%)。
〇冴えないアジア株の流れを引き継いだ。ただ、米国株式指数が上昇して始まるとつれ高する場面も見られた。
〇ECBのラガルド総裁が戦略見直しについて、米FRBに追随して目標を上回る物価上昇率を容認する可能性を示唆した。
〇ただ、マーケットの反応は限定的となった。

〇米国株式市場で主要3指数は上昇して取引を終えた。
〇追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る協議継続や良好な経済指標が買い手掛かりとなった。
〇ペロシ米下院議長とムニューシン米財務長官が暗礁に乗り上げている追加のコロナ経済対策を巡り協議した。
〇膠着状態が打開されることへの期待感から米国株価指数は上昇した。
〇ただ、共和党のマコネル上院院内総務は「コロナ対策を巡る与野党間の溝は依然深い」との認識を示したことで、株価指数は午後に下げ幅を縮小する場面も見られた。
〇また、NY取引時間の朝方に発表された米国9月ADP雇用統計は+74.9万人と市場予想(ロイター調査)を上回った。

〇引け後の報道によると、ムニューシン米財務長官は30日、暗礁に乗り上げている追加の新型コロナウイルス経済対策を巡りペロシ下院議長と会談し、多くの点で前進があったと述べた。
〇ペロシ議長は声明で、ムニューシン長官との間で「さらにはっきりさせる分野が見つかった」とし、今後も協議を続ける考えを示した

〇S&P主要11セクター中10セクターがプラス圏で取引を終えた。とりわけヘルスケアと金融の上げが目立った。
〇電動トラックメーカーの二コラは+14.5%と急伸。
〇ラッセルCEOは、エネルギー会社との提携協議が合意に近づいていると明らかにしたほか、浮上している詐欺疑惑を巡り同社を擁護した。
〇一方、米半導体大手マイクロン・テクノロジーは▲7.4%安。
〇ファーウェイへの半導体販売に必要な新たな認可をまだ取得していないと明らかにしたことが嫌気された。
外為市場
〇ドル円はドルが売られ、105円台前半へと前日から小幅に下落した。
〇ドル以外の先進国通貨・新興国通貨は強弱まちまち。英ポンドは対円で上昇したほか、原油価格の上昇を受けてカナダドルのほか、ロシアルーブル、メキシコペソなどが上昇した。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?